更年期障害(症状)、私はこうやって乗り切った!調査アンケートからみえた更年期の傾向と対策

2024. 04. 12

全国から寄せられた多くの体験談から紐解く更年期症状の傾向と対策

「更年期」、多くの女性が経験する「特別な時期」です。

更年期の症状はさまざま、そして症状の程度も個人差が大きく、対策も一律ではありません。

そこで、プーラヴィータでは全国の女性から更年期の体験談やアドバイスをアンケートスタイルで集めてみました。
(全国調査アンケートの概要は文末に紹介しています)

ホットフラッシュが辛くて大変でした。

仕事にも集中できなくて、婦人科に行き、薬を処方してもらいましたが、よくならず何度か薬を変えてもらいましたが、薬では症状が治まりませんでした。

薬を飲むのをやめて、友人の勧めで首周りを冷やすように努めたら、幾分か症状は楽になりました。

そののち、ホットフラッシュはいつまでも続かないと考えを変えて過ごしていたら、いつの間にか楽になりました。

「いつまで続くかわからない」という不安を、「いつまでも続かない」と前向きに考えを変えることで、楽になった例です。よかったですね。

効果があると言うもので、自分に合うと思うものは試してみるのもいいと思います。

お薬、サプリやアロマ、食品、生活習慣など試して、長くて辛い日が続いてもいつか必ずトンネルの先に光は見えてくるのだと思います。

積極的にいろいろ試してみることは、気持ちも前向きになって大切なことだと思います。出口のないトンネルはありません!

突然首から上だけ汗がダラダラ流れて驚くことがありましたが、いつの間にか治っていたので、あせらずにやり過ごしてください。

不安を想像するだけで全身の毛穴が開くような汗をかいた。

ホットフラッシュとそれに伴う発汗は、他の方も多く経験されているようです。あせらずまずは、気分を楽にして、そして次を考えることが大事ですね。

更年期は個人差が大きいので、他の人の経験はあくまで参考程度にしかならないと思う。

更年期にさしかかって高血圧の症状が起きたが、更年期のためのホルモン治療をしても血圧は下がらないと病院で言われ、結局は太り過ぎ解消のために食事管理をしたことで血圧も下がったことがある。

何でもかんでも更年期だからと考えても危険。

「更年期」の年齢になると、不調が全て「更年期」でまとめられ、原因もさほど追求されず、もしかしたら重大な病気の可能性もある為、自分も医者もきちんと向き合って不調を治す・緩和するようにすべきだと思う。

