アスタキサンチンの6つの効果  臨床研究結果をもとにアンチエイジング効果を専門家が解説

2024. 06. 27
監修:望月みどり プロフィールを見る >

漢方養生指導士・サプリメントアドバイザー・健康管理士
女性の健康に関する専門性の高い記事を数多く執筆。 漢方養生指導士、サプリメントアドバイザーの知識を活かし、女性向けサプリメントの開発にも携わる

「アスタキサンチンってどんな効果があるの?」

「美容や老化防止にいいって聞いたけど、本当に効果があるの?何を食べたら摂れるの?」

このような疑問やお悩みをお持ちではありませんか?

年齢を重ねるにつれて、シミやシワなどの美容面はもちろん、老眼や生活習慣病など身体の不調が気になりますよね。

アスタキサンチンとは、トマトに含まれるリコピンや人参に含まれるβカロテンなどと同じ「カロテノイド」と呼ばれる天然色素の一種です。

アスタキサンチンは「高い抗酸化作用」を持っており、美容や健康などアンチエイジングに効果があります

具体的にアスタキサンチンには、アンチエイジングに効く6つの効果があります。

とはいえ、美容や健康などに本当に効果があるのか、知ってから取り入れたいですよね。

そこでこの記事では、アスタキサンチンの信ぴょう性を確かめるために、臨床研究の結果から分かった本当の効果をご紹介します。

アスタキサンチンは、エビやいくら、鮭など多くの赤い食品に含まれます。

食品から簡単に摂取できそうに感じますが、効果がある適正量を摂ろうと思うと、日常生活で食べきれない量になってしまいます。

効率よく上手に摂取するためには、サプリメントがおすすめです。

この記事では、サプリメントの選び方も詳しく解説します。

この記事を読むと分かること
  • エイジングケアに良いアスタキサンチンの効果が詳しく分かる
  • 実際の研究結果からアスタキサンチンの本当の効果が分かる
  • 食品からアスタキサンチンを摂るのが難しく、サプリで摂るのがおすすめだと分かる
  • アスタキサンチンのサプリの選び方が分かる

この記事を読むことで、アスタキサンチンの具体的な効果が分かり、効率のいい上手な摂り方ができるようになります。

若々しく健康に過ごすために、まずはアスタキサンチンの素晴らしい効果から、1つずつじっくりとご覧ください。

抜群のアンチエイジング!アスタキサンチンの6つの効果

冒頭でも触れましたが、アスタキサンチンには6つの効果があります。

抜群のアンチエイジング!
アスタキサンチンの6つの効果
シミやシワを抑制する美肌効果
肌の乾燥を防ぐ保湿効果
筋肉の疲労を軽減する効果
眼精疲労を回復する効果
脳の衰えを防ぐ効果
動脈硬化・糖尿病・メタボリックシンドロームなどの
生活習慣病の予防効果

なぜ、上記のように様々な効果があるかというと、高い抗酸化作用などの美容や健康に嬉しい作用があるからです。

私たちは生きていくために呼吸をし、酸素を取り入れて生活をしています。

取り入れた酸素は代謝される過程で活性酸素に変化します。

この活性酸素が細胞を傷つけてしまうことで「老化」や「病気の発生」の原因となってしまうのです。

アスタキサンチンは、活性酸素を無害化する抗酸化作用がビタミンCの6,000倍・ビタミンEの1,000倍と言われていて、美容や健康に効果があります

ここでは、高い抗酸化作用を持ちエイジングケアにぴったりのアスタキサンチンの効果を、詳しく見ていきましょう。

1-1. シミやシワを抑制する美肌効果

アスタキサンチンには、シミやシワを抑制する美肌効果があります。

章の冒頭でも話した通り、高い抗酸化作用があるため、シミやシワを防いでくれます。

そもそも肌の老化の1番の原因は、紫外線です。

紫外線を浴びると活性酸素が大量に生み出され、皮膚の細胞膜が衰えて酸化してしまいます。

皮膚が酸化してしまうと、肌内部にあるコラーゲンやエラスチン(コラーゲン同士を結びつける働き)が減少したり、メラニン色素が増えたりして、シワやシミなど目に見える肌トラブルが増えてしまうのです。

