プーラヴィータでは「女性の一生に寄り添う」ために、主に40代以上の女性の意識調査を全国規模で定期的に実施しています。
その結果は「女性の意識を知ることができる」という観点から数々の大手メディアでも紹介されています。
今回は2023年10月に実施した「出産後の体重や体型の変化」をテーマにしたアンケートをもとに、その結果をご紹介します。
※全国の30歳〜70歳以上の女性、390名からご回答いただきました。ご協力ありがとうございました。
出産後太りは75%が経験。10キロをこえる方も3割近く。その原因は運動不足?
一方体型の変化を感じている方も4人に3人。そのうち、下腹部の変化が約85%!
出産前後におこる体の変化。その代表である体重や体型の変化はとても大きいようです。
目次
半数以上の方が、5キロ以上の体重増加。10キロ以上も3割近くに
妊娠前と出産後の体重の変化、いわゆる「出産後太り」をされた方は約75%になり、4人に3人という高い割合になりました。
変化がなかったとの回答が年代で大きな差があるのは、なぜでしょうか?〜変化に敏感?鈍感?
年代別で見ると、変化はなかったとする回答と、プラス10キロ以上という回答が両方とも50代前半の方が多いという面白い結果がでました。
この年代は体重の変化に鈍感な世代なのでしょうか?
体重が増えた原因、その一位は「運動不足」。加齢要因をあげる方も多くいました
運動不足をあげた方は6割をこえました。
加齢による基礎代謝の低下や女性ホルモンの減少などをあげた方も多く、食欲要因を上回ったことが注目されます。
出産年齢の高齢化も影響しているかもしれません。
育児ストレスの感じ方が年代で大きく異なりました。
年代別でみて、もっとも大きな開きが出たのは「育児ストレスによる過食」と回答した方の割合でした。
例えば60代前半では8.1%にすぎないのですが、30代前半は6割をこえ、7倍以上の開きがありました。
出産時期の世相なども影響しているのかもしれません。もしくは、ストレスの経験は忘れやすいのかも?
体型の変化は4人に3人が経験
体型の変化は4人に3人が変わったと回答し、まったく「変わっていない」と答えた方は3%にすぎませんでした。
高年齢ほど「変わった」という答えが多いのは?
年代別でみると、70歳以上の年代で「変わった」と答えた方が多さが際立っており、出産による体型変化は当然として受けとめていた世代だからかもしれません。
体型変化は下腹部、ウエストに集中。下腹部は85%!
変化した部分、もっとも多い回答が「下腹部」。いわゆるぽっこりお腹のはじまりが出産なのかもしれません。
ウエストと答えたかたも75%に。お尻、太ももなどを合わせ下半身の答えが圧倒的です。
若い人ほど、下半身以外の部位を意識しているようです。
年代別で大きな違いが見られたのは下半身以外の「二の腕」や「ファイスライン」の変化に30代前半の方が特に敏感なこと。
元に戻したいのは、やはり下腹部やウエスト
元に戻したい部位を聞いたところ、下腹部が圧倒的な多数となり、ウエストが続き、少し離れてお尻、太ももと続きました。
ぽっこりお腹が元に戻せたら、、という強い想いが伝わってきます。
全年代で下腹部がトップですが、二番目の部位も含めその割合で大きな違いがありました。
年代別に特徴を見ると、若年層はウエストや太ももの割合が比較的高く、中年層はお尻、高年層はウエストが高いという結果になりました。
ファッションとの関係もありそうですね。
何もしなかった方が4割近くも!
出産後、体重が増えたり体型の変化を感じても「何もしなかった」と回答した方が4割もおいででしたが、これは産後の子育ての忙しさに原因があると思われます。
食事や運動など日常でできるダイエット法を選ばれた方が多いのも、子育ての忙しさが関連しているのかもしれません。
高年齢ほど「何もしなかった」率が高くなりました。
年代別では、ほぼ年代が高くなるにつれて「何もしなかった」と答えた方が多くなりました。
特に30代の方は積極的に対策を実行している方の割合が高いようです。
まとめ
今回は出産後太りをテーマにアンケートし、その結果をまとめてみました。
想定以上に下腹部への意識を持つ方が多く、その一方で何らかのダイエットを実行した方が意外に少ないこともわかりました。