更年期と言われる期間中の不調について、更年期だから!と簡単に判断せず、慎重に対応した方がよいという意見は他の方からもいただいています。

更年期はカラダに大きな変化が起こる時期、今まで未病として顕在化しなかった症状が病気として現れることが多くあるようです。スマートな慎重さが必要ですね。

おかしいと感じた時は、30代でも婦人科を訪れた方がいい。

早めに婦人科に行ってホルモンの数値を調べてもらい、対処するとよい。

私は婦人科に行って相談したことによって、一番酷い時よりすごく楽になったので、まずは病院に行って相談するのがいいと思います。

早めの医療機関受診をすすめるアドバイスも多くいただきました。

更年期症状に知識や理解が深い婦人科のドクターが見つかると安心ですね。

ちなみに更年期障害であると診断された場合、その治療費用は健康保険の適用範囲内となります。

体調がよくないときは、できれば無理せずに仕事も休めるならとお伝えしたいです。

私は我慢し過ぎて、取り返しのつかない重度の症状になりました。

10年間くらい外出もつらく寝たきりで、次々と病気になり、今は外出はできますが、遠出はむりです。

症状もでてきたら、体の声を聴いて無理しないようにしています。

頑張るのは一見良いことみたいですが、結果病気になり、後悔しているし、女性のからだはデリケートだと体験しました。

心からお見舞い申し上げます。貴重な体験談とアドバイスありがとうございます。一刻も早いご回復をお祈りいたします。

更年期かもと感じたら、ひとりで悩まないで周りの先輩(経験者)に相談したり、サプリメントや市販薬を試したり、通院する事をおすすめします。早めに動くといいと思う。

指に違和感を感じる、しびれ、腫れたりしました。

抜け毛が多くなったりと、今までになかった不調や症状がでてきたので、エクオールを服用し、効果を少しずつ実感していて乗り切っています。

サプリメントや命の母も有効、毎日豆乳を飲んだ。今も続けている。

サプリや市販薬をすすめるアドバイスも多くありました。

更年期症状がどうして起こるのか?を理解しながら、自身に合う有効な対策を見つけることが大切ですね。

不安にならず自分が今どういう状態かを周りに伝えて理解してもらうと気が楽になる。

とにかく貧血で動けなくなります。パートナーの理解がないと日常生活おくれないので、よく話し合い、辛いこと素直にいうことが大切です。

だれでも起こる事なので気にしない。
仕事が休める環境ならば休む。
午前中に外に出て散歩して太陽の光を浴びる事。

パートナー、家族、同僚、上司など周囲の理解を得ることはとても大切。無理して頑張りすぎないことが必要ですね。

数字で見る更年期の実態、その割合や症状、影響などのご回答いただきました。

40代以上の女性の6割が更年期症状を経験または経験中!

※40代女性に無作為配信(スクリーニング調査)

【Q1】(事前調査)
あなたは「更年期」と思われる症状、不調やカラダやこころの変化を経験したことがありますか?

なお、更年期の症状、不調、変化は一般的に次のようなものがあります。のぼせ・ほてり・発汗・肩こり・冷え性・疲れやすい・頭痛・腹痛・腰痛・不眠・寝付きが悪い・眠りが浅い・怒りやすい・イライラ・動悸・息切れ・性欲の減退・性交痛・うつ状態・不安感・めまい・喉の渇き・ドライアイ

なお年代別で見ると経験中の割合は50代前半がピークで、60代以上になると経験済みの方が半分をこえています。

n 【Q1】あなたは「更年期」と思われる症状、不調やカラダやこころの変化を経験したことがありますか?
過去経験がある
今、経験している
経験はない
わからない
答えたくない
その他
全体 2061 30.2% 27.8% 26.3% 14.7% 0.9% 0.1%
年齢 40歳~44歳 299 5.4% 28.1% 41.5% 23.7% 1.3% 0.0%
45歳~49歳 311 8.7% 45.0% 25.4% 19.6% 1.3% 0.0%
50歳~54歳 301 15.6% 56.1% 14.0% 14.0% 0.3% 0.0%
55歳~59歳 310 29.7% 32.6% 21.9% 14.2% 1.6% 0.0%
60歳~64歳 313 53.0% 13.7% 21.4% 10.5% 0.6% 0.6%
65歳~69歳 260 53.8% 6.9% 26.9% 11.9% 0.4% 0.0%
70歳以上 267 50.2% 6.7% 34.8% 7.5% 0.4% 0.4%

※右にスライドすると全集計をご覧いただけます。

更年期症状は多岐に渡り、疲れ、発汗、ほてり、肩こりは4割超え

【Q2】
あなたの体験した(または体験している)更年期症状をすべて教えてください。

3人に一人が30%以上のパフォーマンスダウンを経験

【Q3】
あなたの体験した(または体験している)更年期症状は、あなたのパフォーマンス(仕事や生活活動等の能力)にどれくらいマイナスになった(なっている)と感じましたか?

2024年4月4日から4月8日にかけて実施。40歳以上の女性407名からご回答いただきました。
ご協力ありがとうございました。
このアンケートは40歳以上の女性に向けて2024年3月29日から4月3日まで実施したスクリーニング調査で「あなたは『更年期』と思われる症状、不調やカラダやこころの変化を経験したことがありますか? 」という設問に対して「過去経験がある」「今、経験している」とお答えいただいた方に配信し、詳しくお答えいただいたものです。

まとめ

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

更年期は症状やその程度は違っても、多くの女性(男性にも)の健やかな毎日の大きなマイナス要因になっています。

弊社では今回のような更年期に関する情報を提供するほか、更年期をできるだけ健やかに過ごすための様々なアクション(活動)「更年活(こうねんかつ)」を提案しています。

Recommend
おすすめ記事

調査・リサーチ
コロナ禍で若年層女性の健康意識・消費行動に変化が。コロナ禍の健康に関する意...
調査・リサーチ
女性のニオイは年齢とともに変化する!感じた人62%。女性のニオイに関する調査
調査・リサーチ
幸福度の高い女性の84.2%が『良質な睡眠生活』を送っている。睡眠の質に関する調査
調査・リサーチ
東京女子VS大阪女子 意識が高いのはどっち?長生き願望が強いのは「東京女子」