50代の顔のたるみを改善したい!顔のたるみの原因と対策について専門家が解説

2023. 03. 15
監修:師井美樹 プロフィールを見る >

皮膚科医
医療法人スリーエム天神美容皮膚科 師井美樹クリニック 院長
美容医療に携わって16年、1人1人のお悩みをしっかり伺い、その方に合った治療法をご提案。メディアへの出演、執筆も行う。

(https://www.tenjin-skincareclinic.com/about/message/)


「50代の顔のたるみを改善したい!」
「40代から比べて頬が垂れてきたような…改善する方法なんてあるのかな」

50代になって、急激な肌の衰えを感じる方は少なくありません。

たまたま見た鏡に写る自分の顔にショックを受けたという話もよく耳にします。

残念ながら、50代の顔のたるみは、40代までと同じ対策だけでは改善しません。

といってもポイントは2つで、それまでと同様のケアに加えて、「表情筋を衰えさせないこと」、皮膚・筋肉・骨に必要な栄養をしっかり摂ることが重要になります

どうしてかというと、50代では、次のような理由が重なりあって40代までより顔のたるみの症状が深刻化しているからです。

<50代の肌のたるみ|3つの原因>

  • 加齢による筋肉の痩せ
  • コラーゲンの減少
  • 頭蓋骨の萎縮

この記事では、50代の肌のたるみの原因について言及した上で、改善する方法をわかりやすく解説します。

この記事をおすすめしたいのはこんな人です
  • 50代の顔のたるみに悩んでいる人
  • いろんな方法を試したが顔のたるみが改善しない人
  • 40代より肌にハリがなくなったと感じている人
  • 顔のたるみの原因をくわしく理解したい人
  • 表情筋を鍛える方法を知りたい人

最後まで読んでいただければ、今日からハリのある美肌への一歩を踏み出すことができます。

艶やかな日々を決して諦めないあなたに、たるみの原因から導き出す効果的な対策をお伝えしていきましょう。

50代の顔のたるみ改善のキーワードは「表情筋」

冒頭で述べたように、顔のたるみ改善で「50代」を意識したとき、重要だといえるのが『表情筋の衰えを防ぐこと』、『皮膚・筋肉・骨に必要な栄養をしっかり摂ること』です。

50代では、次のような理由が重なりあって40代までより顔のたるみの症状が深刻化しているからです。

加齢による筋肉の痩せ
コラーゲンの減少
頭蓋骨の萎縮

それぞれ解説します。

50代の顔のたるみを改善するには、まずは皮膚、骨、筋肉に必要な栄養をしっかり摂ること、表情筋を鍛えることが有効であることをしっかり把握しておきましょう。

※先に顔のたるみを改善する具体的な方法を知りたい方は、2章の「50代の顔のたるみを改善!表情筋を鍛える3つのストレッチ」からお読み下さい。

1-1.50代の顔のたるみ原因①|加齢による筋肉の痩せ

50代の顔のたるみの大きな原因は、加齢による筋肉の痩せです。

顔がたるんで見えるのは肌表面のたるみに加えて顔の皮膚を支えている表情筋、皮下脂肪が衰えて薄くなっているからです

女性の筋肉量は50代前後から急激に低下することが知られています(※)。

低下する筋力は腕や足など体だけでなく、その証拠に顔の表情筋の衰えも40代までより目立ってきてしまいます。

Check!

【表情筋とは】

収縮することで笑いや怒りなどの表情を作る筋肉です。

<顔にある主な表情筋>

40歳を過ぎたころから筋肉を構成する筋繊維の本数が減少していく傾向にあり、毎日動かして鍛えていなければ体の筋肉と同様に、表情筋も衰えてしまいます。

表情筋が衰えると筋肉を包む筋膜がゆるみ、皮下脂肪とともに顔面の肉が下方へ下方へと落ちてきます。

これがいわゆる「顔のたるみ」です。

50代では、首回りの皮膚を支えている筋肉も衰えてくることから、顔のたるみにとどまらず、二重顎に繋がってしまうことも少なくありません。

こうした筋肉の衰えを抑えるためには、毎日表情筋を動かして柔らかくし、鍛えていくしかありません

(※)【女性の年齢ごとの筋肉量】

約2,000人の女性を対象に、年齢ごとの筋肉量を調べたデータがありますのでご覧ください。


(値は㎏です)