アスタキサンチンには高い抗酸化作用があり、ビタミンCの6,000倍・コエンザイムQ10の800倍以上と言われています

特に、紫外線を浴びることによって生み出される活性酸素に対して最も威力を発揮し、シミやシワから守ってくれます。

活性酸素を抑えることができるアスタキサンチンは、肌の深い悩みであるシミやシワを防ぐことに繋がるのです。

1-2. 肌の乾燥を防ぐ保湿効果

アスタキサンチンを摂ることによって、肌の保水力が上がり、乾燥が緩和してくれます。

なぜかというと、アスタキサンチンがバリア機能の低下を抑制してくれるからです。

バリア機能とは、体内の水分が失われるのを防いだり、外部のアレルギー物質や紫外線から守ってくれたりする機能のことです。

バリア機能が低下すると、冬の乾燥や長時間のエアコン、紫外線によるダメージなどによって肌の乾燥が引き起こされます。

乾燥してしまうと、肌がカサカサするだけでなく、肌あれやシワ・シミにつながってしまいます。

アスタキサンチンを摂ることによって、バリア機能を守り、肌の水分量を維持することができます

また、高い抗酸化作用により、肌の水分を維持してくれるコラーゲンのダメージを防ぐことも可能です。

肌の乾燥を防ぎ、みずみずしい肌を保ってくれるアスタキサンチンは、肌を若々しく保つ強い味方です。

参照:日本補完代替医療学会誌『アスタキサンチン含有飲料の肌におよぼす影響』

1-3. 筋肉の疲労を軽減する効果

アスタキサンチンには、筋肉の疲労を軽減する効果があります。

なぜなら、アスタキサンチンの高い抗酸化作用が活性酸素を除去するからです。

運動を行うと、体内で活性酸素が大量に発生します。

運動により発生した活性酸素は、筋肉細胞の膜を破壊してしまいます。

こうして筋肉細胞の膜が傷つくことで、筋肉痛や筋肉疲労が起こってしまうのです。

アスタキサンチンを補給し、細胞内に蓄えておくことによって筋肉細胞の膜の破壊を防ぎ、疲労が抑えられて回復を早めてくれます。

持久力が高まり、疲れがすぐに回復するので、より効率的に筋力アップさせてトレーニング効果を実感できるのです。

スポーツ選手で筋力アップをしたい人はもちろん、運動によるダイエットやメタボリックシンドロームの改善にもつながります

ただし、運動後にアスタキサンチンを摂取したのでは効果を期待できません。

あらかじめ筋肉内に蓄えておくことで、疲れを残りにくくし回復を早めてくれます。

筋肉の疲労を軽減したい場合は、日常的にアスタキサンチンを摂る必要があることを覚えておきましょう。

1-4. 眼精疲労を回復する効果

アスタキサンチンは、眼精疲労を回復する効果があります。

なぜなら、アスタキサンチンの栄養は目の奥細部まで入り込むことができる数少ない成分だからです。

目には、視力に関する重要な神経組織があります。

そのため血液と目をつなぐ組織の間に「血液網膜関門」が存在します。

これはフィルターのような役割をし、目に必要なものだけを選別して余計な物質はすべて通れなくなっています。

同じ抗酸化作用があるビタミンCやビタミンEなどは、血液網膜関門を通れず目の奥細部まで入り込むことができません。

「2-3. 研究結果3|眼精疲労と調節機能が回復した」でもご紹介しますが、実際の臨床研究によると、アスタキサンチンを4週間摂取することで、眼精疲労が回復したと報告があります。

