50代の美容サプリ「総合サプリ」がおすすめな理由を美容皮膚科医が解説

2023. 01. 20
監修:師井美樹 プロフィールを見る >

皮膚科医
医療法人スリーエム天神美容皮膚科 師井美樹クリニック 院長
美容医療に携わって16年、1人1人のお悩みをしっかり伺い、その方に合った治療法をご提案。メディアへの出演、執筆も行う。

(https://www.tenjin-skincareclinic.com/about/message/)


「50代の肌悩みに効果のある美容サプリはないかしら」
「たるみもシミもシワも薄毛も全部解消してくれる美容サプリがあったらいいのに」

50代になると、40代までは気にならなかったたるみが目についたり、薄毛が隠せなくなってきたり、顔だけでなく手のシミが濃くなってきたように感じたりと、美容悩みが全身におよんでくるものですよね。

結論からいうと、50代の女性に選んで欲しい美容サプリは、失われた美容成分をピンポイントで補うものではなく、「ホルモンバランスを整え、身体機能の低下をサポートする」総合サプリメントです

なぜなら、50代女性の美容悩みは、体の中の物理的な機能変化や低下が表面に表れているだけだからです

この記事では、50代の美容悩みをケアできる「総合サプリ」についてわかりやすく解説しながら、どどんな成分を補えばいいのかについて、原因とともにお伝えしていきます。

本記事のポイント
50代の美容悩みをケアできる「総合サプリ」について知ることができる
50代の美容悩みの原因となる「ホルモンバランスの変化」について理解できる
50代の美容悩みの原因となる「身体機能の低下」について理解できる
50代の美容悩みをケアできる「総合サプリ」で押さえておきたい成分を知ることができる
50代の美容悩みには、美容成分単体を補っても効果がない理由を理解できる
50代の美容悩みをケアする総合サプリの効果を高める裏技を知ることができる

この記事を読むことで、あなたがいま抱えているさまざまな美容悩みをトータルでケアする方法を知り、前向きで元気な日々を過ごせるようになるでしょう。

50代の美容悩みにはトータルでケアできる「総合サプリ」がおすすめ

目の下のたるみやシワをはじめとしたお肌の悩みから、薄毛や手のシミまで全身におよぶ50代の美容悩みには、美容成分だけでなく、成分の吸収や失われていく機能を考慮し、全身のバランスを考えて作られた「総合サプリメント」がおすすめです。

「総合サプリメント」をおすすめする理由と、「総合サプリメント」の役割について、順に見ていきましょう。

1-1.50代の美容悩みに「総合サプリメント」がおすすめな理由

50代の美容悩みには、美容成分単体ではなく、体全体の調子を整えることのできる「総合サプリメント」がおすすめです。

なぜなら、50代になると、ホルモンバランスや身体機能の物理的な低下によって、美容成分を活用したり保持したりする力がそもそも失われてきているから。

どんなに優れた美容成分でも、単体で摂取したのでは、受け入れる土壌そのものの機能が弱っていたり、ほかの必要な栄養素が不足したりすることによって、効果を発揮することができません。

50代女性の体は、ホルモンバランスの変化と加齢による物理的な身体機能の低下によって、40代までとは比べ物にならないほど劇的な変化が起きているのです

体内で必要な美容成分を作る量が減り、美容成分を始めとしたさまざまな栄養素の吸収率も下がるため、「これまでと同じ状態」を維持することが物理的に難しくなってきます。

美容成分単体ではなく、美容悩みを引き起こす原因となる、ホルモンバランスや身体機能の低下まで考慮し、トータルでケアすることのできる「総合サプリメント」こそが、50代女性の美容悩みにもっとも効果のあるサプリメントと言えます。

1-2.50代のたるみやシワにコラーゲン単体サプリが効かない理由

たるみやシワというと、真っ先に浮かぶのが、お肌にハリと弾力を与えてくれるコラーゲンです。
しかしこのコラーゲンも、50代の身体に起こる物理的な機能低下によって、単体での摂取では期待する効果を得られません。

それは、以下のふたつの理由によります。

たるみやシワが気になってきたということは、自分でコラーゲンを作る力が低下しているということ。ビタミンAやビタミンC、鉄分などの栄養素も足りていないため、肌表面のたるみやシワまで行き届くコラーゲンを産生する力が、そもそも弱くなってきているのです。

この状態でコラーゲン単体をサプリメントで摂っても、期待するほどの効果は得られません。

なぜなら、コラーゲンの吸収は、胃腸内の環境に大きく影響されるからです。
胃の内面の抵抗力が低下して胃潰瘍など消化器官の不全リスクが高まる50代では、コラーゲン単体をサプリメントで摂取しても、うまく分解・吸収することができず、排出されてしまうこともあるのです。