上肢、下肢、体幹部とも50代ごろから筋肉量が大きく減少していくのがわかります。

1-2.50代の顔のたるみ原因②|コラーゲンの減少

50代の顔のたるみの原因の2つ目は、真皮のコラーゲンの減少です。

そして、加齢によって減少したコラーゲンを増やすために1番有効な方法が、たんぱく質などコラーゲンの材料になる栄養素をしっかり摂取して、かつ顔全体の血流をよくすること=すなわち表情筋を鍛えることになります

硬くなった表情筋を緩めて動かし血流がよくなると、新陳代謝が活性化しコラーゲンの生成が促進されます。

人の肌のハリを支えているのは、真皮層(※)にあるコラーゲンを主とする美容成分です。

50代になると、それまでの年代に比べてコラーゲンを産生する力が衰え、量が減少してしまうことから、皮膚が薄くなって弾力を失い「顔のたるみ」につながります。

Check!

(※)【真皮層とは】

真皮層とは、皮膚を構成する層の一つです。

皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層が重なってできています。

真皮層は皮膚の大部分を占めていて、皮膚層の中で一番厚い層です。

コラーゲンは、我々人間の体を作る大切な栄養素である「たんぱく質」の一種で、年齢を重ね骨格や筋肉が作られていく成長期を過ぎたころから徐々に代謝のスピードが落ちて減少していきます。

一説には、50代では20代の70%ほどに減少するといわれ、その結果、肌の弾力が失われて、たるみが進行してしまうのです。

コラーゲン減少によるたるみを改善するために、コラーゲンの材料となるたんぱく質、鉄分、ビタミンCをしっかり摂りましょう

参照:加齢にともなうⅢ型コラーゲン/Ⅰ型コラーゲンの比率の減少メカニズム​​|日本化粧品技術者会誌 47 (4), 278-284, 2013​​

1-3.50代の顔のたるみ原因③|頭蓋骨の萎縮

50代の顔のたるみの3つ目の原因は、頭蓋骨の萎縮です。

女性の体は閉経後、女性ホルモンの減少によりカルシウムを吸収しにくくなります。

体内のカルシウムが不足すると、体は骨を溶かしてカルシウム量を調整します。

そのため閉経後の女性は骨密度が減少し骨粗しょう症になりやすく、頭蓋骨もその影響を受けて萎縮してしまいます。

特に顔、あごの骨は骨代謝が活発で萎縮しやすい部位で、40代から萎縮が始まっています。

頭蓋骨が萎縮すると、骨と筋肉を繋げているじん帯が緩んで口元、あご、頬、目元などさまざまな部位にたるみが生じます。

更年期〜閉経を迎える50代以降は、女性ホルモン「エストロゲン」(※)が減少するために老化が加速します。

Check!

(※)【エストロゲンとは】

エストロゲンは女性らしさを作るホルモンで、生殖器官を発育、維持させる働きを持ちます。

女性の体全体の健康を支える作用も果たし、脳や自律神経にも働きかけるため、女性の心身に大きく影響するのが特徴です。

エストロゲンは一般に更年期から閉経を挟んだ45歳〜55歳くらいの間に急激に減少します。

エストロゲンの分泌量が減少すると、今までエストロゲンによって調節されていた様々な機能がうまく働かなくなります。

参照:エストロゲンが女性の心身の健康に果たす役割​​|日本家政学会誌 Vol. 73 No. 8 535~541(2022)

頭蓋骨の萎縮が気になり始めたら、ビタミンDやミネラルを多く含む食品をしっかり摂りましょう。

あごの骨の代謝にはあご周辺の筋肉の影響も大きいので、あごの骨の萎縮を防ぐには筋肉を鍛えることも有効です

次章で具体的な表情筋を鍛える方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

50代の顔のたるみを改善!表情筋を鍛える3つのストレッチ

50代の顔のたるみを改善するのに有効な、表情筋をほぐして鍛える3つのストレッチ方法を解説します。

顔全体の筋肉をほぐす「舌ストレッチ」
左右のバランスに気づける「頬ストレッチ」
口周りの筋肉をほぐす「あいうえお体操」

誰でもできるものばかりですので、読みながらはじめてみましょう。

2-1.顔全体の筋肉をほぐす「舌ストレッチ」

最初にご紹介するのは、舌のストレッチです。

実は、舌の出し入れには顔全体の筋肉を使っています。

このストレッチを行うことで、口角が上がるだけでなく、顔全体の筋肉を鍛えることができます。

【舌ストレッチ】

舌を口の上方向に向かって、できる限り伸ばして出し、そのお状態のまま、5~8秒程度キープします。
次に、下方向へ向かってできる限り伸ばし、同じように5~8秒程度キープします。
口を閉じて、舌先で歯茎の外側をなぞるようにグルリと1周させます。
右回り、左周りと5回ずつ行います。