アスタキサンチンは、栄養が届きにくい目の奥細部までしっかり届いて作用し、眼精疲労を回復させてくれるのです。

参照:北市 伸義 北海道医療大学個体差医療科学センター 眼科 北海道大学大学院医学研究科 炎症眼科学『アスタキサンチンの眼に対する臨床効果』

1-5. 脳の衰えを防ぐ効果

アスタキサンチンには、脳の衰えを防ぐ効果があります。

「1-4. 眼精疲労を回復する効果」と同じく、アスタキサンチンは目や脳にまで入り込むことができる数少ない成分だからです。

脳は、人間にとって1番重要な器官です。

脳にも「血液脳関門」と呼ばれるフィルターのような役割をする場所があります。

目と同じく、必要なものだけを選別し余計な物質はすべて通れません。

アスタキサンチンは、脳までたどり着くことができる優秀な成分なのです。

脳の酸素消費量はからだ全体の酸素消費量の約20%に相当し、最もたくさんの酸素を必要とする器官です。

酸素消費量が多い脳では、大量の活性酸素が発生していると考えられます。

抗酸化作用が高いアスタキサンチンが脳まで届き作用することによって、脳を活性酸素から守り、脳の衰えを防いでくれるのです。

1-6. 動脈硬化・糖尿病・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防効果

アスタキサンチンは、動脈硬化や糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を予防する効果があります。

1-6-1. 動脈硬化の予防効果

アスタキサンチンは動脈硬化の予防に効果があります。

アスタキサンチンの高い抗酸化作用によって動脈硬化を防ぐからです

動脈硬化は、血中にあるLDLコレステロールが活性酸素によって酸化し、血管壁に蓄積して血管が固くなることで起こります。

さらに進行すると、血管壁にたまったLDLコレステロールを排除するために、体内を掃除する「マクロファージ」と呼ばれる免疫細胞が集まってきます。

しかし、LDLコレステロールが処理しきれないほど多く存在すると、プラークと呼ばれるコブのような塊を作ってしまいます。

動脈硬化が進むと、血液の流れが悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気につながることもあります

アスタキサンチンは、動脈硬化の原因である血中のLDLコレステロールの酸化を防ぎ、マクロファージの活性化を抑えてくれます

アスタキサンチンは、さまざまな疾患の原因である動脈硬化の予防にも役立つ成分です。

参照:KAKEN『お茶の水大学 抗酸化食品による動脈硬化予防作用に関する多面的研究』

1-6-2. 糖尿病・メタボリックシンドロームの予防効果

アスタキサンチンは、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防効果もあります。

アスタキサンチンの摂取で、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防に役立つ「アディポネクチン」というホルモンの分泌が増加するからです。

富山大学がマウスを使って行った実験によると、アスタキサンチンを摂取させることによって、脂肪や血糖値が抑えられたことが分かっています。

また、同実験で血糖値が下がっただけでなく「インスリン」も効きやすくなった効果が報告されています

アスタキサンチンの抗酸化作用によって、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防が期待できます。

参照:MDPI『Astaxanthin, a Marine Carotenoid, Maintains the Tolerance and Integrity of Adipose Tissue and Contributes to Its Healthy Functions』

【実際の研究結果紹介】アスタキサンチンは効果がない?研究から分かる本当の効果

アスタキサンチンの効果について解説しましたが、メカニズムだけでは本当に効果があるのか疑問に思う方もいるでしょう。

ここでは、アスタキサンチンがもたらす効果について、人を対象として行われる臨床研究で証明された結果をご紹介します。

研究から分かる、アスタキサンチンの本当の効果についてご覧ください。

2-1. 研究結果1|肌の乾燥の緩和とシミ・肌の弾力性やキメが改善した

アスタキサンチンを含む飲料を飲むことによって、肌の乾燥の緩和と同時に、シミや肌の弾力性、キメが改善しています。

この研究の結果から、年齢を重ねるにつれて気になる、シミやキメなど肌悩みにアプローチできることが分かります。

【アスタキサンチンを含有する飲料が肌におよぼす影響】

加齢による肌のたるみや乾燥、くすみが気になる30歳以上50歳未満の日本人女性を対象に検証した。

研究結果を客観的に評価するために、20名のアスタキサンチン含有飲料(3㎎)摂取したグループと20名の対照グループ(プラセボ※飲料を摂取)に無作為に振り分けて、「アスタキサンチン摂取前」、「アスタキサンチン摂取4週間後」、「アスタキサンチン摂取8週間後」に評価を行った。

