40代女性におすすめのサプリ?不調の原因とおすすめ成分を解説

2021. 11. 09
監修:望月みどり 漢方養生指導士・健康管理士・サプリメントアドバイザー
女性の健康に関する専門性の高い記事を数多く執筆。 漢方養生指導士、サプリメントアドバイザーの知識を活かし、女性向けサプリメントの開発にも携わる

この記事を読んでいる方は、40代になって若い頃にはなかった不調を感じるようになり、健康のためにサプリメントを活用したいけど何を摂るべきかが分からず、おすすめのサプリメントを知りたいと思っているのではないでしょうか。

結論からいうと、40代の女性は「不調を改善する複合成分配合のサプリメント」がおすすめです。

なぜなら、詳しくは後述しますが

・不調を引き起こす複数の原因にアプローチする
・成分が体に吸収されやすい
・身体の健康バランスを整えられる

といったように、不調の様々な原因にアプローチし、健康な身体の土台を作りながら不調を改善できるからです。加齢や女性ホルモンの変化など様々な原因によって複数の不調が生じやすい40代女性が、健康的な身体を維持していくのに有効といえます。

この記事では、

・40代女性におすすめのサプリメントの特徴
・【不調別】40代女性におすすめのサプリメントの成分
・不調を改善するサプリメントを選ぶのは「東洋医学」の考えがベース
・40代女性におすすめのサプリメントを健康的に摂るポイント
・40代女性におすすめのサプリメントを摂るときの注意点
・40代女性がサプリメントの摂取以外で取り組むと良い健康対策

をまとめて説明しています。健康のためにサプリメントの活用を考えている40代女性にとっておすすめの内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

40代女性におすすめのサプリメントの特徴

冒頭でも説明したように、40代女性は「不調を改善する複合成分配合のサプリメント」を摂るのがおすすめです。

その理由として挙げられるのが、次の3つです。

1. 不調を引き起こす複数の原因にアプローチする
2. 成分が身体に吸収されやすい
3. 身体の健康バランスを整えられる

1つずつ説明していきましょう。

 

1-1. 不調を引き起こす複数の原因にアプローチする

1つ目の理由は、不調を引き起こす複数の原因にアプローチするからです。

身体に不調が生じたら原因を探り、その原因を解消するサプリメントで改善していくのが大切ですが、40代女性に生じやすい不調の原因は

・加齢
・女性ホルモンの変化
・生活習慣の乱れ

など複数に渡ることもあるため、これらの原因を一般的なサプリメントで解消していくとなるといくつものサプリメントを摂取しなければならないこともあります。一般的なサプリメントは、

・カルシウム
・イソフラボン
・コラーゲン

といったように単一成分であることが多いためです。決して単一成分のサプリメントが良くないわけではありませんが、不調を引き起こしている原因の1点アプローチになることが多いため、不調の原因が複数の場合は活用が難しいといえます。

不調を改善する複合成分配合のサプリメントであれば、商品によりますが不調の改善に重点を置いているため、その不調を引き起こす原因にアプローチする成分が複数含まれています。このサプリメント1つで不調の原因を解消し、不調を改善できる可能性が高いです。

女性の40代は様々な原因による複数の不調が生じやすい年代ですから、不調を引き起こす複数の原因にアプローチする複合成分配合のサプリメントを選んだ方が良いといえるのです。

 

1-2. 成分が体に吸収されやすい

2つ目の理由は、成分が体に吸収されやすいからです。

不調を改善する複合成分配合のサプリメントというのは、不調の様々な原因に有効な成分を複数含んだサプリメントであることを説明しましたが、その複合配合された成分は、商品によりますが吸収力を高めるものの集合体である場合もあります。

たとえばカルシウムの場合、身体への吸収力を高めるにはビタミンDと一緒に摂ると良いといわれているため、カルシウムとビタミンDが複合配合されているサプリメントであれば吸収力は高いということができます。カルシウム単体のサプリメントは、ビタミンDと複合配合されているサプリメントと比べると吸収力は低くなるのです。

もちろん、単一成分のサプリメントの吸収力が全くないわけではありません。

しかし、前述したように成分によっては単体だと身体に吸収されにくいものがあるため、摂ってもその成分の効能を実感しにくくなる場合もあります。

不調を改善する複合成分配合のサプリメントであれば、成分の働きや効果を高めるものが一緒に含まれていることもあるため効能を実感しやすく、不調も改善に向かっていくことができるのです。

 

1-3. 身体の健康バランスを整えられる

3つ目の理由は、身体の健康バランスを整えられるからです。

40代の女性は様々な原因によって複数の不調を抱えやすいです。不調の原因が1つと分かっていれば、その原因だけを解消する単一サプリメントを摂れば身体を健康な状態に変えられるかもしれません。