※上記を1セットとして毎日5回を目安に行うと効果的です

2-2.左右のバランスに気づける「頬ストレッチ」

2つ目に行うと良いのが、頬のストレッチです。

このストレッチを行うことで、自分の顔の筋肉のどちらが硬くなっているかに気づくことができます。

【頬ストレッチ】

目を見開いて、唇を閉じ、力を入れて空気が漏れないようにします。​​
片方の頬に空気を入れて膨らませ、10秒間ほどキープします。​​
もう片方の頬にも空気を入れて膨らませ、同様に10秒間ほどキープします。​​

※上記を1セットとして毎日5回を目安に行うと効果的です

両頬試してみて、動かしにくいと感じた方は表情筋がもう片方より使われておらず、硬くなっているという印です。

十分にほぐすとともに、普段からそちら側を意識して動かすと良いでしょう。

こうしたストレッチを継続して表情筋を鍛えると、衰えた筋肉が活性化し、内部から肌が持ち上がってたるみが改善します

血行が促進されるので、たるみが改善されるだけでなく、シワやくすみを目立たなくする効果も期待できます。

2-3.口周りの筋肉をほぐす「あいうえお体操」

最後に、口周りの表情筋ストレッチとして知られる「あいうえお体操」をご紹介します。

表情筋の種類は顔の中に30種類以上あり、特に口の周りに多くの筋肉が集中しています。

口周りのストレッチを行うことで口角が上がり、肌にハリが戻ってたるみが改善されます。

【あいうえお体操】

口を「あ」の形に大きく開いて3秒キープします
口を横に広げて「い」の形にして3秒キープします
口を尖らせて「う」の形にして3秒キープします
口角を引き上げて「え」の形にして3秒キープします
口を「お」の形に縦開きにし、上下に引き伸ばすイメージで3秒キープします

※上記を1セットとして毎日10回を目安に行うと効果的です
※同じ形を長く続けすぎると表情ジワがつく可能性があるので3秒キープを守りましょう

Check!

【笑顔でたるみが軽減される!】

日々の生活で笑顔を心がけることで、顔がたるんでいる印象を持たれないようになります。

ほうれい線を気にするあまり、笑いにくくなってしまった…なんて方はいないでしょうか。
それは逆効果です!

「無表情」や「への字口」といった表情でいる機会が多いと、頬のたるみやほうれい線が余計に目立ってしまいます。

たるみを引き上げ若々しい印象を得るために、口角を上げて明るい表情でいることを心がけましょう。

口角を上げれば頬の筋肉も上がります。

笑顔の多い生活を送ることで、表情筋が鍛えられ、たるみの改善にもつながります。

ストレッチと併用すると効果的!3つの「顔のたるみ」改善対策

50代の顔のたるみ改善に最適なのはストレッチですが、だからといって、ストレッチさえ行えばたるみが消えるというわけではありません。

年代を問わず疲れた肌再生に効果のある、次のような対策をストレッチと併用して、相乗効果で肌に弾力を取り戻していく必要があります

  • 保湿力のあるスキンケア製品を選ぶ
  • 食生活を見直す
  • ハリ改善効果のあるサプリメントを飲む

それぞれ説明しますので、あなたに合ったものから取り入れていきましょう。

3-1.保湿力のあるスキンケア製品を選ぶ

顔のたるみを改善するために、保湿力を1番に考えたスキンケア製品を選びましょう

化粧品で潤いを与えて肌を保湿し、柔軟性を高めることで肌にハリが戻ってたるみが改善されます

保湿とは、「水分を補い、蒸発を防いで潤いを保つこと」です。

充分な水分が保たれていると、肌はハリやツヤ、瑞々しい透明感を維持することが可能になります。

【潤った肌と水分が足りない肌】

保湿力のあるスキンケア製品で、含まれていると効果的な次のような成分です。

  • コラーゲン
  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • ナイアシンアミド
  • アミノ酸
  • レチノール
  • シアバター
  • ユーグレナ

