プーラヴィータでは「女性の一生に寄り添う」ために、主に40代以上の女性の意識調査を全国規模で定期的に実施しています。
その結果は「今の女性の意識を知ることができる」ということで数々の大手メディアから注目、紹介されています。
今回の調査は通常とは異なり、男性を対象に実施したものです※。
これは多くの女性にとって、その配偶者やパートナーの心や体の健康は大切であるという発想を元に、前回調査と同様に「男性更年期」に注目し「男性本人が感じていること」を調べたものです。
目次
4人に一人が「変化」を男性更年期によるものと意識している
まず、この調査のスタートになるスクリーニング調査の結果を紹介しましょう。
グラフは「あなたは男性更年期と思われる変化を感じていますか?」という質問に答えていただいたものです。
変化を実感しているのは、ほぼ2人に一人。
また、その「変化」を「男性更年期」によるものと意識している方は4人に一人で「男性更年期」を意識している男性は決して少なくないという結果になりました。
調査の結果を年代別に分析すると、50代から60代前半までの世代で、男性更年期への意識が高いことがわかります。
男性更年期という言葉は9割強が認知。症状まで把握も4人に一人
本調査の結果を分析、紹介します。
まず一問目は「男性更年期」という言葉がどれくらい認知されており、その認知の程度はどれくらいか?を聞いてみました。
その結果、9割をこえる方が「男性更年期」という言葉を認知しており、症状など比較的詳しく知っている方も4人に一人の割合でいらっしゃいました。
50代後半から60代で詳細を含む認知度が高い(年代別の分析)
年代別でみると大きな差は見受けられませんでしたが、50代後半から、詳細を含む認知度が高くなり、やはり実感と認知度の相関が考えられます。
疲労感・倦怠感が6割以上。記憶力、集中力、性欲の低下が続いています
男性更年期に伴う症状を複数回答で聞いてみました。
「疲労感・倦怠感」が61.6%と半数を大きく超え、「記憶力、集中力の低下」や「性欲の減退、性機能の低下」が続いています。
若い世代ほど精神的な症状をあげる人が多い(年代別の分析)
年代別で感じている症状をみると大きな差は見受けられませんでしたが、不安、イライラや気分の落ち込みという精神的な症状をあげている世代が40代に多いことがわかりました。
社会的にプレッシャーが大きい世代であることも一因かもしれません。
4人に一人が疲労感・倦怠感をもっとも気になる変化と回答
前問に関連して、もっとも気になる症状を聞いてみました。
やはり「疲労感・倦怠感」をあげる人が多く「性欲の減退、性機能の低下」が続いています。
年代で違う、2番目のもっとも気になる症状(年代別の分析)
年代別で、もっとも感じている症状をみると、すべての年代で「疲労感・倦怠感」がトップになりましたが、2番目以降は年代別に差がありました。
例えば性欲の減退、性機能の低下については50代前半が多く、筋力や身体機能の低下については60代が多くなっています。
いま、マイナスの影響ありが2割強。将来心配が3人に一人も
男性更年期に伴う「変化」や症状が家族にマイナスの影響を与えていないかは、危惧されることですが、いまでもマイナスの影響を感じている人が22%。
さらに将来を心配する人も36.8%に達しました。
影響はないと思うと答えた方は11.4%に過ぎませんでした。
若い世代ほど、マイナスを実感し、将来も不安(年代別の分析)
年代別で見ると、現状で家族関係へのマイナスを意識している割合が若年層ほど高いという結果になりました。
同時に将来への不安との答えも多く、世代間の意識の違いを見ることができました。
半数以上が仕事に影響あり。気を遣われていると感じる人も
はっきり「特に影響はない」と答えた方は3人に一人にすぎず、変化を感じて仕事をコントロールしていると答えた方を含めると、半数以上の方が男性更年期の影響を感じているようです。
特に影響はないとの答えが年代が高くなるほど多くなる(年代別の分析)
年代別で見ると、若い世代ほど、男性更年期の仕事への影響を感じていることがわかります。
働き盛りという職場での状況や男性更年期をいう言葉の広がりが比較的新しいことが理由だとも思われます。
逆に影響ないとの認識が年代が高くなるほど増えるのが、興味深い結果です。
6割が対策なし!更年活※が必要かもしれません
はっきり「特に影響はない」と答えた方は3人に一人にすぎず、変化を感じて仕事をコントロールしていると答えた方を含めると、半数以上の方が男性更年期の影響を感じているようです。
※「更年活(こうねんかつ)」とは更年期をできるだけ健やかに過ごすための様々なアクション(活動)のことです。
若い世代ほど「変化」への対策に積極的(年代別の分析)
年代別で見ると、前問で若い世代ほど、男性更年期の仕事への影響を感じていることに伴い、その対策についても積極的なのがわかります。
特に40代前半は3人に一人がサプリメントを摂取。
他の年代の約2倍にあたるところは特筆する結果です。
まとめ
今回は「男性自身が感じる男性更年期」をテーマにアンケートし、その結果をまとめてみました。
最後にこのアンケートでは自由記述形式で、経験や意見をいただいています。
主なものを下記で紹介します。
実際に声は本当の実態が見えるようです。
ぜひ読んでみてください。