また、コラーゲンは肌のたるみやシワの改善のためだけに使われるものではありません。
血管・じん帯・腱・軟骨などの組織を構成するためにも必要な栄養素なので、身体の各所の機能が低下している50代では、コラーゲンをうまく吸収できても、美容効果以前に、体内の「より重要な部分」に使われてしまう場合も多いのです。

50代がサプリメントを美容目的で摂る場合には、このことを十分に理解したうえで、美容成分単体ではなく、50代の身体機能の変化に合わせて配合された「総合サプリメント」を摂ることが、何より効果的だと言えます。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット「コラーゲン」
厚生労働省「令和元(2019)年度 国民医療費の概況 第6票 性、傷病分類、入院-入院外、年齢階級別一般診療医療費」
浦上財団研究報告書「コラーゲンの消化・吸収・排泄に関する基礎的研究」

1-3.50代の美容悩みをケアする「総合サプリメント」とは?

50代の美容悩みをケアする「総合サプリメント」とは、不安定な女性ホルモンのバランスを整えたり、物理的に低下していく身体機能をサポートしたりすることができるものです。

西洋医学の考えでは、「不足しているものを補う」または「不要なものを取り除く」といった局所・対処的治療がメインになります。

しかし1-2.50代のたるみやシワにコラーゲン単体サプリが効かない理由でも説明した通り、美容成分や栄養素単体を補っても、受け入れる土壌となる身体の機能が低下している状態では、なかなか効果が得られないのです。

そのため必要なのは、女性特有の複雑な不調を解決するためには東洋医学の考え方を取り入れて、自己治癒力そのものを高めていくことです。

東洋医学では、自然界のすべてのものは5つの属性に分けた「五行」でできているとされています。

人間の身体も、性質と機能によって「五臓」に分けることができ、それぞれが持つ性質によって自然界と同じ「五行」に割り当てることができるのです。

ご覧いただくとわかるように、体の中のすべての臓器や機能は相関しあっています

そのため、50代で気になってくる目の下のたるみやシワ、薄毛といった局所的な美容悩みだけに対応するのではなく、更年期や閉経後というホルモンの変化や、加齢による必然的な身体機能の低下に着目しながら、すべての器官や機能のバランスを取っていき、体の内側から体質そのものを変えていくことが必要なのです。

たるみやシワなどの美容悩みが起きている根本的な原因にアプローチし、改善を求めていくことができるのが、「総合サプリメント」と言えます。

50代の美容悩みの特徴は3つある

50代の美容悩みの特徴は、以下の3つです。

50代の美容悩みの特徴
  • 4人に3人が「たるみ」で悩む
  • 40代までのシワはより深くなり、固定化する
  • 髪や歯など、これまでになかった悩みが出てくる

いま抱えている美容悩みの深刻化に加えて、新たな悩みが出てくることが伺えます。

具体的には、以下のそれぞれの箇所で、40代までには感じなかった悩みが起きてくるのです。

50代女性の美容悩み
  • 肌の色が暗く黄ばむ
  • シミや肝斑の発現
目元
  • 上まぶたの皮膚のたるみ
  • 垂れ目
  • 水平じわ
  • 眉間の縦じわの固定化
  • ほうれい線が深くなる
  • 目の下がたるむ
口元
  • 歯周病により噛み合わせが悪くなる
  • 歯が長くなったように見える
  • 口臭が強くなる
  • 白髪
  • ハリ、ツヤ、ボリュームの低下
  • 毛が細くなる
  • 薄毛
体型
  • ぽっこりお腹
  • 太り気味の人は痩せにくくなる
  • 痩せ気味の人は皮膚のたるみから貧相になる

参考:ウーマンズラボ 女性の美容悩み 年代別まとめ

実際のところ、15歳~59歳の男女1,000名を対象にしたインターネット調査では、50代女性の悩みでは、40代までとは異なり、ほうれい線や上下のまぶた、フェイスラインなどに影響を与える「たるみ」を気にする女性が圧倒的に増えているという結果が出ています。

スライドすると世代別のお悩みランキングが見れます→

女性の世代別「顔の肌悩み」
20代 30代 40代 50代
1位 毛穴(68.8%) 毛穴(70.7%) シミ(63.5%) たるみ(73.5%
2位 ニキビ(54.2%) シワ(50.0%) シワ(55.2%) シワ(70.4%)
3位 ニキビ跡(31.3%) シミ(47.8%) 毛穴(52.1%) シミ(68.4%)
4位 くすみ(28.1%) ニキビ(43.5%) たるみ(50.0%) くすみ(51.0%)
5位 シミ/赤み(25.0%) たるみ(41.3%) くすみ(45.8%) 毛穴(40.8%)