アスタキサンチンを摂取したグループは、皮膚の水分量や水分の蒸発量、肌の赤み、皮膚弾力性、キメの項目において、対照グループよりも有意に改善した。

この結果から、皮膚のバリア機能が改善され、肌の乾燥の緩和と同時に、シミや肌の弾力性、キメに対する効果が有すると考えられた。

※プラセボとは、見た目や味は同じで薬効成分を含まないものを示す偽薬のこと

参照:日本補完代替医療学会誌『アスタキサンチン含有飲料の肌におよぼす影響』

2-2. 研究結果2|アスタキサンチンの筋肉疲労の軽減効果を確認

アスタキサンチンを摂取することによって、筋肉疲労の軽減効果を確認しています。

こちらの研究は、アスリートを対象に検証しています。

激しい運動をするアスリートは、一般人よりも多くの栄養が必要とされます。

通常の運動量やダイエットなら、なおさら疲労回復効果が実感できるでしょう。

【東海大学駅伝チーム対象の臨床試験で天然アスタキサンチンの疲労軽減効果を確認】

東海大学陸上競技部長距離ブロックに所属する1~3年生の男子30名を対象に実施。

5,000m走のタイムが等しくなるように、アスタキサンチンカプセル(12㎎)を摂取したグループとプラセボカプセルを摂取した2グループに分けて8週間服用した。

服用期間中は、採血、採尿、バイタルサイン、問診などを行ったほか、ウェアラブル端末※により肺活量を測定した。

アスタキサンチンを摂取したグループでは、問診項目の「疲労の回復速度」「筋肉痛」「身体の重さ」の項目に関して改善の傾向を示している。

また、筋肉の損傷と関係がある血清中のクレアチンキナーゼの数値が低く、筋肉の回復が有意であることが確認されている。

※ウェアラブル端末とは、腕時計のように手首に装着する電子機器のこと

参照:学校法人東海大学『東海大学駅伝チーム対象の臨床試験で天然アスタキサンチンの疲労軽減効果を確認~東海大学医学部・体育学部・医学部付属東京病院、アスタリール株式会社による共同研究の成果を日本抗加齢医学会で発表~』