しかし、原因が複数あった場合は、たとえその内の原因1つだけを単一サプリメントで解消して不調が和らいだとしても、身体が健康的になったとはいえません。他の原因は解消されていないため、身体の健康バランスは崩れたままです。

ここまで説明してきたように、不調を改善する複合成分配合のサプリメントには

・様々な原因にアプローチする複数の成分が含まれている
・体への吸収力を高める複数の成分で作られている

といった特徴があります。今抱えている不調のあらゆる原因にアプローチするため、摂取すれば身体の健康バランスが整いやすくなるのです。

身体の健康バランスが整えば、元気な状態を保てるようになります。不調を改善する複合成分配合のサプリメントは、様々な不調が生じやすい40代女性の健康維持をサポートしてくれるのです。

【不調別】40代女性におすすめのサプリメントの成分

様々な原因によって複数の不調を抱えやすい40代女性は、不調を改善する複合成分配合のサプリメントを摂るのがおすすめと説明しましたが、具体的にどのような成分を含むサプリメントを摂ると良いのでしょうか。

不調別に見ていくと、次のような成分を複合配合したサプリメントがおすすめです。

不調の種類
配合成分
疲れやすい
身体の衰えを感じる
有機マカ
すっぽん
ウコン
酵母亜鉛
田七人参
ビタミンB群
肌質や髪質の変化を感じる
ロイヤルゼリー
プラセンタ
コラーゲン
ツバメの巣
赤ブドウ葉エキス
生理の不調や
更年期障害の症状がある
アグリコン型大豆イソフラボン
高麗人参
沙棘
クコの実
ヘム鉄
マグネシウム
シトルリン
不安やストレスを
感じやすくなった
テアニン
ラフマ
カモミール
レモンバーム
ヒアルロン酸
食欲がない
胃もたれを感じる
発酵植物酵素
ビタミンB群
体調不良になりやすい
アレルギー症状が気になる
プロポリス
蔵華乳酸菌
霊芝
メシマコブ
葉酸

 

では、上記の成分について不調別に詳しく説明していきましょう。

 

2-1. 疲れやすい・身体の衰えを感じる

「若い頃と比べると疲れやすくなった」
「40代になってから身体の衰えを感じる…」

など、加齢によって身体機能の不調を感じている方におすすめなのは次の複合成分です。

不調の種類
配合成分
疲れやすい
身体の衰えを感じる
有機マカ
すっぽん
ウコン
酵母亜鉛
田七人参
ビタミンB群

 

ペルーのアンデス山脈に自生する植物であるマカには、必須アミノ酸やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。中でもアミノ酸の1つ「アルギニン」は、骨や筋肉、皮膚を強くする作用がある「成長ホルモン」や免疫を司る細胞「マクロファージ」の働きを活性化させます。そのため加齢に伴って生じる疲れやすさや体力の低下を改善できます。有機マカであれば、一般的なマカとは異なり、農薬や化学肥料を使わず栽培されているため身体に良いです。

すっぽんは、カルシウムやたんぱく質、特に必須アミノ酸やビタミン・ミネラルが豊富で、栄養価が高く、漢方では昔から肝臓や腎臓の働きを高めるものとして利用されてきました。

ウコンは、クルクミンと呼ばれている黄色い色素を主成分とし、ミネラルや食物繊維を豊富に含んでいます。食欲を増進させる効果や血流改善の効果なども持ち合わせています。

田七人参は、古来より金にも換えられない程貴重な薬用植物として珍重されてきました。主な成分はサポニン・フラボノイド・有機ゲルマニウム・鉄分などですが、ドロドロ血液の血流を良くして、コレステロールを下げる効能がります。

 

亜鉛は、遺伝子が働くために不可欠なミネラルで、体内の様々な酵素の働きに関わっています。そのため、不足すると新陳代謝の低下をもたらし、体の衰えを感じる原因となります。

ビタミンB群は働きによって8種類に分かれますが、エネルギー代謝に欠かせないビタミンであるため、不足するとエネルギー産生が十分に行われず、疲労を感じてしまいます。
これらの複合成分を摂ることにより、加齢による様々な身体機能の不調の原因を解消でき、年齢に負けない身体作りが可能になります。

 

2-2. 肌質や髪質の変化を感じる

「肌のシワが気になる…」
「40代に入ってから髪が抜けやすくなった…」

など、加齢による美容面の不調を感じている方におすすめなのは次の複合成分です。

不調の種類
配合成分
肌質や髪質の変化を感じる
ロイヤルゼリー
プラセンタ
コラーゲン
ツバメの巣
赤ブドウ葉エキス

 

