「男性に効くサプリってどういうもの?」
「男性サプリはたくさん売られているけど、どのサプリを選べばいいかわからない」
昨今、男性サプリと銘打った商品は驚くほど数多く販売されており、種類もさまざまなので、自分に合うものを選ぶのに迷ってしまいますよね。
そんなとき、ご提案したいのが、あなたの悩みに効果的な成分が含まれているかどうかを確認して選ぶことです。
悩みによって、サプリで得たい効果(目的)は違い、有効な成分も違います。
目的にマッチした成分配合のサプリを選ばなければ、期待した効果を感じることはできません。
男性によくある悩みと、効果のある成分は下表のようになっています。
※デオアタック®は高砂香料工業株式会社の登録商標です。
この記事では、男性の抱えるお悩み別に、効果のある成分について解説します。
ただ注意点として、どのサプリを選んでも、すぐに劇的な効果は得られないのを覚えておきましょう。
サプリは栄養補助食品であり、不足している栄養素を補うことで、徐々に満足のいく結果が表れてきます。
そのため、サプリを選んだら、少なくとも3ヶ月は続けて摂取するようにしてください。
間違っても、1度に大量に飲んだりすることはやめておきましょう。
たくさん飲んだからといって、急に髪が増えたり、元気になるなどということはありません。
それどころか、健康被害が起きるリスクが生じてしまいます。
記事では、ご紹介する成分それぞれについて過剰摂取のリスクや副作用についても解説しますので、参考にしてください。
人にはいえない体の悩みを緩和する、あなたに合った男性サプリを選ぶために、ぜひ最後まで目を通して頂けたらと思います。
目次
【男性】自分にピッタリのサプリを選ぶための基礎知識
男性が自分にピッタリのサプリを選ぶために必要な基礎知識を、お伝えしていきます。
サプリ選びに失敗しないために、しっかり把握していきましょう。
1-1.男性サプリは悩みに効果的な成分を確かめて選ぶ
男性向けサプリは、悩みの症状に効果的な成分を確認して選びましょう。
症状によって、サプリメントで得たい効果(目的)は違い、適切な成分も違ってきます。
自分が得たい効果(目的)に合った成分のサプリメントを選ばなければ、期待した効果を感じることができません。
たとえば、「疲れ」という悩みひとつとっても、肉体的な疲れもあれば、精神的な疲れ、目の疲れ、脳の疲れ…と症状は多岐に渡り、それによってマッチする成分は異なります。
また、同じ疲れでも、男性更年期による倦怠感であった場合は、それに合わせた成分のサプリメントを選ばなければ、根本的な症状改善にはつながりません。
そもそもサプリメントは栄養補助食品であり、健康や美容ケアに関してサポートをする役割なので即効性はなく、体に顕著な変化が表れるというものではありません。
その分、幅広い目的に対応し、飲み続けることで緩やかな効果が期待できるのですが、肝心の成分が悩みの症状にマッチしていなければ、何らかの効果が出ていたとしても実感することができないでしょう。
男性サプリを選ぶ際は、自分の症状と摂取する目的を明確にとらえて、効果的な成分のものを選ぶようにしてください。
1-2.男性によくある悩みとは
ここまで読んだ方の中には、
「なんとなく不調だからサプリでも飲もうかと思っただけで、症状を明確にとらえてといわれても判断が難しい」、と思った人がいるかもしれません。
熱や痛みのある病気の症状と違い、サプリを必要とする不調は言葉で表すのが難しいですよね。
そこで、この項では、男性によくある悩みにはどんなものがあるかをご紹介します。
具体的に示しますので、「自分も同じだ」と共感できるものが見つかると思います。
あなたに合ったサプリを選ぶために、下表をチェックして、言葉にできない悩み(不調)を明確にしていきましょう。
サプリで解消したいお悩み(症状)が何なのか、ハッキリしてきたのではないでしょうか。
次項では、その悩みに効果のあるサプリと成分を一覧でご紹介します。
1-3.男性の悩み別一覧!サプリに含まれていると良い効果的な成分
男性によくある悩みにマッチする「サプリの種類」と、含まれていると良い「有効な成分」を一覧にしましたのでご覧ください。