参考:『東京イセアクリニック』【性別・世代別「肌悩み」に関する調査】

ご覧いただくと分かる通り、50代女性の73.5%、およそ4人に3人が顔の「たるみ」に悩んでいるのです。

また一方で、多くの50代女性が、鏡で自分の姿を見る時だけでなく、友人や知人、芸能人などを見た時に、以下の部分で「歳を取ったな」と感じています。

50代女性が「老い(年齢)」を感じる部分(複数回答)
他人を見た時 自分を見た時
1位 目元(71.4%) 目元(68.1%)
2位 ほうれい線(71.4%) ほうれい線(53.8%)
3位 口元(45.1%) 輪郭(38.5%)
4位 輪郭(44.0%) 口元(28.6%)
5位 首(41.8%) 首(26.4%)

参考:『東京イセアクリニック』調べ

挙げられている順位に大きな違いがないことから、自分が気にしている部分が、他人の見た目でも同じように目に付く傾向が伺えます。

しかし一方で、自分で鏡を見ている時よりも、他人から見た時の方が「歳を取った」と思う数値が高く出ているのが、厳しくも特徴的な結果となっています。

自分の目で見て気になり始める頃には、もうとっくに周囲の人はあなたの変化に気づいている…という場合もあるかもしれません。

美容悩みを引き起こす原因に正しくアプローチするサプリメントを選び、対処していきたいものですね。

50代の美容悩みを引き起こす2つの原因

これまでにもお伝えしてきましたが、50代の美容悩みを引き起こす主な原因は、以下の2点です。

①ホルモンバランスの変化による影響
②身体機能の低下による影響

それぞれどのような変化が起こり、どんな影響が出てくるものなのか、具体的に見ていきましょう。

3-1.50代の美容悩みの原因①:ホルモンバランスの変化と影響

50代女性の身体の変化といえば、やはり大きいのは閉経に伴う女性ホルモンの減少です。
女性ホルモンの減少による美容面への主な影響としては、以下が挙げられます。

女性ホルモン(エストロゲン)の減少による美容面への影響
作用 部位 影響
水分保持量低下
コラーゲンの減少
エラスチンの減少
ヒアルロン酸の減少
皮膚が乾燥することにより弾力がなくなる
たるみ、シワが目立ち、ツヤがなくなる
パサつきが目立ち、ツヤがなくなる
脂質代謝の低下 太りやすくなる

これまで体内で一定のリズムで産生されていたエストロゲンが、閉経に向けてその量が減少し、閉経後には更年期に入る前の10分の1しか産生されなくなるのです。

40代前半の10分の1しかない女性ホルモンで、40代までと同じような肌や髪、体型を維持することの難しさが、お分かりになることでしょう。

女性ホルモンの減少によって、これまで気にしたことのなかった目の下のたるみやシワ、フェイスラインの崩れなどが一気に現れてきます。

3-2.50代の美容悩みの原因②:身体機能の低下と影響

50代になると、女性は全身の筋肉量が減少します。

参考:日老医誌 2010;47:52―57「日本人筋肉量の加齢による特徴

筋肉量が低下するのは、顔や首周りももちろん例外ではありません。

顔や首周りの筋肉量が減ることで、美容面では以下の影響があります。

顔のしわやたるみは皮膚表面だけでなく、皮下脂肪、筋肉、靭帯、骨全ての老化が原因となります。

喜怒哀楽の表情変化が少なくなっているという方の場合は、顔の表情筋が衰えているため、さらにこの影響が著しく現れることになるでしょう。

50代の美容悩みをケアできる「総合サプリ」で押さえておきたい成分

50代の美容悩みは、単に表面的なことではなく体の内部で起きている変化に伴うものなので、サプリメントを選ぶ場合は、しっかりと原因をカバーしサポートしてくれる成分が配合されているものを選びましょう。

具体的には、以下の両方の成分をバランスよく備えているものが理想的です。

①ホルモンバランスの変化への対応ができる成分
②身体機能の低下への対応ができる成分

50代女性の美容悩みは、このふたつが複合的に影響しているため、両方にアプローチできることが大切です。

とはいえ、効果の互換性や相乗効果などもあるため、必ずすべての成分が入っているものでなければいけないというものではありません。

以下の成分一覧を参考に、たくさんの成分がバランス良く配合されている総合サプリメントを選んでください。

ホルモンバランスの変化への対応 身体機能の
低下への対応
ローヤルゼリー
ツバメの巣
プラセンタ
マカ
高麗人参
クコの実
沙棘(サジー)
コラーゲン
ビタミンC
ヘム鉄
マグネシウム
シトルリン