2-3. 研究結果3|眼精疲労と調節機能が回復した

アスタキサンチンは、目に関する臨床効果も確認されています。

こちらの研究では、眼精疲労とピント調節機能が回復しています。

この研究から、アスタキサンチンを摂取することによって、目の疲労感やピント調節などの悩みにアプローチしてくれることが分かります。

【アスタキサンチンの眼に対する臨床効果】

日常的にパソコン業務が多く、眼精疲労を自覚する健康成人を対象に検証を行った。

4週間アスタキサンチンを摂取したグループとプラセボ薬を摂取した対照グループに分け、眼精疲労とピント調節機能を比較した。

〇眼精疲労
眼精疲労では、自覚的視覚アナログスケール法を用いて、摂取前後の客観的眼精疲労評価を行った。

その結果、12項目中「目が疲れやすい」「眼がかすむ」「眼の奥が痛い」など8項目で有意な改善が見られた。

〇ピント調節機能
14日目と28日目で比較すると、アスタキサンチンを摂取したグループでは、ピント調節力が有意に改善し、摂取日数が長くなるほど増強した。

上記の結果から、アスタキサンチン摂取は、眼精疲労の軽減とピント調節疲労の改善に有効であることが分かる。

参照:北市 伸義 北海道医療大学個体差医療科学センター 眼科 北海道大学大学院医学研究科 炎症眼科学『アスタキサンチンの眼に対する臨床効果』

アスタキサンチンを多く含む食品一覧

アスタキサンチンの効果が分かったところで、上記の効果を得るためには何を食べればいいのか気になりますよね。

ここではアスタキサンチンを多く含む食品を一覧でご紹介します。

【アスタキサンチンを多く含む食品一覧】
食品名 100gあたり 1食目安量
桜エビ(生) 7.15㎎ 0.7㎎/大さじ2(10g)
車エビ 2.81㎎ 3㎎/3本分
紅鮭 2.0㎎ 2.0㎎/1切れ
銀鮭 0.97㎎ 0.97㎎/1切れ
白鮭 0.87㎎ 0.87㎎/1切れ
イクラ 0.87㎎ 0.43㎎/イクラ丼(50g)

トマトに含まれるリコピンや人参に含まれるβカロテンと同じく、アスタキサンチンは赤色成分です。

これらの食品の赤い色は、アスタキサンチンに由来します。

他にも、

  • カニ
  • たらこ
  • キンメダイ

などの甲殻類や赤い色の魚介類など赤い食品に多く含まれています

【アスタキサンチンの推奨摂取量や許容量は決まっていない】

アスタキサンチンは、自然界に存在する栄養素なので、とくに推奨摂取量は決められていません。

「6-3. Q3|副作用や過剰摂取によるリスクはある?」でも説明しますが、安全性の点で問題はないので、許容量も決まっていません。

ただし、エビやカニは7大アレルゲンにも指定されています。食べすぎには注意しましょう。

日常生活でアスタキサンチンを摂取するのは難しい!

冒頭でも少し触れましたが、日常生活でアスタキサンチンを摂取するのは難しいです。

アスタキサンチンの推奨量は明確に決められていませんが、よく研究や実験で効果を得ている量は3㎎~12㎎です。

また、日本で販売されているアスタキサンチンのサプリメントに含まれている含有量は6㎎~12㎎のものが多いです。

このことから、十分に効果を得ようとすると、6㎎以上摂る必要があるといえます。

効果を得るために、6㎎を食品から摂ろうとすると、これだけの量を食べなければなりません。

アスタキサンチンを6㎎摂るために必要な量
イクラ どんぶり2杯分
鮭の切り身 4~7切れ
エビフライ 6本
たらこ 6腹

上記の例を見て分かるように、この量を毎日の食事で食べることはできませんよね。

エビフライならどうにかなりそうですが、脂質も多く栄養バランスが偏ってしまいます

最低限の3㎎を摂ることを考えても、毎日同じようなものを食べると飽きてしまい続きません。

特に、エビやカニなどはアレルギーも懸念されます。

効率よく上手に摂るのであれば、サプリメントがおすすめです。

アスタキサンチンを含むサプリメントであれば、1~2粒飲むだけで簡単に摂取できます

また、藻類であるヘマトコッカス藻由来のサプリメントが多いので、甲殻類アレルギーの方でも使用できるタイプのサプリメントが豊富です。

基本的には、米や野菜、たんぱく質など栄養バランスを考えた食事をメインとして、アスタキサンチンはサプリメントで補うことをおすすめします。

アスタキサンチンのサプリメントの選び方

アスタキサンチンはサプリメントで摂取するのが効率的でおすすめとご紹介しましたが、市場にたくさんのサプリメントがあるため、どれがいいのか迷ってしまいますよね。

この章では、アスタキサンチンのサプリメントの選び方を詳しく解説します。

アスタキサンチンの
サプリメントの選び方
アスタキサンチンの配合量で選ぶ
不調に合わせてアスタキサンチン以外の配合成分から選ぶ
安全性が確認されているサプリメントを選ぶ
甲殻類アレルギーの人は表示を確認する