あなたの悩みに効果的なサプリはどれか、判断できましたでしょうか。
次章から、サプリの種類別に、効果や成分についてくわしく解説します。
興味のあるところから、ご覧になって参考にしてくださいね。
ニオイが気になる男性におすすめ|ニオイ対策サプリ
体臭や口臭、加齢臭にお悩みの男性は、サプリメントで気になるニオイを解消しましょう。
ニオイ対策サプリに含まれているのは主に次のような成分です。
- デオアタック®
- 柿渋エキス
- シャンピニオンエキス
それぞれの効果や副作用について解説していきます。
2-1.デオアタック®
デオアタック®とは、野菜、果物など100%植物由来の人にやさしい消臭成分のことです。
2-1-1.デオアタック®の効果
デオアタック®には消臭効果があります。
デオアタック®は、コーヒー生豆とゴボウから、最先端技術を用いて抽出された植物由来の高濃度ポリフェノール含有素材(基質)と同じく植物由来のポリフェノール酸化酵素から構成される消臭素材です。
デオアタック®には消臭が困難とされている含硫系の悪臭成分に対しても優れた消臭効果を発揮します。
2-1-2.デオアタック®|過剰摂取による副作用
現状において、デオアタック®で問題となる健康被害や副作用は報告されていません。
ただ、サプリメントを過剰摂取すると、複合処方された他の成分を摂り過ぎて健康被害を引き起こす可能性があります。
デオアタック®は食品のため1日の摂取量が特に定められてはいませんが、商品の用法用量を守って摂取するようにしてください。
※デオアタック®は高砂香料工業株式会社の登録商標です。
2-2.柿渋エキス
柿渋エキスとは、渋柿などに含まれている強い渋みをもった成分のことです。
タンニン(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれていて、抗酸化作用が期待できます。
2-2-1.柿渋エキスの効果
柿渋エキスには消臭効果があります。
研究によって、柿タンニンに含まれるフェノール性水酸基という物質がニオイ成分と化学的に反応して、ニオイのない物質に変えることがわかっています。
ニオイ以外でも、タンニンの働きで、動脈硬化の予防、高脂血症の改善、二日酔い予防などに効果が期待できます。
2-2-2.柿渋エキス|過剰摂取による副作用
柿渋エキスで、これまで重篤な副作用やアレルギー症状の報告はありませんが、タンニンの過剰摂取においては、次のリスクが考えられます。
- 腹痛
- 下痢
- 貧血
柿渋は食品であるため1日の摂取量は特に定められていませんが、商品の用法用量を守って飲むようにしましょう。
2-3.シャンピニオンエキス
シャンピニオンエキスとは、マッシュルームから抽出された成分で、アミノ酸やビタミン、食物繊維などの栄養成分を豊富に含んでいます。
整腸作用があり、腸内環境の悪化による口臭や体臭を和らげます。
2-3-1.シャンピニオンエキスの効果
シャンピニオンエキスは、腸内で発生するアンモニアなどの悪臭成分と化学結合して、消臭効果を発揮することで知られています。
腸内環境は、偏食やストレスなどによってバランスが崩れると、悪玉菌が増殖して悪臭を発生させます。
このことが、口臭や体臭、便臭などの悪臭を引き起こすのです。
シャンピニオンエキスには、腸内環境を整えて悪玉菌の生成を抑える働きがあります。
悪玉菌を減らし善玉菌を増やすことで、腸内環境のバランスを整え、不快なニオイを消し去ります。
他にも便秘など、腸内環境の悪化が原因の悩みを解消する効果も期待できます。
2-3-2.シャンピニオンエキス|過剰摂取による副作用
現状において、シャンピニオンエキスで問題となる健康被害や副作用は報告されていません。
ただ、サプリメントを過剰摂取すると、複合処方された他の成分を摂り過ぎて健康被害を引き起こす可能性があります。
シャンピニオンは食品のため1日の摂取量が特に定められてはいませんが、商品の用法用量を守って摂取するようにしてください。
体臭サプリの選び方。1分で解決、もう臭いで悩まない >>
男性の髪の悩みを改善|薄毛対策サプリ
薄毛や抜け毛にお悩みの男性は、サプリメントで早めに対策をはじめましょう。
ここでは、薄毛対策サプリの主成分ケラチンと、その他の成分の効果や副作用について解説します。