◎…メインとして直接的な働きかけをする成分
◯…メイン成分の効果を補助したり、二次的に働くことで効果を上げる成分

注意したいのが、たとえここに挙げているすべての成分を単体で全部摂取したとしても、期待したほどの効果は成さないということ。

冒頭でもおすすめしていますが、「総合サプリメント」は、これらの成分の配合や体内で吸収されるタイミングなどのバランスを考えて処方されているものです。

単に「その成分が入っている」というだけではなく、東洋医学の観点から自己治癒力そのものを高める処方をしているサプリメントこそが、50代の美容悩みを抱えるあなたにとって、本当に効果のあるサプリメントであると言えます。

50代の美容悩みをケアする総合サプリの効果を高める5つの裏技

50代の美容悩みには、身体の物理的な変化に複合的に働きかける総合サプリメントを摂ることが大切ですが、サプリメントの効果を高めるための裏技を5つご紹介しましょう。

50代の美容悩みをケアする5つの裏技
1. 心がときめく趣味を持つ
2. 人や動物と触れ合う
3. 身だしなみを整える
4. たくさんの「色」を食べる
5. 軽い運動をする

それぞれどんなことをすればいいものなのか、詳しく見ていきましょう。

5-1.心がときめく趣味を持つ

心をときめかせているとき、体内では実際に「幸せホルモン」が産生されます。

旅行でもアイドルでもダンスでも、「これが楽しい」「これが幸せだ」と感じている時には、以下のホルモンが脳内や腸内で産生されているのです。

心がときめくことで分泌される3つの「幸せホルモン」
オキシトシン 疲れやストレスを癒し、多幸感を与えてくれるもの。
見つめ合う、触れるといったスキンシップによって、多くのオキシトシンが分泌されることが分かっています。
セロトニン 主に安定や安心感を与えてくれるもの。
日光浴によって分泌され、自律神経のバランスを整えるため、気分の浮き沈みが少なくなってストレスやイライラを軽減します。
ドーパミン 達成感、快感、喜び、感動などをもたらしてくれるもの。
生きるために必要なやる気を促し、学習能力や仕事能率をアップさせることができます。

実は、皮膚と中枢神経は、受精直後の細胞分裂で、同じ外胚葉から形成されています。
中枢神経とは、大脳から脊髄までの、思考などの高次の機能をつかさどるものです。

同じ外胚葉から形成された皮膚と中枢神経は、形成された後も互いに影響し合うと言われており、精神状態がお肌の状態に影響したり、逆に肌の健やかさが健全な精神状態を助けたりします

つまり、心がときめく趣味によって「幸せホルモン」で満たされている時、皮膚は健やかな状態になり、色艶がよくなっています。

好きなアイドルのコンサートに出かけたり、コレクションをコンプリートしたりといった、あなたの「好き」を極めることこそが、50代の美容悩みをケアする重要なエッセンスのひとつなのです。

参考:​​創生応用医学研究センター 大隅典子「外胚葉由来組織の発生」

5-2.人や動物と触れ合う

人や動物と見つめ合ったり触れ合ったりすることで、「幸せホルモン」のうちのオキシトシンが産生されます。

犬やネコを始めとしたアイコンタクトの取れるペットとの触れ合いや、パートナーやお孫さんとのスキンシップなど、家の中にいてもお肌の状態をよくすることができるのです。

触れ合うと言っても、必ず相手に触ったり触られたりをする必要はなく、たとえば親しい友人と顔を見ながらカフェでおしゃべりするだけでも、オキシトシンは産生されます。

大切なのは、自分が愛情を持ったり信頼関係で結ばれたりしている相手と、目を見てコミュニケーションを取ることです。

その際はぜひ、喜怒哀楽をしっかりと表情に表し、顔や首周りの筋肉を刺激することも忘れずに行ってください。

5-3.身だしなみを整える

常に身だしなみを整えておくことで、いつでも外に出られるフットワークの軽さを手に入れることができます。

フットワークが軽ければ、それだけ日光を浴びて外を歩き、人と合って話をしたり、風や音、温度などいろいろな刺激を五感に受けたりします。

実は、日光を浴びて歩くだけで、5-1.心がときめく趣味を持つで挙げたセロトニンという幸せホルモンが分泌されるため、気分の落ち込みやイライラ、うつなどを解消することができるのです。