加齢によって生じる美容面の不調の中で、シワやたるみ、シミといった肌の不調は女性ホルモンの乱れが一因としてあります。その女性ホルモンの乱れを改善し、肌にハリや潤いを取り戻してくれるのがローヤルゼリーやプラセンタです。

肌に弾力をもたらすコラーゲンの不足は、シワやたるみの原因になります。また、抜け毛や薄毛といった髪のトラブルも、コラーゲンが不足して頭皮の弾力が失われることが一因です。

赤ブドウ葉エキスには、老け顔に見えやすくなる一因である目の下のクマを改善するポリフェノール「アントシアニン」が含まれています。

加齢による肌・髪トラブルといった美容面の不調全般の原因にアプローチするのが、上記の複合成分になります。

 

2-3. 生理の不調や更年期障害の症状がある

「40歳を過ぎたあたりから、生理不順になった」
「イライラしやすくなったり、疲れやすくなったり…。更年期障害の症状がある」

など、40代女性に起こりやすい生理の不調や更年期障害の症状を感じている方におすすめなのは次の複合成分です。

不調の種類
配合成分
生理の不調や
更年期障害の症状がある
アグリコン型大豆イソフラボン
高麗人参
沙棘
クコの実
ヘム鉄
マグネシウム
シトルリン

 

生理の不調や更年期障害の症状といった女性特有の不調は、女性らしさを作るホルモン「エストロゲン」が減少してバランスが乱れることが原因である可能性があります。その乱れを改善するのに有効なのが「アグリコン型大豆イソフラボン」です。アグリコン型大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た作用を持つ「エクオール」を自力で作るサポートをします。

古くから滋養強壮剤として親しまれている高麗人参とクコの実には、女性ホルモンのバランスを整える効能を持つ栄養素が含まれているため、生理不順や生理痛、身体的・精神的な更年期障害の症状を改善する効能があります。

成分名
栄養素
効能
高麗人参
サポニン
(ジンセノサイド)

【生理関連】
・生理不順の一因である精神的不調を改善する
・生理痛の一因である血行不良を改善する

【更年期障害の症状関連】
・ホルモンバランスの乱れによって生じる
脂肪やコレステロールの蓄積を解消し、
動脈硬化を予防する

・ホルモンバランスの乱れによって
低下した認知機能を刺激し、記憶力の低下を防ぐ

クコの実
・ビタミンC
・ルチン
(ポリフェノール)
・タンニン
(ポリフェノール)
・ゼアキサンチン
(カロテノイド)

【生理関連】
・生理不順の一因である精神的不調を改善する
・生理痛の一因である血行不良を改善する

【更年期障害の症状関連】
ホルモンバランスの乱れによって生じる
コレステロールの蓄積を解消し、動脈硬化を予防する

 

沙棘(サジー)とシトルリンには、血行を促進させる効能があります。冷えが原因で生じる生理痛や更年期障害の症状の1つである冷え症を改善することが可能です。

女性は月経により多くの鉄が失われるため、吸収力の高いヘム鉄で補うことで、女性特有の貧血が原因の疲れやすさを改善する効能があります。

マグネシウムには神経の興奮を抑える効能があるため、生理前や更年期障害で起こりやすい精神的な不調を和らげることが可能です。

女性特有の不調の根本的な原因である女性ホルモンの乱れにアプローチし、改善へとつなげていくのがこれらの複合成分です。

 

2-4. 不安やストレスを感じやすくなった

40代の中でも後半は更年期と呼ばれ、女性ホルモンの乱れによって不安やストレスを感じやすくなります。

「2-3. 生理の不調や更年期障害の症状がある」で取り上げた複合成分を摂取することでも女性ホルモンの乱れによる精神的不調を緩和できますが、以下も心を元気にさせてくれる複合成分になります。

不調の種類
配合成分
不安やストレスを
感じやすくなった
テアニン
ラフマ
カモミール
レモンバーム
ヒアルロン酸

 

お茶に含まれているアミノ酸の1つ「テアニン」には、リラックス状態になると発生する「アルファ波」を増加させる働きがあります。

ハーブの一種であるラフマとレモンバームには、ストレスを感じると発せられる「ノルアドレナリン」にアプローチし、精神を安定させる効能があります。

同じくハーブの1つであるカモミールにも、気持ちを落ち着かせる静穏作用や血行不良を改善してストレスを和らげる効能があります。

ヒアルロン酸は、保水性が高く肌のシワやたるみを改善する効能があります。テアニンとラフマ、カモミール、レモンバームと一緒に摂ることで、精神的不調を改善しながら若々しい肌を作っていくことが可能です。

心身共に元気な状態にさせて、生き生きと過ごせるようにサポートしてくれるのがこれらの複合成分になります。

 

