老けた顔の決め手は、ほうれい線、目尻、おでこ、この3箇所にできるしわです。
中でもおでこのしわは、深くクッキリと長く横たわり、存在感が抜群。
ちょっと上を見る、眉を上げるなどの無意識の仕草でも、ゾッとするほど目立ってしまうので、なんとかしたいですね。
隠したくても難しいおでこのしわは、どうしたら改善できるのでしょうか?
今日から自宅で簡単に出来る方法をまとめてみました!
意外と知らない!顔の筋肉のつき方
深く刻まれたおでこのしわには、マッサージがとても効果的。
顔も凝ってしまうと、血流が悪くなり、栄養素が毛細血管のすみずみまで行き渡らなくなり、顔色がくすみ、ハリのない肌になってしまいます。
マッサージは、正しく行うことで手軽に肌にハリを出し、シワを改善できる方法です。
そのために、まずは顔の筋肉がどのようについているか、大まかな基本を知っておくことがとても大切です。
顔は細かく筋肉がついているので、その流れの方向に沿ってマッサージをすることで、しわ、たるみなどの改善にとても効果的です。
反対に、筋肉の流れを無視してマッサージをしてしまうと、たるんでしまうので逆効果です。
おでこの筋肉は縦に長くついており、頭皮の部分まで伸びています。
目と目の間は、さらに筋肉の繊維は細かくなり、それに付随する目周りの筋肉は、ドーナツのようにこめかみ周辺まで大きく丸くついています。
そのため、おでこをマッサージするときは縦方向に頭皮に向かって、目周りは丸く円に沿って行うのが基本です。
このように、おでこ周辺の筋肉の流れと共に、筋肉がどこから始まり、どこで終わっているかしっかり観察し把握しておきましょう。
おでこは頭皮と密着している!
おでこのしわを解消するには、眉の上からおでこを通り、後頭部まで縦に繋がっている前頭筋を鍛えることが大切です。
凝り固まった前頭筋をやわらかくほぐし、衰えた筋肉を鍛えるには、ストレッチとマッサージが効果的です。この2つのポイントを確認しておきましょう!
①前頭筋ストレッチ
両手を眉の上に置き、頭皮ごと後頭部に向けて軽く引き上げます。
おでこがピンと張った状態で、目を大きく見開き眉を上げて10秒程度キープしましょう。
手で皮膚を引き上げておくのは、おでこにしわができないためです。
朝晩10~15回程度が効果的です。
②頭皮マッサージ
顔の皮膚は、すべて一枚でつながっています。
シート状のパックのように、おでこの生え際が皮膚の際のように感じますが、実は頭皮全体にぐるりとつながっているのです。
前頭部、側頭部、後頭部と頭全体の頭皮をしっかりとマッサージし、やわらかくすることで、顔の皮膚をしっかり支えることが可能になります。
指の腹を使って生え際から後頭部まで、縦方向にマッサージしましょう。
美容室に頭皮マッサージのメニューがあれば、プロの技術を参考にするのも良いですね。
また、スカルプケア専用のシャンプーで血行促進したり、頭皮ケア専用のブラシでブラッシングするなど、便利グッズを活用するのもおすすめです。
目の周りに溜まった老廃物がおでこを引き下げる!
日本人は食生活において味噌、醤油、干物、ぬか漬けなど、和食は塩分が比較的高い調理法が多く、むくみやすい体質なのが特徴です。
また近年のスマホの普及や、パソコンの時間が長くなり、目を酷使する環境にあることから、まばたきの回数が減り、目周りの筋肉は常に運動不足です。
また、流行りのまつ毛エクステも、まぶたに常に負荷をかけている状態と言えるでしょう。
この様な環境の中で、目周りを囲むドーナツ状の眼輪筋はすっかり衰えてしまいます。
すると、余計な水分、老廃物などを溜め込んでしまい、その重みでおでこを支える前頭筋を引き下げてしまうことが、おでこのシワを作る大きな要因となるのです。
①眼輪筋のストレッチ
スマホやパソコン画面を長い時間見続けないこと、20分に1回は遠くを見て目を休めましょう。
さらに、眼球を縦と横にそれぞれ8の字を描くように、グルグルと回すストレッチをするなど、眼輪筋を鍛えることも効果的です。
②目周りの老廃物を流すマッサージ
顔の中でも最も皮膚がうすく、デリケートなのが目周りの皮膚です。
その薄さはゆで卵の薄皮ほどですので、刺激をしないよう、そっと触れることが大切です。
眉の始まり、中間、終わり、こめかみの4箇所が、目周りの血行促進のツボです。
ゆっくりと指の腹の柔らかさを利用して、優しく刺激しましょう。
また目の下は、とても細かい毛細血管があり、滞ってしまうと、くまやたるみの原因になります。
目頭からスタートし、涙袋の下を通り、目尻までを眼輪筋の流れに沿って優しくマッサージしましょう。
おでこにしわを作らない生活習慣とは
おでこのしわの原因は、頭皮や目周りの皮膚のたるみの他に、表情筋のクセが定着してしまうことも要因です。
パソコンやスマホを見ているとき、仕事に集中しているときなど、おでこや眉間にしわを寄せるクセがあると、いつも同じ所にできるしわが、真皮まで深く刻まれてしまうのです。
真皮まで落ち込んだしわは、すぐには改善できないため、コツコツと毎日保湿することが大切です。
肌を乾燥からガードするとともに、しわに良い成分を美容液として活用する、という日々のケアを徹底しましょう。
いつもの化粧水よりも、ワンランク上の保湿成分の高いものを選んだり、洗顔後にシートマスクをするのも良いでしょう。
ポイントとしては、化粧水の2~3回の重ね付け、美容液、保湿クリームの順でつけること、つける量はケチケチしないことです。
ひとつのアイテムを1ヶ月~2ヶ月程度で使い切るくらいの気持ちで、大胆に使ってみましょう!
肌にハリが出れば、しわがふっくらすることで、目立たなくなります。
40歳を過ぎたら、からだの内側からもアプローチ
加齢とともに肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンが減少し、肌がたるみやすくなります。
肌がたるむとハリはなくなり、皮膚が寄ることでシワになります。
こうなると外からだけのお手入れでは追い付かなくなるため、体の内側からもアプローチすることが大切になってきます。
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まとめ
日常的に鏡を見る時は真顔なので、自分では気づきにくいのがおでこのしわです。
普段の自分の表情は、一番知りたいはずの自分では見ることができません。
鏡の前で口を大きく開閉する、眼球を回すなど色々な表情を作って、普段から顔の筋トレも続けてみましょう。