3-1.ケラチン
薄毛対策サプリでは、毛髪の主成分である「ケラチン」、または、「ケラチンの構成に必要な成分」が含まれたものを選ぶことをおすすめします。
ケラチンは毛髪や爪、皮膚の角質層を形成しているタンパク質の一種で、毛髪内のケラチンが占める割合は80〜90%といわれています。
健康な髪になくてはならない成分です。
ケラチンとは、タンパク質の一種で毛髪や爪、皮膚の角質層を形成している成分です。
毛髪を構成する成分の8割〜9割はタンパク質で、ケラチンはそのうちの大部分を占めるといわれています。
3-1-1.ケラチンの効果
ケラチンには、髪を健康に保ち、コシを与える効果が期待できます。
ケラチンは、他のタンパク質にはほとんど含まれない「シスチン」というアミノ酸を約15%程度含んでいます。
シスチンは、髪の生成を促進する成分で、不足すると髪の健康が保てなくなり、コシやハリがなくなったり、抜け毛が増えたりします。
ケラチンは、シスチンの働きによって髪のボリュームを維持します。
髪だけでなく、皮膚や爪の健康を支える働きもあります。
3-1-2.ケラチンには副作用の症例はない
現状、ケラチンによる副作用の症例はありません。
副作用の心配なく摂取できる栄養素であり、1日の摂取量も明確に定められてはいません。
ただ、サプリメントを過剰摂取すると、複合処方された他の成分を摂り過ぎて健康被害を引き起こす可能性がありますので、メーカーごとの目安摂取量をしっかりと守って摂取するようにしてください。
3-2.薄毛対策サプリに含まれるケラチン以外の成分
ケラチン以外の、薄毛対策サプリに含まれる主な成分を下表にまとめました。
薄毛対策サプリは、ケラチンや、ケラチンの構成に必要な成分を確認して選びましょう。
尚、各々の成分に問題となる副作用の報告はありませんが、サプリメントの過剰摂取には健康被害のリスクがあります。
目安量より多く飲んだからといって、薄毛対策効果が高まることはありません。
サプリメントは用法用量を守って飲むようにしてください。
中性脂肪やメタボの悩みに|脂肪対策サプリ
中性脂肪やメタボにお悩みの男性は、サプリメントで脂肪対策をしましょう。
脂肪対策サプリでは、脂肪燃焼効果のある「L-カルニチン」が配合されたものを選ぶことをおすすめします。
L-カルニチンは、体に溜まった脂肪を燃焼が行われる細胞(ミトコンドリア)に運搬する働きがあります。
ここでは、L-カルニチンの効果や副作用と、その他の脂肪対策サプリの成分について解説します。
4-1.L-カルニチン
L-カルニチンは、脂肪の代謝に重要なアミノ酸の一種で、体内に溜まった脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
4-1-1.L-カルニチンの効果
L-カルニチンには、体に溜まった脂肪を燃焼し、脂肪が付きにくい、太りにくい体をつくる効果があります。
脂質は体内に取り込まれると脂肪酸に分解されます。
L-カルニチンは、その分解された脂肪酸を、脂肪の燃焼が行われるミトコンドリア内に運搬する役割があります。
脂肪酸はL-カルニチンがないと、単独ではミトコンドリア内に運ばれないため、代謝が低下し、脂肪が体内に溜まってしまいます。
結果、中性脂肪が増え、メタボや肥満を招いてしまうわけです。
L-カルニチンは、脂肪燃焼に必要不可欠な成分ですが、身体の中で生成できる量は年齢とともに減少してしまうため、サプリメントで補うことが必要になります。
4-1-2.L-カルニチン|過剰摂取による副作用
厚生労働省では、カルニチンの1日の摂取上限の目安量を約1,000mg/日としています。
L-カルニチンを過剰摂取した場合の副作用として、次のような症状が引き起こされることがあります。
- 吐き気や嘔吐
- 腹部の痙攣
- 下痢
- 生臭い体臭
L-カルニチンは脂肪燃焼作用のある成分ですが、多く摂ったからといって、たくさんの脂肪が燃えるわけではありません。
摂取目安量を参考にサプリメントは用法用量を守って摂取するようにしてください。
参考:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』|カルニチン