2-5. 食欲がない・胃もたれを感じる

40代になると加齢が一因で消化不良になりやすく、食欲がなくなったり胃もたれを感じたりするようになります。

そんな食欲不振や胃もたれを感じているときにおすすめなのが、次の複合成分です。

不調の種類
配合成分
食欲がない
胃もたれを感じる
発酵植物酵素
ビタミンB群

 

食べ物の消化には「消化酵素」と呼ばれる酵素の働きが関与しています。消化酵素の分泌量は加齢に伴って減っていきますが、植物原料を発酵して作られた発酵植物酵素にはその消化酵素の働きを助ける効能があります。消化酵素の働きを高めるために必要なのが「補酵素」であり、その補酵素の役割を果たすのが、ビタミンやミネラルです。

果実や野菜を長期間発酵・熟成させた発酵植物酵素は、栄養素が低分子化され、吸収しやすくなっているため、食欲不振や消化不良で胃腸に不調を感じる時や年を重ねてからも元気な食生活を送ることが可能になるのです。

 

2-6. 体調不良になりやすい・アレルギー症状が気になる

40代になって年を重ねていくと、免疫力の低下が原因で体調不良になりやすかったり、アレルギー症状が出やすくなったりします。

そんな体調不良やアレルギー症状の改善におすすめなのが、次の複合成分です。

不調の種類
配合成分
体調不良になりやすい
アレルギー症状が気になる
プロポリス
蔵華乳酸菌
霊芝
メシマコブ
葉酸

 

プロポリスには、免疫機能を司る細胞を活性化させる効能があります。

蔵華(くらはな)乳酸菌というのは、日本人の腸に合った味噌由来の乳酸菌です。この乳酸菌は、消化液(胃酸や腸液など)の影響を受けずに腸まで届きやすいといわれています。免疫細胞の70%近くが腸にあるため、蔵華乳酸菌を摂ることで腸の免疫細胞を活性化でき、免疫力を高めることが可能になります。

霊芝(れいし)とメシマコブには免疫システムを正常にする効能があるため、アレルギー症状を抑えることができます。

葉酸には新陳代謝を促進させる効能があるため、新陳代謝の低下によって起こるターンオーバーの乱れが原因の肌の炎症を予防できます。

身体の免疫機能にアプローチし、病気に負けない身体作りとアレルギー症状を予防できるのがこれらの複合成分です。

不調を改善するサプリメントを選ぶのは「東洋医学」の考えがベース

そもそも40代女性はなぜ、不調を改善する複合成分配合のサプリメントを選ぶべきなのでしょうか。

その理由のベースにあるのが、東洋医学の考えです。

東洋医学では、不調が生じたときはその原因を探ってアプローチをし、身体の健康バランスを整えていくことで不調を改善していきます。

この東洋医学の不調へのアプローチには、「五行(ごぎょう)」という思想が応用されています。

五行というのは、自然界の現象「木・火・土・金・水」の5つは1つの要素が生まれると別の要素が生まれたり(相生関係)、対立する2つの要素が互いに勝とうしたりする関係(相克関係)にあるという考えのことです。自然界の現象は上記5つの相生・相克関係がバランス良く保たれていることで成り立っており、1つでも欠けるとバランスを崩すと定義しています。

東洋医学では上記のように五行の5つの要素に「肝・心・脾(ひ)・肺・腎」の人間の身体を支える5つの要素を当てはめ、自然界の現象のようにいずれか1つの要素に不調が生じてしまうと別の要素にも不調が生じて、バランスが崩れてしまうと考えます。身体を健康的な状態にするためには、今抱えている不調を他の要素とのバランスを整えながら改善していくことが大切です。

不調を改善する複合成分配合のサプリメントには、「1. 40代女性は「不調を改善する複合成分配合のサプリメント」を選ぶのがおすすめ」でも説明した通り

・不調を引き起こす複数の原因にアプローチする
・身体の健康バランスを整えられる

といったように、東洋医学の考えを反映した特徴があります。様々な原因によって複数の不調が生じやすい40代女性が、健康的な身体を維持するために最適ということができるのです。

40代女性におすすめのサプリメントを健康的に摂るポイント

サプリメントは健康食品の扱いになるため、普段の食事と同じように気軽に取り入れられるものです。

しかし、サプリメントに含まれている成分によっては、飲み方に注意しなければ身体へ悪影響が生じる場合もあるため「健康的に摂る」ことを意識しなければなりません。

40代女性におすすめのサプリメントを健康的に摂るポイントとして挙げられるのは、次の5つです。

1. 推奨摂取量に従う
2. 数種類のサプリメントを飲用中であれば成分の重複を確認する
3. 薬を服用中であれば飲み合わせを確認する
4. 天然由来成分で作られているサプリメントを摂る
5. 安全性が確認されているサプリメントを摂る

