【天気痛に関する調査】30歳以上の女性、5人に3人が天気痛を実感

2024. 10. 21

プーラヴィータでは「女性の一生に寄り添い、役に立つ」ことを目的に、主に40代以上の女性の意識調査を定期的に全国規模で実施しています。

その結果は「現代の女性の、今の意識や行動を知ることができる」ということで数々の大手メディアから注目を集め、紹介されています。

今回は主に頭痛、肩こり、だるさを引き起こすといわれる天気痛に悩んでいる人の割合や悩みの内容、対策の取り方などを全国調査しました。

全国調査結果: 30歳以上の女性対象/天気痛について
この記事のもとになるインターネットによる全国アンケートは2022年6月14日から15日にかけて実施。
30歳以上69歳以下の女性391名(5歳きざみでそれぞれ約50名)からご回答いただきました。
ご協力ありがとうございました。
調査結果のポイント
  • 5人に3人が天気痛を実感、意識
  • 天気が悪くなっていく時や、雨の日に症状が起こると実感している人が5割を超える
  • 対策は薬品派とサプリメント派がほぼ同率。なにもしない人が3人に1人​​

肩こりは半分以上の方が。頭痛や疲労感、だるさも多くの方が実感しています

【Q1】
あなたは次にあげる不調を今、または1か月以内程度に感じていますか?

​​今、または一か月以内程度と時期を限定したにもかかわらず、10人に8人が不調を感じているようです。

トップは「肩こり」、疲労感、頭痛、だるさと続き、めまいや耳鳴りなども2割近くの人が感じており、「深刻な不調社会」といっても過言ではないかもしれません。

若い世代ほど多くの人が不調を実感(年代別の分析)

不調について「特に感じていない」という回答は60代後半の方(約32%)と30代前半の方(約11%)には約3倍の開きがあります。

常識的な予想とは真逆な結果になりました。

n 【Q1】あなたは次にあげる不調を今、または1か月以内程度に感じていますか?
頭痛
めまい
疲労感
だるさ
関節痛
肩こり
耳鳴り
わからない
特に
感じていない
その他
全体 391 44.0% 18.9% 44.5% 39.4% 23.8% 52.9% 15.6% 0.0% 21.0% 1.3%
年齢 30歳~34歳 44 56.8% 29.5% 54.5% 56.8% 27.3% 59.1% 18.2% 0.0% 11.4% 0.0%
35歳~39歳 48 60.4% 18.8% 52.1% 45.8% 6.2% 50.0% 18.8% 0.0% 16.7% 0.0%
40歳~44歳 42 64.3% 16.7% 47.6% 47.6% 14.3% 52.4% 11.9% 0.0% 23.8% 0.0%
45歳~49歳 56 42.9% 25.0% 50.0% 46.4% 14.3% 55.4% 17.9% 0.0% 17.9% 3.6%
50歳~54歳 46 45.7% 23.9% 52.2% 39.1% 37.0% 54.3% 15.2% 0.0% 19.6% 4.3%
55歳~59歳 50 32.0% 14.0% 38.0% 40.0% 28.0% 52.0% 14.0% 0.0% 18.0% 2.0%
60歳~64歳 50 24.0% 16.0% 42.0% 22.0% 36.0% 58.0% 14.0% 0.0% 26.0% 0.0%
65歳~69歳 55 32.7% 9.1% 23.6% 21.8% 27.3% 43.6% 14.5% 0.0% 32.7% 0.0%

※右にスライドすると全集計をご覧いただけます。

医師からの確定診断、実感や可能性を含めると57.6%(5人に3人)が天気痛を実感、意識

【Q2】
あなたは前問で答えていただいた不調について、天気痛(または気象病、気象痛と呼ばれることもあります)も原因のひとつだと思われますか?
※複数の不調がある方は、もっとも強く感じる不調についてお答えください。

10人に8人が不調を感じ、そのうち5人に3人が「天気痛」を意識していることになります。

つまり調査対象の、ほぼ2人に1人が「天気痛」を実感しているという、わたしたちの予想を大きく上回る結果になりました。

年代により大きな差はないのですが、天気痛との関連疑いは若い世代ほど多い結果に(年代別の分析)

天気痛という言葉、概念が比較的新しいことが一因かもしれませんが、若い世代ほど、不調を天気痛と関連して意識、実感されている方が多いようです。

n 【Q2】あなたは前問で答えていただいた不調について、天気痛(または気象病、気象痛と呼ばれることもあります)も原因のひとつだと思われますか?
医師から
天気痛(気圧など)に
関連していると
診断を受けている
医師から
天気痛以外の原因と
診断を受けている
天気痛と
関連していると思う
天気痛と
関連している可能性も
あると思う
わからない
その他
全体 309 4.5% 2.9% 18.8% 34.3% 39.2% 0.3%
年齢 30歳~34歳 39 15.4% 2.6% 17.9% 38.5% 25.6% 0.0%
35歳~39歳 40 5.0% 0.0% 27.5% 27.5% 40.0% 0.0%
40歳~44歳 32 3.1% 0.0% 28.1% 43.8% 25.0% 0.0%
45歳~49歳 46 2.2% 4.3% 10.9% 37.0% 45.7% 0.0%
50歳~54歳 37 0.0% 0.0% 21.6% 37.8% 40.5% 0.0%
55歳~59歳 41 2.4% 4.9% 17.1% 29.3% 43.9% 2.4%
60歳~64歳 37 2.7% 5.4% 16.2% 32.4% 43.2% 0.0%
65歳~69歳 37 5.4% 5.4% 13.5% 29.7% 45.9% 0.0%