4-2.脂肪対策サプリに含まれる他の成分
L-カルニチン以外の、脂肪対策サプリに含まれる主な成分を下表にまとめました。
各々の成分に重篤な副作用の心配はありませんが、サプリメントの過剰摂取には健康被害のリスクがありますので、用量を守って飲むようにしましょう。
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加齢による疲れや衰えを緩和する|男性更年期サプリ
男性更年期でお悩みの方は、サプリメントの摂取で症状改善が期待できます。
男性更年期サプリに含まれているのは主に次のような成分です。
- マカ
- 亜鉛
- アルギニン
それぞれの効果や副作用について解説していきます。
5-1.マカ
マカは、南米ペルーのアンデス山脈に自生する植物の一種で、 栄養価が高く、古くからスタミナ源として重宝されています。
5-1-1.マカの効果
マカは、男性機能の改善や性欲向上、更年期症状の改善などの作用がある成分です。
そうした効果は、マカに含まれる下記のような豊富な成分の働きによるものです。
- 必須アミノ酸
- 亜鉛
- 鉄
- カルシウム
- 食物繊維
- ビタミン
マカの摂取では、他にも更年期に伴ううつ症状や不安感の軽減、動脈硬化、肌の老化予防が期待できます
5-1-2.マカ|アレルギーや過剰摂取による副作用
マカはアブラナ科の植物なので、下記のようなアブラナ科の野菜にアレルギーがある場合、「マカ」サプリメントに対してもアレルギー反応が出てしまう可能性があります。
他に、過剰摂取により頭痛、不眠症状、ホルモンバランスの崩れといった不調をきたす場合があります。
5-2.亜鉛
亜鉛は、人間の体に欠かせない「必須ミネラル」の1つです。
体内では、主に骨格筋・骨・皮膚・肝臓・脳・腎臓などに存在し、タンパク質の合成に関わる酵素の材料として使われます。
5-2-1.亜鉛の効果
亜鉛は新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応などの体の働きをサポートし、正常に保つ役目を担っています。
亜鉛に期待できる主な効果をまとめました。
亜鉛を摂取すれば筋肉が発達し、体調も整いやすくなります。
さらに、生殖機能を整え、ホルモンバランスの乱れを改善する効果も期待できます。
5-2-2.亜鉛|過剰摂取による副作用
亜鉛は毒性の少ない成分として知られていますが、過剰に摂取した場合、急性中毒を発生して嘔吐、食欲不振、下痢などが起こる可能性があります。
5-3.アルギニン
アルギニンは、天然に存在する成長ホルモンの分泌を高めるアミノ酸です。
うなぎやニンニク、マカなど滋養強壮に良いことで知られる食べ物に多く含まれています。
5-3-1.アルギニンの効果
アルギニンは成長ホルモンの分泌を高めるアミノ酸で、免疫力の向上や血流改善に効果があります。
また、新陳代謝を促すため、肌を美しくする効果もあります。
アルギニンの主な効果をまとめました。
この中の、血流改善効果はED症状の改善につながります。
また、成長ホルモンの分泌は筋肉組織を増強し、免疫力が高まることから、男女を問わず、更年期症状の緩和が期待できます。
5-3-2.アルギニン|過剰摂取による副作用
アルギニンは、過剰摂取すると健康被害を引き起こす可能性があります。
具体的な症状は次のようなものです。
- 胃痛
- 下痢
- 疲労感や倦怠感
アルギニンの効果を最大限に得るためには、摂取用量を守り、過剰摂取は避けるようにしてください。
参考:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年度版)
男性の食生活からくる悩みに効く|栄養バランスサプリ
食生活の乱れや、好き嫌い、野菜不足などからくる不調にお悩みの方は、「栄養バランスサプリ」で足りない栄養素を補充しましょう。
栄養バランスサプリに含まれているのは主に次のような成分です。
- マルチビタミン
- 葉酸
- 食物繊維
それぞれの効果や副作用について解説していきます。
6-1.マルチビタミン
マルチビタミンとは1種類の成分ではなく、複数のビタミンを配合したものを指します。