1つずつ説明していきましょう。

 

4-1. 推奨摂取量に従う

1つ目のポイントは、サプリメントの推奨摂取量に従うことです。

推奨摂取量を守って飲まないと、サプリメントの成分によっては過剰摂取となり、身体的な不調を引き起こす恐れがあることは注意しなければなりません。

たとえば、「2-1. 疲れやすい・身体の衰えを感じる」で取り上げた亜鉛は1日の推奨量が8mgと定められています。この推奨量や耐用上限量を考慮してサプリメントの推奨摂取量が決められていますが、その推奨摂取量を守らないと過剰摂取につながり、

・吐き気
・食欲不振
・下痢
・頭痛

といった症状が現れることを、厚生労働省は運営する医療情報サイト「厚生労働省eJIM」で説明しています。

成分によっては、たとえばビタミンB群のように身体に蓄積されにくいものは1日の摂取量が定められていないため、万が一摂り過ぎてしまっても問題が起きにくいこともあります。

しかしサプリメントには、「2. 【不調別】40代女性におすすめのサプリメントの成分」で説明したような複合成分が配合されている商品もあることを忘れてはなりません。

過剰摂取しても問題ない成分があるからといって効果を期待したり、飲み忘れて翌日に不足分とその日の分を摂ったりしてしまうと、1日の上限量が決まっている他の成分の過剰摂取となる恐れがあります。

不調改善につなげる一助としてサプリメントを取り入れているのに、多く摂り過ぎたことによって別の不調が生じてしまったら意味がありません。

サプリメントは、パッケージに記載されている1日の推奨摂取量を必ず守って摂るようにしましょう。

 

4-2. 数種類のサプリメントを飲用中であれば成分の重複を確認する

2つ目のポイントは、数種類のサプリメントを飲用中であれば成分の重複を確認することです。

これから取り入れようとするサプリメントに含まれる成分と同じものがあった場合、「4-1. 推奨摂取量に従う」で触れたように過剰摂取になる恐れがあります。

たとえば、今亜鉛のサプリメントを摂取していて、加齢による体質不調を改善するためにこれから「2-1. 疲れやすい・身体の衰えを感じる」で取り上げたような亜鉛を含む複合成分のサプリメントを取り入れようとすると、亜鉛を多く摂り過ぎてしまうことが考えられます。亜鉛の過剰摂取によって引き起こされる症状は、前述した通りです。

もし、今摂取しているサプリメントの成分と重複している場合は、その成分の1日の摂取上限量を確認しましょう。上限量が決まっている栄養成分は、厚生労働省が「第6次改定日本人の栄養所要量について」で公表しています。

栄養成分が重複し、上限量を超えるようであれば優先して改善したい不調にアプローチするサプリメントに絞って摂っていくことをおすすめします。

 

4-3. 薬を服用中であれば飲み合わせを確認する

3つ目のポイントは、薬を服用中であればサプリメントとの飲み合わせを確認することです。

薬に入っている成分によってはサプリメントの成分との相性が悪く、薬の効果が阻害されたり、逆に薬の効果が強くあらわれすぎたりする恐れがあることを注意しなければなりません。

サプリメントに含まれる成分全てが、服用している薬に影響を与えるわけではありません。

しかし、相互作用が生じる場合もあり、不調改善のために薬やサプリメントを服用していても効果を得られなくなることもあります。

もし今、医師の診察を受けていて薬を処方してもらっている場合は、サプリメントを飲む前にその薬との相性はどうなのかをかかりつけ医に尋ねるようにしましょう。

 

4-4. 天然由来成分で作られているサプリメントを摂る

4つ目のポイントは、天然由来成分で作られているサプリメントを摂ることです。

「天然由来成分」というのは、食べ物や植物といった自然由来の原料から抽出した成分のことをいいます。このような天然由来成分で作られたサプリメントは、製造の過程で不要な化学物質が混入されるリスクが低いため、健康面で安心して摂取できます。

ここで「サプリメントが作られる過程で、不要な化学物質が混入されることもあるの?」と思われた方もいるかもしれませんね。

実は、サプリメントには天然由来成分で作られた商品の他に、分子の構造を人工的に変化させて作った「合成成分」で作られたサプリメントがあるのですが、この合成成分のサプリメントに不要な化学物質が製造過程で入ってしまうことが稀にあります。

ドラッグストアや通販に並んでいる合成成分のサプリメントは摂取しても問題ないため販売されていますが、身体のことを考えると不要なものはなるべく摂らない方が良いです。

天然由来成分のサプリメントは成分をその原料から得ることに近く、その成分の身体への吸収力も高いため、効能も得やすくなります。製造コストがかかるため価格は高めですが、健康的な身体作りには適しているため、合成成分のサプリよりも天然由来成分のサプリメントを摂るのがおすすめです。