5-1. アスタキサンチンの配合量で選ぶ

サプリメントはアスタキサンチンの配合量で選びましょう。

先ほども述べましたが、アスタキサンチンの1日の推奨量は明確に決められていませんが、効果を得るためには、6㎎~12㎎を目安に摂るのがおすすめです。

したがって、パッケージの成分表示欄や1日の摂取目安量の項目で「アスタキサンチンの含有量6㎎」以上と記載されているものを選ぶようにしましょう。

一般的に日本で販売されているアスタキサンチンのサプリメントは6㎎~12㎎配合のものが多いです。

普段の食事で「3. アスタキサンチンを多く含む食品一覧」でご紹介した食品をあまり食べない方は、アスタキサンチンの配合量が多いサプリメントを選ぶと、効率よく摂取できますよ。

【アスタキサンチンの表示に注意しましょう】

アスタキサンチンのサプリメントの中には、アスタキサンチンの配合量ではなく、ヘマトコッカス藻色素の量が記載されている場合があります。

ヘマトコッカス藻にはアスタキサンチンが含まれていますが、含有量が異なります。

正しい量を明確に摂取したい場合は「アスタキサンチン6㎎」といったように明確に表示しているサプリを選びましょう。

5-2. 不調に合わせてアスタキサンチン以外の配合成分から選ぶ

お肌や身体の不調に合わせて、アスタキサンチン以外の配合成分もチェックしましょう。

なぜなら、アスタキサンチン単体で補うよりも、複合的に栄養素を摂る方がより効果を期待できるからです。

特にあなたが気になっているお肌の悩みや身体の症状に合わせて配合成分を選ぶことで、気になる症状にアプローチしてくれます。

例えば、以下のように選んでみましょう。

【アスタキサンチン以外に含まれる代表的な成分】
成分 おすすめできる人・期待できる効果
ビタミンE 【肌のカサカサ・くすみが気になる】

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 酸化ストレス抑制

【生活習慣病が気になる】

  • 動脈硬化・血栓の予防
  • LDLコレステロール減少
ビタミンC 【シミ・そばかすが気になる】

  • 抗酸化作用
  • コラーゲン生成
  • メラニン色素沈着予防

【毎日のストレスが気になる】

  • 抗ストレス作用

【病気に対する抵抗力を上げたい】

  • 免疫力向上
  • 抗ウイルス作用
ヒアルロン酸 【シワやたるみ、ハリ不足などが気になる】

  • 肌の水分量の増加
  • 乾燥予防
コエンザイムQ10 【シワやたるみが気になる】

  • 抗酸化作用

【毎日の疲れやすさが気になる】

  • 疲労回復

【体脂肪・肥満などが気になる】

  • エネルギー生成を促す
ルテイン・ゼアキサンチン 【眼の疲れや眼の衰えを感じる】

  • 眼の疲労感
  • 目のぼやけの緩和

上記の成分は、アスタキサンチンのサプリに配合されていることが多い代表的な成分です。

今気になっている症状に合う他の成分が配合されているものを選ぶことで、他のサプリを探さなくて済みます。

アスタキサンチンのサプリメントを選ぶ際には、他の配合成分にも着目して選んでみましょう。

5-3. 安全性が確認されているサプリメントを選ぶ

美容や健康に気を使うのであれば、安全性が確認されているサプリメントを摂るべきです。

なぜなら、このサプリメントが「どんな工場で作られているのか」「どういった工程を得て製造されているのか」ということが、はっきりと分からないからです。

現在の日本では、サプリメントの安全性や品質について明確な法的規制がありません。

サプリメントを製造している工場の衛生管理や対策が十分でない場合や、含有量の表示通りに成分が入っていないということも考えられます。

安全性が確認されているサプリメントは、第三者機関から認定を受けた「GMP認定工場」で製造されています。

※GMP(Good Manufacturing Practice)とは、適正製造規範のことです。

厚生労働省の「健康食品GMPガイドライン」に則った製造や品質管理の実地状況を、第三者機関が評価を行っています。

日本国内では、「公益財団法人 日本健康・栄養食品協会」と「一般社団法人 日本健康食品規格協会」の2つの第三者機関で行われています。

GMPの三原則

  • 製造工程での人為的な誤りを防止します
  • 製造の汚染及び品質低下の防止に努めます
  • 個々の製品に係る品質の均質化を図ります

具体的には、上記の三原則に取って『原材料の入庫から製造、出荷に至るまでの全ての過程において、製品が「安全」に作られ「適正な品質管理」を行うよう定めた』ものがGMPです。