または、そのサプリメント自体のことを「マルチビタミン」と呼ぶこともあります。
6-1-1.マルチビタミンの主な効果
マルチビタミンを摂取することでビタミン不足による体の不調を防止することができます。
マルチビタミンに含まれる主な成分と効果をまとめました。
6-1-2.マルチビタミン|過剰摂取による副作用
マルチビタミンに含まれるビタミンAを過剰摂取すると、副作用が出る可能性があります。
ビタミンAは、脂溶性ビタミンといって、吸収されやすく尿中へ排泄されない種類のビタミンのため、摂り過ぎると下記のような症状が起きやすくなります。
- 食欲不振
- 悪心
- 嘔吐
- 脱毛
- 発疹
マルチビタミン自体に顕著な副作用の症例はありませんが、過剰に摂るとビタミンAの副作用を引き起こすことが考えられるので注意しましょう。
ビタミンEも脂溶性ビタミンですが、比較的体内に蓄積されにくく、通常の食事の範囲では過剰症はほとんど起こりません。
ただし、近年の研究では、ビタミンEの過剰摂取が骨量を減らし、骨粗鬆症のリスクを高める可能性があると示唆されていますので、過剰摂取には注意しましょう。
6-2.葉酸
葉酸は、ビタミンB群に属する水溶性ビタミン(水に溶けやすいビタミン)の1つです。
妊娠希望の女性に有効な栄養素というイメージがありますが、実際には男女を問わず、大きな健康効果があります。
6-2-1.葉酸の主な効果
葉酸は「造血のビタミン」と呼ばれ、赤血球や白血球の形成と、成熟に欠かせない栄養素です。
また、代謝を促進する酵素をサポートし、動脈硬化の予防効果も期待できます。
葉酸の主な効果をまとめました。
このように、葉酸は男女、年齢を問わず、効果が期待できる成分です。
6-2-2.葉酸|過剰摂取による副作用
葉酸を過剰摂取すると、下記のような葉酸過剰症を起こすリスクがあります。
- 発熱
- じんましん
- かゆみ
- 不眠症
- 下痢や吐き気
命に関わるような重大なものは今のところ報告されていませんが、商品の注意書きを確認し、用量以上の過剰摂取は避けるようにしてください。
6-3.食物繊維
食物繊維とは、人の消化酵素では消化されない食物成分をまとめて呼ぶ名称です。
第6の栄養素ともいわれ、野菜や果物、海藻、キノコなどに多く含まれ、便秘の予防をはじめとする整腸効果が知られています。
6-3-1.食物繊維の効果
食物繊維には腸内の老廃物を体外へ排出する役割があります。
また、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など、多くの健康効果があります。
食物繊維の主な効果をまとめました。
野菜不足から便秘に悩んでいる人には、特におすすめしたい成分になります。
6-3-2.食物繊維|過剰摂取による副作用
食物繊維を摂り過ぎると、下痢や便秘などの便通トラブルを引き起こすことがあります。
食物繊維には、水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維を摂り過ぎると、便がゆるくなりすぎて下痢してしまいます。
逆に、水に溶けない不溶性食物繊維を摂り過ぎると、便秘になる可能性があります。
不溶性食物繊維は腸内の水を抱え込んでふくらむため、便の量が多くなりすぎて腸内で詰まり、排泄されにくくなるのです。
食物繊維は腸内環境を整える成分ですが、過剰摂取は逆効果ですので気をつけましょう。
参考:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年度版)
お酒を飲む男性におすすめ|肝機能改善サプリ
お酒を飲む機会の多い男性は、アルコールが肝機能に悪影響を及ぼすことが考えられます。
早めに、サプリメントで手当てをしておきましょう。
肝機能改善サプリに含まれているのは主に次のような成分です。
- ウコン
- タウリン
- オルニチン
- 田七人参
それぞれの効果や副作用について解説しましょう。
7-1.ウコン
ウコンは、ショウガ科ウコン属の多年草の植物で古くからアジア一帯で生薬として重宝されてきた植物です。
ウコンには50種を超える品種が存在するといわれており、インドではスパイス等、中国では漢方薬の上薬として知られています。