天然由来成分のサプリメントと合成成分のサプリメントは、パッケージの表記で見分けることができます。以下に例を示しましたので、購入時に確認してみてください。

天然由来成分のサプリ
合成成分のサプリ

原料名が記載されている

【例】
・オリーブ油
・キウイフルーツ
・ごま

成分名が記載されている

【例】
・ナイアシン
・ビタミンB2
・葉酸

4-5. 安全性が確認されているサプリメントを摂る

5つ目のポイントは、安全性が確認されているサプリメントを摂ることです。

サプリメントは不調改善をサポートするために取り入れるもののため、安全性が確認されていることで、健康面で安心して飲めるようになります。

とはいえ、摂取するサプリメントに安全性が確認されているかどうかは、サプリメントを見ただけでは分からないですよね。

サプリメントに安全性が確認されているかどうかの判断基準に、「GMP認定工場でサプリメントが作られているかどうか」というのがあります。

GMPとは「Good Manufacturing Practice」の略で、一般社団法人・日本健康食品規格協会が定めた、サプリメントのような健康食品を安全に作るために守るべき適正製造規範のことです。

GMP認定工場というのは、健康食品の原料の仕入れから商品の出荷まで、この適正製造規範に従いながらその工程を記録していき、監査に通った企業や工場のことを指します。このため、GMP認定工場でサプリメントが作られているのであれば、安全性が高いということができるのです。

GMP認定工場で製造されていない = 安全性が確認されていない、というわけではありませんが、雑菌がいる汚染対策が十分に施されていない工場で作られているサプリメントも稀にあるため注意しなければなりません。

サプリメントがGMP認定工場で作られているかは、パッケージや商品の公式ページで確認できます。サプリメントを健康的に摂っていくためにも、購入時に確認すると良いでしょう。

40代女性におすすめのサプリメントを摂るときの注意点

サプリメントは、次の4つに注意して摂ることも大切です。

1. 水以外の飲み物での摂取を控える
2. 摂取の空白期間を作らない
3. すぐに効果に満足できなくても止めない
4. 1つの不調だけを改善しない

1つずつ見ていきましょう。

 

5-1. 水以外の飲み物での摂取を控える

1つ目の注意点は、サプリメントを水以外の飲み物での摂取するのを控えることです。

水以外の飲み物で摂取すると、サプリメントに含まれている成分によっては身体へ吸収されにくくなり、成分が持つ効能が発揮されにくくなるからです。

「2-4. 不安やストレスを感じやすくなった」で取り上げた成分

・テアニン
・ラフマ
・カモミール
・レモンバーム

を例に挙げて説明しましょう。上記の成分は精神を安定させる効能がありますが、このような成分のサプリメントをカフェインが多く含まれている飲み物で摂ってしまうと、精神を安定させるどころかカフェインの覚醒作用が働いてしまい、興奮させてしまうことになってしまいます。

全ての成分が水以外の飲み物で摂っても効能が発揮されにくくなるわけではありません。

しかし、成分が持つ効能を最大限に発揮させるためにも、水もしくはぬるま湯でサプリメントを摂るようにしましょう。

 

5-2. 摂取の空白期間を作らない

2つ目の注意点は、サプリメントの摂取の空白期間を作らないことです。

サプリメントの成分によっては、性質上、摂っても体の中で蓄えられにくいものがあるからです。

たとえば、「2-1. 疲れやすい・身体の衰えを感じる」と「2-5. 食欲がない・胃もたれを感じる」で取り上げたビタミンB群は水に溶けやすい性質があるため、摂取しても2~3日で尿と一緒に排出されてしまうといわれています。身体に溜めておくには、毎日継続して摂取していくことが重要な成分です。

成分によってはこうした性質を持たないものもありますが、サプリメントは薬剤のように即効性がないため、毎日忘れずに摂り続けないと効能を実感しにくくなります。

摂取の空白期間を作らずサプリメントを摂っていくためには、

・サプリメントを飲むタイミングを決める
・摂取タイミングが決まっていれば、スマホのリマインド機能を設定する
・分かりやすいところにサプリメントを置いておく

といったように、毎日摂っていくことができるような工夫をするのがおすすめです。途切れないようにするために定期購入で届くようにするのも有効です。

サプリメントの効能を得るためにも、自分に合った摂取方法で毎日摂れるようにしましょう。

 

5-3. すぐに効果に満足できなくても止めない

3つ目の注意点は、すぐに効果に満足できなくてもサプリメントの摂取を止めないことです。

サプリメントは薬剤ではないため、即効性はありません。効果を実感できないからといって摂取を止めてしまうと、「5-2. 摂取の空白期間を作らない」でも説明した通り、身体に蓄積されにくい成分は溜めておくことができず、その成分の効能を得られなくなってしまいます。