このGMPの三原則に従って、サプリメントを製造し、監査に通った企業や工場だけが「GMP認定工場」と認められます。

必ずしも「GMP認定工場で製造されていないサプリメントは危ない」というわけではありませんが、第三者の専門機関による監査によって認められたということなので、安全性は高いといえるでしょう。

GMP認定工場で作られたサプリメントには、パッケージや商品の公式ホームページに「GMP」のマークが記載されています

また、各機関のホームページにもGMPの認定を受けた企業が記載されています。

安全性が気になる方は、購入するときに確認しましょう。

5-4. 甲殻類アレルギーの人は表示を確認する

甲殻類アレルギーの人は、サプリメントの表示を確認するようにしましょう。

アスタキサンチンのサプリメントのほとんどは、藻類であるヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンを利用しています。

しかし、エビやカニなど甲殻類由来のアスタキサンチンが含まれている商品がないとも限らないからです。

甲殻類アレルギーがある人は、念のために原材料の項目にカニやエビなどの甲殻類のアレルゲンが含まれていないかどうか確認してください

「アスタキサンチン」や「アスタキサンチンサプリ」のQ&A

最後に「アスタキサンチン」や「アスタキサンチンのサプリメント」に関するよくある質問をQ&A形式でお答えします。

気になる項目があれば、確認しておきましょう。

6-1. Q1|アスタキサンチンのサプリを飲むタイミングは?

A. アスタキサンチンは、食後に飲むと効果的です。

飲むタイミングは「朝食後」または「夕食後」と毎日続けられる決まったタイミングで飲むのがおすすめです。

アスタキサンチンのサプリメントを飲むタイミングは、食後をおすすめします

アスタキサンチンは脂溶性のビタミンです。

食事の中に含まれる脂と一緒に摂取することで、体内への吸収が高まると考えられています。

反対に、空腹時や胃が空っぽの状態だと、吸収が悪くなる可能性があります。

アスタキサンチンは、体内に長時間とどまります。

食後であれば、朝や夜など時間は気にせず飲んで大丈夫です。

飲み忘れ防止のために「朝食後に飲む」、「夕食後に飲む」など、毎日続けられそうな決まったタイミングで飲んでみてくださいね

6-2. Q2|アスタキサンチンのサプリをどれくらい続ければ効果がある?

A. アスタキサンチンの効果がいつ出るのかというのは、個人差があり明確な基準はありません。

アスタキサンチンの効果がいつ出てくるのかという、これといった明確な基準はありません。

サプリメントは、穏やかな働きかけをしてくれるので、相性によって実感には個人差があります。

アスタキサンチンの効果を実感するのも個人差があり、数日・数週間といった短期間では効果は現れません。

日々の体調管理や美容のサポートとして、3ヶ月を目安に継続してみましょう。

3ヶ月継続してもアスタキサンチンの効果を感じられない場合は、アスタキサンチンとの相性が悪いことも考えられます。

効果を感じられない場合は、

  • 気になる症状を解消する他のサプリメントを飲んでみる
  • これまでサプリメントに記載されている量を毎日継続していたか振り返る

といったことを行い、様子を見ることをおすすめします。

6-3. Q3|副作用や過剰摂取によるリスクはある?