7-1-1.ウコンの効果
ウコンには、老化や生活習慣病の原因物質とされる活性酸素を、抗酸化作用によって除去する効果があります。
また、胃の働きを活発にし、食欲を増進させる効果があるほか、血中の悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、コレステロール値を下げ、血流を改善する効果や、肝臓の機能強化も期待できます。
さらに、疲労を軽減し、体調を整えます。
ウコンには、「春ウコン」と「秋ウコン」の大きく2種類があります。
ウコンの主要成分はポリフェノールの一種クルクミンで、「秋ウコン」には「春ウコン」の10倍以上のクルクミンが含まれます。
クルクミンは高い抗酸化作用を持つことから「体のサビつきを防ぐ」と言われ、抗炎症作用や肝臓を保護する作用などもあります。
7-1-2.ウコン|過剰摂取による副作用
ウコンの副作用はほとんどありませんが、大量に摂取した場合には、他のサプリと同様に胃腸の不調などの健康被害が起きる可能性があります。
過剰摂取は避け、体質に合わないと感じた場合は服用をやめ、専門医や薬剤師に相談してください。
特に、胆石症の人は医師に相談する必要があります。
また、「秋ウコン」には鉄を大量に含有するものもあり、胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症の人には禁忌とされます。
さらに、ウコンは血液凝固を抑制することがあることから、血液凝固抑制薬(アスピリン、ワルファリン、ヘパリン、ジクロフェナク、イブプロフェンなど)を服用しているときにウコンを摂取すると、紫斑や出血が生じる可能性が高くなると考えられています。
7-2.タウリン
タウリンは、タンパク質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質です。
魚介類や、イカ・タコといった軟体動物に多く含まれています。
7-2-1.タウリンの効果
人間には体重の0.1%のタウリンがあるといわれ、心臓、肺、肝臓・脳、骨髄などのさまざまな臓器や組織に広く含まれていることから、生命の維持に必要な成分と考えられています。
タウリンの主な効果をまとめました。
お酒を飲む方に特に注目して頂きたいのは、「肝臓の機能を高める働き」で、タウリンは、肝臓で胆汁酸の分泌や肝細胞の再生を促進したり、細胞膜を安定化させたりすることがわかっています。
7-2-2.タウリン|過剰摂取による副作用
タウリンの副作用はほとんどありませんが、人によって、また過剰摂取した場合には、次のような症例が報告されています。
- 悪心
- 下痢
- 腹部不快感
- 発疹
このような症状に気づいたら、サプリの服用をやめ、専門の医師や薬剤師に相談してください。
7-3.オルニチン
オルニチンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きをサポートする成分です。
7-3-1.オルニチンの効果
オルニチンは、肝臓で有害な毒素を無害にする役割を担うほか、二日酔い、疲労感の軽減にも効果が期待できます。
オルニチンの主な効果をまとめました。
近年の研究で、これ以外にも、オルニチンの働きとして、睡眠や目覚めの改善、成長ホルモンの分泌促進などの効果が報告されています。
7-3-2.オルニチンに副作用の症例はない
オルニチンは、貝やキノコにも含まれる成分のため、基本的に副作用はありません。
ただし、大量に摂取した場合には、他のサプリと同様に胃腸の不調などの健康被害が起きる可能性があります。
過剰摂取は避け、体質に合わないと感じた場合は服用をやめ、専門医や薬剤師に相談してください。
参考:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年度版)
7-4.田七人参
田七人参は中国の雲南省で採取されるウコギ科ニンジン属の植物のことで、古くから生薬として重宝されてきた成分です。
中国では古来より“金不換(金では変えないもの)”といわれるほど貴重な秘薬として扱われてきました。
7-4-1.田七人参の効果
田七人参には、幹細胞を再生させ、肝機能を向上させる効能があります。