サプリメントの効果がいつ現れるかは人によって異なりますが、まずは2~3ヶ月継続して飲むことをおすすめします。

2~3ヶ月継続して飲んでも効果を得られないと感じた場合は、

・推奨摂取量に従って飲んでいたか
・推奨されたタイミングに従って摂取していたか
・推奨された飲み物で摂っていたか

といったように、これまでサプリメントをどのように摂っていたかを振り返ってみましょう。推奨された摂り方に従っていなければ、それが原因で効果が現れなかった可能性があるので推奨摂取方法に合わせて飲んでみましょう。

もし正しい摂取方法でサプリメントを飲んでいたのであれば、そのサプリメントとご自身の相性が合っていなかったり、病気など別の原因が生じていたりする恐れがあります。

この場合は別のサプリメントを試してみたり、状況によっては医師に診てもらったりして対応することをおすすめします。

 

5-4. 1つの不調だけを改善しない

4つ目の注意点は、1つの不調だけを改善しないことです。

人間の身体は、東洋医学の視点では1つ不調が生じると別の不調が生じやすくなっていることを「3. 不調を改善するサプリメントを選ぶのは「東洋医学」の考えがベース」で説明しました。

健康な状態を維持するには、不調のバランスを整えなければなりません。サプリメントで今抱えている不調を改善できたとしても、他の不調が生じている恐れがあります。このような場合、その他の不調は改善されていないため健康バランスは整えられていないことになります。

健康な身体を作っていくためには、

1. 今抱えている不調を改善するサプリメントを摂る
2. 今抱えている不調と相生関係にある不調(今抱えている不調が生じると発生しやすい他の不調)にアプローチするサプリメントも摂る

といったステップを踏んで、不調のバランスを整えていくことが大切です。

以下は、「2. 【不調別】40代女性におすすめのサプリメントの成分」で説明した40代女性が抱えやすい不調を五行に当てはめた図になります。

今抱えている不調はどの要素に該当するのか、その不調が生じていると他にどのような不調が現れやすいのかを上記で確認していただき、摂るべきサプリメントの参考になれば幸いです。

40代女性がサプリメントの摂取以外で取り組むと良い健康対策

40代女性が抱えやすい不調はサプリメントで改善していくことが可能ですが、それ以外にも取り組んでおくと良い健康対策があります。それが、次の3つです。

1. 身体を動かす習慣をつける
2. 食事の品目数を減らさない
3. 睡眠は「質」を重視する

サプリメントの摂取と併せて上記を行うと、これから年を重ねていっても健康な状態を維持できるようになります。最後に、これらの健康対策について説明していきましょう。

 

6-1. 身体を動かす習慣をつける

1つ目は、身体を動かす習慣をつけることです。

人間の身体は、加齢と共に基礎代謝(生きていくために最低限必要なエネルギー)の量が低下していきます。その原因は筋肉量の減少のため、身体を動かさないとますます筋肉量が減って体が衰えていってしまいます。

厚生労働省が運営している健康情報サイト「e-ヘルスネット」によると、女性の場合、たとえば体重50kgであるとすると1日の基礎代謝量(推定)は以下のように算出されています。

・18~29歳…1,105kcal
・30~49歳…1,085kcal

10代後半~20代と30~40代と比べると、1日で20kcalの差が生まれることになります。もちろん、上記は推定値なので全ての女性に当てはまるわけではありませんが、加齢と共に基礎代謝量は減っていくことをお分かりいただけるでしょう。

加齢に伴って筋肉量が減少し、基礎代謝量が低下するのは止められないことですが、その進行は運動によって遅らせることが可能です。

では、どのような運動が有効かというと無酸素運動です。

無酸素運動というのは筋トレのことです。実践すると筋肉量が増えるため、基礎代謝量も増やすことが可能になります。

筋トレといっても色々な種類がありますが、中でもおすすめなのはスクワットです。

スクワットは、基礎代謝量を増加させるのに有効な身体の大きな筋肉を鍛えられる筋トレです。具体的にいうと、

1. お尻の筋肉「大臀筋(だいでんきん)」
2. 太ももの筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」と「ハムストリング」

の下半身の大きな筋肉2つをスクワットでは鍛えられます。

スクワットは1日10回から始めていき、慣れてきたら30回まで行えるようにすると効果的です。無理のない範囲から始めていき、筋トレを通して筋肉量と基礎代謝量を増やし、身体の老化を遅らせていきましょう。

 

