目立ってしまうおでこのしわ…どうやったら改善できる?

2023. 06. 26
監修:望月みどり プロフィールを見る >

漢方養生指導士・サプリメントアドバイザー・健康管理士
女性の健康に関する専門性の高い記事を数多く執筆。 漢方養生指導士、サプリメントアドバイザーの知識を活かし、女性向けサプリメントの開発にも携わる

老けた顔の決め手は、ほうれい線、目尻、おでこ、この3箇所にできるしわです。

中でもおでこのしわは、深くクッキリと長く横たわり、存在感が抜群。

ちょっと上を見る、眉を上げるなどの無意識の仕草でも、ゾッとするほど目立ってしまうので、なんとかしたいですね。

隠したくても難しいおでこのしわは、どうしたら改善できるのでしょうか?

今日から自宅で簡単に出来る方法をまとめてみました!

 

意外と知らない!顔の筋肉のつき方

深く刻まれたおでこのしわには、マッサージがとても効果的。

顔も凝ってしまうと、血流が悪くなり、栄養素が毛細血管のすみずみまで行き渡らなくなり、顔色がくすみ、ハリのない肌になってしまいます。

マッサージは、正しく行うことで手軽に肌にハリを出し、シワを改善できる方法です。

そのために、まずは顔の筋肉がどのようについているか、大まかな基本を知っておくことがとても大切です。

顔は細かく筋肉がついているので、その流れの方向に沿ってマッサージをすることで、しわ、たるみなどの改善にとても効果的です。

反対に、筋肉の流れを無視してマッサージをしてしまうと、たるんでしまうので逆効果です。

おでこの筋肉は縦に長くついており、頭皮の部分まで伸びています。

目と目の間は、さらに筋肉の繊維は細かくなり、それに付随する目周りの筋肉は、ドーナツのようにこめかみ周辺まで大きく丸くついています。

そのため、おでこをマッサージするときは縦方向に頭皮に向かって、目周りは丸く円に沿って行うのが基本です。

このように、おでこ周辺の筋肉の流れと共に、筋肉がどこから始まり、どこで終わっているかしっかり観察し把握しておきましょう。

 

おでこは頭皮と密着している!

おでこのしわを解消するには、眉の上からおでこを通り、後頭部まで縦に繋がっている前頭筋を鍛えることが大切です。

凝り固まった前頭筋をやわらかくほぐし、衰えた筋肉を鍛えるには、ストレッチとマッサージが効果的です。この2つのポイントを確認しておきましょう!

 

①前頭筋ストレッチ

両手を眉の上に置き、頭皮ごと後頭部に向けて軽く引き上げます。

おでこがピンと張った状態で、目を大きく見開き眉を上げて10秒程度キープしましょう。

手で皮膚を引き上げておくのは、おでこにしわができないためです。

朝晩1015回程度が効果的です。

 

②頭皮マッサージ

顔の皮膚は、すべて一枚でつながっています。

シート状のパックのように、おでこの生え際が皮膚の際のように感じますが、実は頭皮全体にぐるりとつながっているのです。

前頭部、側頭部、後頭部と頭全体の頭皮をしっかりとマッサージし、やわらかくすることで、顔の皮膚をしっかり支えることが可能になります。

指の腹を使って生え際から後頭部まで、縦方向にマッサージしましょう。

美容室に頭皮マッサージのメニューがあれば、プロの技術を参考にするのも良いですね。

また、スカルプケア専用のシャンプーで血行促進したり、頭皮ケア専用のブラシでブラッシングするなど、便利グッズを活用するのもおすすめです。

 

目の周りに溜まった老廃物がおでこを引き下げる!

日本人は食生活において味噌、醤油、干物、ぬか漬けなど、和食は塩分が比較的高い調理法が多く、むくみやすい体質なのが特徴です。

また近年のスマホの普及や、パソコンの時間が長くなり、目を酷使する環境にあることから、まばたきの回数が減り、目周りの筋肉は常に運動不足です。

また、流行りのまつ毛エクステも、まぶたに常に負荷をかけている状態と言えるでしょう。

この様な環境の中で、目周りを囲むドーナツ状の眼輪筋はすっかり衰えてしまいます。

すると、余計な水分、老廃物などを溜め込んでしまい、その重みでおでこを支える前頭筋を引き下げてしまうことが、おでこのシワを作る大きな要因となるのです。

 

①眼輪筋のストレッチ

スマホやパソコン画面を長い時間見続けないこと、20分に1回は遠くを見て目を休めましょう。

さらに、眼球を縦と横にそれぞれ8の字を描くように、グルグルと回すストレッチをするなど、眼輪筋を鍛えることも効果的です。

 

②目周りの老廃物を流すマッサージ

顔の中でも最も皮膚がうすく、デリケートなのが目周りの皮膚です。

その薄さはゆで卵の薄皮ほどですので、刺激をしないよう、そっと触れることが大切です。

眉の始まり、中間、終わり、こめかみの4箇所が、目周りの血行促進のツボです。

ゆっくりと指の腹の柔らかさを利用して、優しく刺激しましょう。

また目の下は、とても細かい毛細血管があり、滞ってしまうと、くまやたるみの原因になります。

目頭からスタートし、涙袋の下を通り、目尻までを眼輪筋の流れに沿って優しくマッサージしましょう。

 

おでこにしわを作らない生活習慣とは

おでこのしわの原因は、頭皮や目周りの皮膚のたるみの他に、表情筋のクセが定着してしまうことも要因です。

パソコンやスマホを見ているとき、仕事に集中しているときなど、おでこや眉間にしわを寄せるクセがあると、いつも同じ所にできるしわが、真皮まで深く刻まれてしまうのです。

真皮まで落ち込んだしわは、すぐには改善できないため、コツコツと毎日保湿することが大切です。

肌を乾燥からガードするとともに、しわに良い成分を美容液として活用する、という日々のケアを徹底しましょう。

いつもの化粧水よりも、ワンランク上の保湿成分の高いものを選んだり、洗顔後にシートマスクをするのも良いでしょう。

ポイントとしては、化粧水の23回の重ね付け、美容液、保湿クリームの順でつけること、つける量はケチケチしないことです。

ひとつのアイテムを1ヶ月~2ヶ月程度で使い切るくらいの気持ちで、大胆に使ってみましょう!

肌にハリが出れば、しわがふっくらすることで、目立たなくなります。

 

40歳を過ぎたら、からだの内側からもアプローチ

加齢とともに肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンが減少し、肌がたるみやすくなります。

肌がたるむとハリはなくなり、皮膚が寄ることでシワになります。

こうなると外からだけのお手入れでは追い付かなくなるため、体の内側からもアプローチすることが大切になってきます。

肌のハリを取り戻すためのサプリメントに
配合されていると効果的な成分
  • 肌のハリや弾力を保つ「コラーゲン」
  • 肌の老化を抑制する「ローヤルゼリー」
  • メラニンの生成を抑える「ビタミンC」
  • 皮膚細胞を活性化する「プラセンタ」

 

 

まとめ

日常的に鏡を見る時は真顔なので、自分では気づきにくいのがおでこのしわです。

普段の自分の表情は、一番知りたいはずの自分では見ることができません。

鏡の前で口を大きく開閉する、眼球を回すなど色々な表情を作って、普段から顔の筋トレも続けてみましょう。

 

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