このような成分をスキンケアで外側からも補うことでバリア機能が修復し、肌にハリと弾力が戻ってきます。

3-2.食生活を見直す

たるみ改善のために、ストレッチと併用してぜひ行って欲しいのが食生活を見直すことです。

たるみのない肌を手に入れるには、腸内環境を整えて肌のターンオーバー(※)を促進するための体の内側からのケアが重要です
(※)ターンオーバー:肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みのこと。ターンオーバーが乱れると保湿力が低下して、肌のハリが失われてたるんでしまいます。​​

下記のポイントに留意して、​​肌にハリと弾力を与えるバランスを考えた食事を摂りましょう。

  • たるみ解消に効果的な栄養素&食品を取り入れる​​
  • 糖質を摂り過ぎない

順に説明します。

3-2-1.たるみ解消に効果的な栄養素&食品を取り入れる

あなたの食生活に取り入れて欲しい、たるみ解消に効果のある栄養素と食品を下表にまとめましたのでご覧ください。

たるみ解消に効果的な栄養素 栄養素を含む主な食品
①たんぱく質・ミネラル(鉄や亜鉛)

髪や肌、爪、筋肉、内臓など体を作る元となる栄養素。肌の弾力を維持するコラーゲンを生み出す役割がある。

  • 肉や魚
  • 大豆食品(納豆、豆腐など)
②ビタミンA

皮膚や目の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める働きがある栄養素。肌の保湿力を取り戻し、潤いを保つ働きがある。

  • レバー
  • うなぎ
  • 人参
  • ブロッコリー
  • かぼちゃ
③ビタミンC

コラーゲンの合成をサポートする栄養素。強い抗酸化力で肌の老化を防いで若々しい肌を保つ作用がある。

  • ブロッコリー
  • パプリカ(赤)
  • ピーマン
  • キウイフルーツ
  • アセロラ
  • 菜の花

こちらを参考に、効果的な食品を毎日上手に取り入れたバランスの良いメニューを工夫しましょう。

3-2-2.糖質を摂り過ぎない

食生活を見直す時は、糖質を摂り過ぎていないかどうかをチェックしましょう

糖質を摂り過ぎると代謝の過程でコラーゲンが壊れ、しわが増えて肌がたるむことが研究によって解明されています。

近年、たるみの新たな原因として注視されているのが「糖化」です。

糖化とは、体内で糖とたんぱく質が結びついて肌をたるませてしまうという現象です。

この糖は、食べ物として摂取する糖質を指しています。

つまり、お菓子やジュースなど糖分の含まれた甘い物やパン、麺類などの炭水化物を摂り過ぎると、肌がたるんできてしまうのです。

また、過剰な糖質は腸内環境を悪化させ、肌のターンオーバーが乱れバリア機能が低下します。

パンや麺類など小麦に含まれるグルテン、乳製品に含まれるカゼインというたんぱく質も同様に腸粘膜を傷め、腸内環境を悪化させるので摂り過ぎに注意しましょう。

顔のたるみを改善するためには、バランスの良い食生活を考慮すると共に、糖質、グルテン、カゼインを摂りすぎないようにすることも心得ておきましょう。

参照:皮膚老化概論:酸化ストレスと糖化ストレス​​|日本化粧品技術者会誌​​ 53 (2), 83-90, 2019-06-20​​

3-3.ハリ改善効果のあるサプリメントを飲む

表情筋ストレッチと併用してたるみを改善する方法として特におすすめなのが、ハリ改善効果のあるサプリメントの飲用です。

前項で述べたように、たるみ改善には、体の内側を整えるインナーケアが重要です

そのため、効果的な栄養素を含む食事をバランス良く摂らなければなりませんが、毎日必要な栄養素を満たす料理作りができない忙しい方も多いでしょう。

また、残念ながら50代の肌のたるみに、食生活を変えただけで目に見えるような改善をもたらすのは容易ではありません。

ですので、加齢からくるたるみを無理なく改善していく方法として、食事だけでは摂りきれない栄養素をサプリメントで摂取するのが最適でしょう

この場合、サプリメントに含まれていると良い、たるみに効果的な成分は次のようなものです。

ローヤルゼリー
  • 水分を補って肌を潤す
  • 肌に栄養を与える
  • アンチエイジング
コラーゲン
  • 肌のハリを保つ
  • 骨を丈夫にする
ビタミンC
  • 美白効果
  • 抗酸化作用
  • 免疫力を上げる
  • コラーゲンの材料
ツバメの巣
  • 炎症を抑える
  • 老化防止
  • 肌のターンオーバーを正常にする
ヒアルロン酸
  • 関節の動きを良くする
  • 水分を補って肌を潤す
プラセンタ
  • 細胞を修復して炎症を抑える
  • 抗酸化作用
鉄・亜鉛などのミネラル
  • コラーゲン合成に必要
  • 抗酸化作用
  • 体の維持に必須