田七人参には、サポニンという成分を高麗人参の約10倍も含んでいます。
サポ二ンには、肝機能を向上させて過酸化脂質を抑制する働きがあります。
過酸化脂質とは、コレステロールや中性脂肪といった脂質が酸化した脂質で、体内で増えるとエネルギー源が作られにくくなり、疲労感、倦怠感を感じやすくなります。
サポニンの他、体に活力を与えるアルギニンや血管に働きかけるフラボノイド、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養成分を含んでいるため、疲労回復、肝臓保護、生活習慣病の予防効果が期待できます。
7-4-2.田七人参|過剰摂取による副作用
田七人参自体には大きな健康被害をもたらす副作用はないといわれていますが、田七人参には血流を改善する効果があるため、女性が服用した場合、稀に生理において経血量が増えることがあるといわれています。
過剰摂取は避け、体質に合わないと感じた場合は服用をやめ、専門医や薬剤師に相談してください。
本質的な健康を意識する男性には「ユーグレナ」サプリメントがおすすめ
男性の悩みに効果のあるサプリ成分を紹介してきましたが、中にはこんな疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
「これといった悩みはなくて、とにかく健康でいたいのだけど、その場合はどれを選べば…?」
「あてはまる悩みが複数あるときは、いくつもサプリを飲まなきゃいけない?」
そんな方におすすめしたいのが「ユーグレナ」サプリメント(ユーグレナを配合したサプリメント)です。
ユーグレナは59種類もの栄養素を含んでいるため、複数のサプリを飲まなくても多くの悩みを解消し、体の内側を整えて健康にする効果があります。
この章では、本質的な健康のためにサプリを飲みたい男性、複数の悩みを1種類のサプリで解消したい男性におすすめのスーパーフード「ユーグレナ」について解説します。
順にみていきましょう。
8-1.ユーグレナには体を健康にする3つの効果がある
59種類もの栄養素が含まれるユーグレナには、体を本質的に整え、健康にする3つの効果があります。
それぞれ解説します。
8-1-1.腸内環境を整える効果
ユーグレナには、腸内環境を整える効果があります。
これまでの研究で、腸内環境を整え、免疫力を高める働きをする「酪酸菌(らくさんきん)」の増殖を促進することが確認されています。
「酪酸菌」は大腸に存在する善玉菌と呼ばれる腸内細菌のひとつです。
酪酸菌が腸内で食物繊維を分解して作る「酪酸(らくさん)」は、大腸が活動するエネルギー源となり、腸内環境を改善する優れた働きを持ちます。
ユーグレナが「酪酸菌」を増殖させ、「酢酸」の産生が増加することで腸内環境が整い、
- 排便状態が良くなる
- 免疫力が上がる
といった効果が期待できます。
8-1-2.コレステロール値を下げる効果
ユーグレナには、コレステロール値を下げる効果があります。
独自成分「パラミロン」が体内の余分なコレステロールを吸着して、体の外へ排出してくれます。
パラミロンは、ユーグレナのみが細胞内貯蔵物質として生成する多糖類の成分です。
1つで「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の両方を併せ持つスーパー食物繊維です。
粒子螺旋が絡まったような複雑な構造をしており、余分なコレステロールをスポンジのように吸着し、難消化性(不溶性)なので体内に吸収せずに腸を通過し、体の外に排出します。
また、パラミロンは水溶性の食物繊維と同じように水分をため込んでくれるので、便をスムーズに運ぶサポートもしてくれます。
ユーグレナを摂取すると、こうした「パラミロン」の働きで、コレステロール値の改善効果が期待できます。
8-1-3.生活習慣病を予防する効果
ユーグレナには、生活習慣病の予防や改善効果があります。
研究で、独自成分「パラミロン」に、免疫バランス調整機能があり、様々な疾患にかかるリスクを減らすことがわかっています。
これは、パラミロンの形態が、いわゆる“ばい菌”の形によく似ていることに起因しています。