また、友人やお店の人と目を合わせておしゃべりを楽しむだけでも、同じく幸せホルモンのオキシトシンが分泌されて、幸せな気持ちに満たされます。

突然のうれしいお誘いがあっても、白髪をそのままにしていた状態では、お誘いに乗ることができませんよね。

流行の服を着る必要はありませんが、現在の自分を素敵に見せてくれる服をきちんと身につけている女性は、行く先々で「レディ」として丁重に扱われることでしょう。

常に身だしなみに気を遣い、フットワークの軽い状態でいることで、50代の美容悩みは軽減されるのです。

5-4.たくさんの「色」を食べる

食事の時にたくさんの「色」を食べることを意識することで、さまざまな栄養素を無理なく自然に取り入れることができます。

実は、幸せホルモンのひとつであるセロトニンは、その80%が腸内で分泌される、ちょっと変わったホルモンなのです。
つまり、腸内環境を整えることで、幸せホルモンが分泌されやすくなるのです。

たくさんの「色」を食べることは、緑黄色野菜を中心とした食物繊維を豊富に取り入れることに繋がり、腸内環境の改善を計ることができます。

また、「今回は◯色食べられた」と、色の数をカウントして小さな達成感を得ることでも、ドーパミンが活性化するのでおすすめです。

50代女性は、太りすぎても痩せすぎてもいけません。
たくさんの「色」を食べることで、これからを乗り切るための資本となる身体と、前向きな精神、健やかな腸内環境からなるきらめく肌を手に入れましょう。

5-5.軽い運動をする

ウォーキングなどの軽い運動をすることで、筋肉量の低下を防ぎ、代謝を上げて美味しいものを楽しく食べられるようになります。

子育てがひと段落し、自分の時間を持てるようになった50代なのですから、家の中に閉じこもらず、ぜひ外を歩く程度の運動から、生活の中に取り入れていきましょう。

日光を浴びることで幸せホルモンのセロトニンが分泌されるだけでなく、適度な運動をすることで食欲も出て、代謝が上がります。

筋肉量の減少とともに運動量まで減ってしまうと、血流や代謝が滞ったり食欲の低下による低栄養を起こしたりと悪循環に陥って、美容どころではなく健康状態そのものが危機にさらされてしまいます

総合サプリメントがどんなに頑張ったとしても、あなた自身が実際に体を動かさなければ、筋肉量も代謝も上がることはありません。

まとめ

今回は、50代の美容悩みをケアすることのできる「総合サプリメント」について詳しく解説してきました。

50代の美容悩みの原因は、以下の2つです。

50代の美容悩みの原因
①ホルモンバランスの変化による影響
②身体機能の低下による影響

そして50代の美容悩みの特徴は、以下の3点です。

50代の美容悩みの特徴
  • 4人に3人が「たるみ」で悩む
  • 40代までのシワはより深くなり、固定化する
  • 髪や歯など、これまでになかった悩みが出てくる

40代までとは異なる美容悩みとして、具体的に以下のような問題が現れてきます。

50代女性の美容悩み
  • 肌の色が暗く黄ばむ
  • シミや肝斑の発現
目元
  • 上まぶたの皮膚のたるみ
  • 垂れ目
  • 水平じわ
  • 眉間の縦じわの固定化
  • ほうれい線が深くなる
  • 目の下がたるむ
口元
  • 歯周病により噛み合わせが悪くなる
  • 歯が長くなったように見える
  • 口臭が強くなる
  • 白髪
  • ハリ、ツヤ、ボリュームの低下
  • 毛が細くなる
  • 薄毛
体型
  • ぽっこりお腹
  • 太り気味の人は痩せにくくなる
  • 痩せ気味の人は皮膚のたるみから貧相になる

50代が美容目的でサプリメントを選ぶ場合は、美容成分単体ではなく、原因に正しく対処できるよう、以下の成分が配合されているものを選びましょう。

ホルモンバランスの変化への対応 身体機能の
低下への対応
ローヤルゼリー
ツバメの巣
プラセンタ
マカ
高麗人参
クコの実
沙棘(サジー)
コラーゲン
ビタミンC
ヘム鉄
マグネシウム
シトルリン

◎…メインとして直接的な働きかけをする成分
◯…メイン成分の効果を補助したり、二次的に働くことで効果を上げる成分

サプリメントと並行して、美しく健康に過ごすため日常生活で心がけておきたいのは、以下の5点です。

50代の美容悩みをケアする5つの裏技
1. 心がときめく趣味を持つ
2. 人や動物と触れ合う
3. 身だしなみを整える
4. たくさんの「色」を食べる
5. 軽い運動をする

50代の体の変化を受け入れながら、美しく前向きな日々を過ごすお手伝いができればなによりです。

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