A. アスタキサンチンの副作用や過剰摂取によるリスクはないと考えられています。

アスタキサンチンは、脂溶性のビタミンです。

特に脂溶性のビタミンは、体内で排出しにくく、過剰摂取によるリスクが心配ですよね。

アスタキサンチンの副作用や過剰摂取によるリスクなどは、現在報告されていません。

アスタキサンチンの安全性を確認するための研究実験でも、安全性において問題がないと考えられています。

【安全性を確認する研究】
【アスタキサンチンのサプリメントの安全性】

健常者15人が12週間の長期にわたり、アスタキサンチン9㎎を摂取し、医師による診察を含む理学的検査、血液検査、血液生科学的検査、尿検査を行ったところ、問題となるような数値の変動は見られていません。

 

【過剰摂取の安全性】

健常者男女5名ずつがアスタキサンチンを30㎎/4週間摂取し、血液学的検査、血液生科学的検査、尿検査を行ったところ、問題となるような有害事例は見られていません。

しかし、アスタキサンチンのサプリメントには、他の脂溶性のビタミンなど過剰摂取での安全性が認められていないものも含まれている可能性があり、必ずしも副作用やリスクがないとは言い切れません

例えば、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、Kに関しては、過剰に使用することで副作用が起こる可能性があります。

たくさんアスタキサンチンを摂れば、より効果がでるというわけでもないので、必ず記載されている目安量を守り、正しく飲みましょう。

6-4. Q4|アスタキサンチンと飲み合わせが悪いものってある?

A. アスタキサンチンとの飲み合わせが悪い医薬品やサプリメントの報告は、現在のところありません。

アスタキサンチンと飲み合わせが悪い医薬品やサプリメントの報告は現在のところありません。

しかし、飲んでいるサプリメントや医薬品への悪影響が必ずしもないとも言い切れません。

病院から処方された医薬品を飲んでいる人は、医師や薬剤師に相談してから飲み始める方が安心です。

飲み合わせが心配な方は、一度かかりつけの医師や薬剤師に相談してみてくださいね。

※同じカロテノイドを含むトマトやニンジンを一緒に摂取することで、競合が起こってしまい、吸収が悪くなる可能性があります。しかし、サラダに含まれるトマトやニンジンなど日常生活で食べる量程度では問題ないと考えられます

アスタキサンチンを含む食品やサプリメントにおいては、食べあわせの相性は気にせず、美容・健康のためのバランスの良い食事を摂るように心がけましょう

6-5. Q5|妊娠中・授乳中でも使用できる?

A. 妊娠中や授乳中の人は、アスタキサンチンのサプリメントをおすすめしません。

妊娠中や授乳中の人は、アスタキサンチンのサプリメントをおすすめしません。

しかし、アスタキサンチン自体が妊婦や授乳婦にとって悪い成分というわけではありません。

妊婦や授乳婦へのアスタキサンチンのサプリメント安全性の研究が進んでいないからです。

アスタキサンチンはエビや鮭といった食品にも含まれます。自然に存在する栄養素なので、食事から摂取する分には問題ありません。

妊婦や授乳婦への安全性の研究が進んでいないこともそうですが、サプリメントには、アスタキサンチン以外にも他の成分や添加物が配合されていることがあります。

中には妊娠中や授乳中に使用することに対して保証されていないものが含まれていることがあります。

どうしてもアスタキサンチンのサプリメントを使用したい場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。

まとめ

アスタキサンチンの効果について解説しました。

記事の最後に、アスタキサンチンの要点についてまとめておきます。

アスタキサンチンには、6つの効果があります。

  • シミ・シワを抑制する美肌効果
  • 肌の乾燥を防ぐ保湿効果
  • 筋肉の疲労を軽減する効果
  • 眼精疲労を回復する効果
  • 脳の衰えを防ぐ効果
  • 動脈硬化・糖尿病・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防効果

アスタキサンチンは、エビやカニなどの甲殻類、鮭やイクラなどの魚介類といった赤い食品に多く含まれます。

また、食品でアスタキサンチンを摂取するのは難しいため、アスタキサンチンはサプリメントで摂るのがおすすめです。

サプリメントは、以下の4つをポイントに選んでみてください。

  • アスタキサンチンの配合量で選ぶ
  • 不調に合わせてアスタキサンチン以外の配合成分から選ぶ
  • 安全性が確認されているサプリメントを選ぶ
  • 甲殻類アレルギーの人は表示を確認する

いつまでも美しく健康で若々しく過ごすために、毎日の生活にアスタキサンチンを取り入れていきましょう。

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