腸内でパラミロンに出会った免疫細胞は、それを“ばい菌(=異物)”と勘違いして戦う準備を始めます。
そこに細菌やウイルスなど本当に体に害を与える異物がやってくると、パラミロンのおかげで戦う準備は万端に整えられているため、体が守られやすくなります。
パラミロンを摂取すると、免疫に関連する物質が相互にバランスをとることになり、様々な疾患にかかるリスクを減らすことが出来るのです。
こうしたことから、ユーグレナには、生活習慣病の発症を予防し、免疫細胞を活性化することで不調を改善する効果があるといえます。
ユーグレナの健康に嬉しい3つの効果と8つの研究結果を専門家が解説 >>
8-2.ユーグレナは男性の複数の悩みを緩和できる
ユーグレナには、下記のような男性の複数の悩みを解消する効果が期待できます。
それぞれみていきましょう。
8-2-1.男性の悩み①|栄養バランスの乱れ
ユーグレナには59種類もの栄養素が含まれていて、栄養バランスが整います。
また、ユーグレナは食物繊維の集合体ともいえる成分です。
中でも独自成分「パラミロン」はスーパー食物繊維と呼ばれ、腸内環境を整える効果があります。
腸の善玉菌「酪酸菌」を増殖させることから、野菜不足の人のお悩みに多い便秘などの排便障害の改善も期待できます。
8-2-2.男性の悩み②|体臭や口臭などのニオイ
ユーグレナの腸内環境を整える効果が、男性の気になる体臭や口臭の悩みも緩和します。
体臭や口臭の大きな原因が、腸内環境の乱れです。
偏食やストレスなどによって腸内のバランスが崩れると、悪玉菌が増殖して体から悪臭を発生させるのです。
ユーグレナには、腸の善玉菌「酪酸菌」を増やす働きがあります。
悪玉菌を減らして善玉菌を増やすことで、腸内環境のバランスを整え、不快なニオイを消し去ります。
8-2-3.男性の悩み③|薄毛や抜け毛
栄養豊富なユーグレナには育毛効果も期待できます。
ユーグレナには、毛髪の生成に必須である亜鉛や、毛髪のタンパク質を合成するためのメチオニンなどの成分が含まれています。
また、近年の研究で、ユーグレナには毛乳頭細胞(※)の増殖作用があることが確認されました。
(※)毛周期のサイクルを正しく保つための細胞。
この結果から、ユーグレナは育毛を促進する成分としても注目を集めています。
8-2-4.男性の悩み④|中性脂肪やメタボ
ユーグレナにはコレステロール値を下げる効果があります。
独自成分「パラミロン」が体内の余分なコレステロールを吸着して、体の外へ排出してくれます。
また、パラミロンは水溶性の食物繊維と同じように水分をため込んでくれるので、便をスムーズに運ぶサポートもしてくれます。
こうした「パラミロン」の働きで、コレステロール値が下がり、中性脂肪の上昇やメタボの改善が期待できます。
8-2-5.男性の悩み⑤|更年期
ユーグレナには、活力のある若々しい心身を保つ効果があります。
男性の更年期は、男性ホルモンであるテストステロンの減少によって引き起こされますが、ユーグレナに含まれるパラミロンは、その不調をサポートし、免疫力を上げる効果があります。
免疫力が上がることで、人間が本来備えている代謝機能が向上し、正常な体の状態が保たれやすくなります。
8-2-6.男性悩み⑥|肝機能の衰え
近年の研究で、ユーグレナに含まれるパラミロンに、肝臓の防御機能を上げる効果が報告されました。
肝障害を起こしたラットにパラミロン粉末を含む餌を摂取させる実験で、肝臓のダメージを減少させる結果が出たのです。
未だ研究段階ではありますが、ユーグレナには肝機能の衰えを改善する効果も期待できます。
参考:ユーグレナHealthcare Lab.|研究レポート
まとめ
男性サプリを選ぶときは、自分の悩みを明確にして、それに合った成分を確認して選びましょう。
男性向けサプリには、女性と共通する栄養バランスや中性脂肪上昇などのお悩みのほかに、ニオイ対策や薄毛予防、男性更年期といった、男性に特化した悩みに対応する商品が数多くあります。
ただ、どんなに効果的な成分も過剰に摂取すると健康被害を引き起こすリスクがあります。
サプリは、用法用量を守って飲む事を心得ておいてください。
あなたの失敗しないサプリ選びに、ぜひこの記事を役立てて頂けたらと思います。