サプリメントを購入する際は原材料表示を確認し、こうした肌に有効な成分が複数配合された商品を選びましょう。

なぜ複合処方をおすすめするかについては、次章「50代のたるみ改善には漢方由来のサプリメントがおすすめ​​​​」で解説します。

Check!

【検証事例|美肌成分の摂取でたるみが改善した!】

肌効果のあるローヤルゼリーの飲用で、実際に「肌のたるみ」が改善した検証事例をご紹介します。

健康な女性60名を20名ずつ3グループに分け、それぞれローヤルゼリーを1日7,200mg、3,600mg、プラセボ錠(※)を12週間飲用し、頬の角層水分量を機器を用いて測定する調査を行いました。
(※)プラセボ錠:実験等で使用する偽薬

結果、7,200mgを飲み続けたグループにおいて、8週間飲用後の頬の角層水分量が飲用前より増加、12週間後には、7,200mg/日グループ(高用量群)、3,600mg/日グループ(低用量群)共に、プラセボ飲用グループと比較して水分量が増加しました

またアンケート調査では、高用量群、低用量群共に​​、肌のたるみやくすみが改善したという報告がありました

さらに、7,200mg/日の高用量群では、しみとそばかすについても飲用前より有意に改善したという実感があることが明らかになりました

50代のたるみ改善には漢方由来のサプリメントがおすすめ

50代の顔のたるみ改善には漢方由来のサプリメントがおすすめです。

なぜなら、漢方由来のサプリメントは、吸収率の高い天然由来成分が複合的に処方されているからです

1章で説明したように、50代の顔のたるみは、

  • 筋力の低下
  • コラーゲンの減少
  • 頭蓋骨の萎縮

といった原因が重なり合って起こります。

一般的なサプリメントにありがちな単一成分では全ての原因の解決はできないため、大きな改善につながりません。

複数の原因からくるたるみを解消するには、血行不良やむくみの解消、腸内環境の改善、さらにはストレスの軽減など、さまざまな効能が必要になります。

そのため、漢方由来のサプリメントをおすすめしたいのです。

漢方由来のサプリメントは、東洋医学の「五行(ごぎょう)論」(※)に基づき、心身のバランスを整えることにアプローチし、50代のたるみの複数の原因に作用して整える成分が複合処方されています。

(※)【東洋医学の「五行論」】

東洋医学では、からだの不調を「からだ全体のバランスの崩れ」ととらえます。

その根幹にあるのが、万物を構成する要素を「木」「火」「土」「金」「水」の5つに分類し、それぞれの要素が支え合い、影響しあって、絶妙なバランスで成り立っているとする「五行論」です。

これは、人の体にも同じことがいえ、東洋医学では五行に人間の身体を支える5つの要素「肝・心・脾・肺・腎」をあてはめています。

からだの状況を五行から導く東洋医学の考え方に沿って、複合成分を配合した漢方由来のサプリメントは、肌悩みだけでなく、疲れやむくみ、不安感や体の痛みなど、50代の人が抱える不調の改善にも効果が期待できます。

まとめ

50代の顔のたるみ改善には、毎日の表情筋のストレッチが有効です。
それと併用して、

  • 保湿力のあるスキンケア製品を選ぶ
  • 食生活を見直す
  • ハリ改善効果のあるサプリメントを飲む

といった対策を講じていきましょう。

特に50代では、内側を整えるインナーケアが重要になるため、必要な栄養素を手軽に補えるサプリメントは取り入れやすい方法でしょう。

漢方由来のサプリメントは、肌悩みだけでなく、疲れやむくみ、不安感や体の痛みなど、50代の人が抱える不調の改善にも効果が期待できます。

あなたのたるみに関するお悩みの解消に、この記事を大いに役立てていただけたらと思います。

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