6-2. 食事の品目数を減らさない

2つ目は、食事の品目数を減らさないことです。

加齢に伴って筋肉量が減り、基礎代謝量が低下すると太りやすくなります。若い頃と比べて太りやすくなったことを実感している方もいるのではないでしょうか。

太りやすさを実感すると食事の量を減らして減量したくなるかもしれませんが、40代の場合はそれは通用しません。

なぜなら、筋肉量と基礎代謝量が減っている状態で食事の量を制限してしまうと、糖質や脂質を燃やすために必要な栄養素を食べ物から十分に得られなくなり、余計に痩せにくくなってしまうからです。若い頃は筋肉量と基礎代謝量があるため、食事の量を減らせば痩せられますが、40代以降となるとそうはいかなくなるのです。

太りやすくなったからといって食事の量は減らさず、

1. 炭水化物
2. 脂質
3. たんぱく質
4. ビタミン
5. ミネラル

の五大栄養素と呼ばれる成分を含む食べ物を毎日バランス良く摂るようにしましょう。

食事バランスについては、農林水産省の公式ページにある「栄養素と食事バランスガイドとの関係」に詳しい解説が掲載されているので参考にすることをおすすめします。

 

6-3. 睡眠は「質」を重視する

3つ目は、睡眠は「質」を重視することです。

40代の女性は、女性ホルモンの変化によってのぼせたり、発汗が生じたりすることで深く眠りにくくなり、不眠に陥ることがあります。中々眠れないことに焦りを感じ、より多くの睡眠時間を確保しようとするとかえって眠れなくなることもあります。

このため、睡眠時間を多く取ることも大切ではありますが、深い眠りにつけるような「質」を睡眠に求めることが40代女性に重要なことになります。

睡眠の質を高めるには、

・適度に運動をする
・朝に日光を浴びる
・寝る前にアルコールやカフェイン入りの飲み物の摂取を控える
・寝る1時間前からテレビやスマホを見ないようにする

といったように、夜の寝つきを良くするような取り組みをするのが良いです。全て取り組む必要はありませんが、できることから実行してみることをおすすめします。

まとめ

40代女性は「不調を改善する複合成分配合のサプリメント」を選ぶのがおすすめです。

その理由は、

・不調を引き起こす複数の原因にアプローチする
・成分が身体に吸収されやすい
・身体の健康バランスを整えられる

といったように、加齢と女性ホルモンの変化など様々な原因によって複数の不調が生じやすい40代女性が健康な状態を維持するのに有効な特徴が備わっているからです。単一成分のサプリメントをいくつも摂って複数の不調の原因を改善していくより経済的でもあります。

40代女性がサプリメントで摂っていくと良い成分は、40代女性に起こりやすい不調別に見ていくと次の複合成分になります。

不調の種類
配合成分
疲れやすい
身体の衰えを感じる
有機マカ
すっぽん
ウコン
酵母亜鉛
田七人参
ビタミンB群
肌質や髪質の変化を感じる
ロイヤルゼリー
プラセンタ
コラーゲン
ツバメの巣
赤ブドウ葉エキス
生理の不調や
更年期障害の症状がある
アグリコン型大豆イソフラボン
高麗人参
沙棘
クコの実
ヘム鉄
マグネシウム
シトルリン
不安やストレスを
感じやすくなった
テアニン
ラフマ
カモミール
レモンバーム
ヒアルロン酸
食欲がない
胃もたれを感じる
発酵植物酵素
ビタミンB群
体調不良になりやすい
アレルギー症状が気になる
プロポリス
蔵華乳酸菌
霊芝
メシマコブ
葉酸

 

サプリメントは次の5つを踏まえて健康的に摂っていくことが、不調の改善につながります。

1. 推奨摂取量に従う
2. 数種類のサプリメントを飲用中であれば成分の重複を確認する
3. 薬を服用中であれば飲み合わせを確認する
4. 天然由来成分で作られているサプリメントを摂る
5. 安全性が確認されているサプリメントを摂る

次の4つに注意して摂ることも大切です。

1. 水以外の飲み物での摂取を控える
2. 摂取の空白期間を作らない
3. すぐに効果に満足できなくても止めない
4. 1つの不調だけを改善しない

サプリメントの摂取以外で40代女性が行うと良い健康対策は、次の3つです。

1. 身体を動かす習慣をつける
2. 食事の品目数を減らさない
3. 睡眠は「質」を重視する

サプリメントをうまく活用して40代女性に生じやすい不調を改善し、年齢に負けない身体作りを目指していきましょう。

 

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監修:望月みどり 漢方養生指導士・健康管理士・サプリメントアドバイザー
女性の健康に関する専門性の高い記事を数多く執筆。 漢方養生指導士、サプリメントアドバイザーの知識を活かし、女性向けサプリメントの開発にも携わる
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