※右にスライドすると全集計をご覧いただけます。

天気が悪くなっていく時や、雨の日に症状が起こると実感している人が5割を超える

【Q3】
天気痛との関連について診断を受けている場合、または可能性を感じている場合、その理由はなんでしょうか?
※複数の不調がある方は、もっとも強く感じる不調についてお答えください。

気圧の変化が大きな原因のひとつと言われる「天気痛」ですが、やはり気圧の下がる雨の日や、雨天に向かって気圧が下がっていくタイミングで半数以上の方が不調を感じていました。

台風時など特に気圧が下がる時とあげた方も14%。

理由はわからないとの答えも相当数あって「天気痛」の難しさを感じさせます。

大きな差はないものの、やはり若い世代ほど天気痛への意識、実感が高い(年代別の分析)

30代後半から40代に至る世代に天気痛への意識、実感が高いことがわかりました。

n 【Q3】天気痛との関連について診断を受けている場合、または可能性を感じている場合、その理由はなんでしょうか?
天気が悪くなって
(雨天になる)いく時や、
雨の日に症状が
起こることが多い
台風の時など
特に気圧が下がった時に
症状が起こることが多い
晴れた日には
症状が起こらないから
理由はわからない
その他
全体 179 51.4% 14.0% 10.6% 22.9% 1.1%
年齢 30歳~34歳 28 57.1% 7.1% 25.0% 10.7% 0.0%
35歳~39歳 24 66.7% 16.7% 0.0% 16.7% 0.0%
40歳~44歳 24 58.3% 16.7% 8.3% 16.7% 0.0%
45歳~49歳 23 47.8% 26.1% 4.3% 21.7% 0.0%
50歳~54歳 22 68.2% 4.5% 9.1% 13.6% 4.5%
55歳~59歳 21 14.3% 14.3% 19.0% 47.6% 4.8%
60歳~64歳 19 31.6% 15.8% 15.8% 36.8% 0.0%
65歳~69歳 18 61.1% 11.1% 0.0% 27.8% 0.0%

※右にスライドすると全集計をご覧いただけます。

薬品派とほぼ同率のサプリメント派。なにもしない人が3人に1人も

【Q4】
あなたは天気痛のためにどんな対策をしていますか?

睡眠や生活のテンションをさげてしのぐ方が多いようですが、漢方薬を含む医薬品を服用している方が2割弱。

サプリメント等による体調管理もほぼ同率という結果になりました。

頭痛や肩こりなど、慢性的に生活の質を下げてしまう「症状」が続く天気痛。

まずストレスを軽減し、睡眠の質を高めることが大切なようです。

30代前半が「対策」に積極的。高年代は気持ちもからだもゆったりが基本策(年代別の分析)

処方薬や漢方薬、サプリメントの摂取率を比べて見ると30代前半の方が、そのすべてで最も高いことがわかりました。

n 【Q4】あなたは天気痛のためにどんな対策をしていますか?
医師からの処方薬を
服用している(漢方以外)
医師の処方
または薬剤師のすすめで
漢方薬を服用している
サプリメント等で
体調管理をしている
気圧が下がっていく時は、
あまりストレスのかからない
仕事や生活をする
睡眠をしっかりとって、
カラダとこころを休ませる
何もしていない
その他
全体 179 10.6% 7.8% 16.8% 19.6% 40.2% 34.6% 3.9%
年齢 30歳~34歳 28 17.9% 21.4% 28.6% 14.3% 50.0% 21.4% 10.7%
35歳~39歳 24 4.2% 8.3% 20.8% 12.5% 29.2% 37.5% 4.2%
40歳~44歳 24 16.7% 0.0% 4.2% 8.3% 33.3% 41.7% 4.2%
45歳~49歳 23 13.0% 4.3% 26.1% 21.7% 39.1% 34.8% 0.0%
50歳~54歳 22 9.1% 9.1% 13.6% 22.7% 31.8% 27.3% 0.0%
55歳~59歳 21 4.8% 0.0% 14.3% 28.6% 47.6% 47.6% 0.0%
60歳~64歳 19 5.3% 5.3% 15.8% 21.1% 42.1% 42.1% 0.0%
65歳~69歳 18 11.1% 11.1% 5.6% 33.3% 50.0% 27.8% 11.1%

※右にスライドすると全集計をご覧いただけます。

まとめ

いま、様々なメディアでも話題になっていますが、天気病、気象病とも呼ばれる天気痛は、あくまでも症状であり、病名ではないこともあって、医療機関でも原因として特定されないことも多く、症状と原因の関係がわかりにくいようです。

そこで本人自身が天気痛ではないかと感じているか?また、なぜそう感じるのか?について調査した結果、10人に8人が不調を感じ、そのうち57.6%が、今または最近に天気痛の可能性を実感していることがわかり、調査前の当社の予想を大きく上回る結果になりました。

過去に同様な調査がなく、比較することは難しいのですが、地球温暖化により気象変化が大きくなっていることも原因の一つではないかと思われます。

Recommend
おすすめ記事

調査・リサーチ
コロナ禍で若年層女性の健康意識・消費行動に変化が。コロナ禍の健康に関する意...
調査・リサーチ
女性のニオイは年齢とともに変化する!感じた人62%。女性のニオイに関する調査
調査・リサーチ
幸福度の高い女性の84.2%が『良質な睡眠生活』を送っている。睡眠の質に関する調査
調査・リサーチ
東京女子VS大阪女子 意識が高いのはどっち?長生き願望が強いのは「東京女子」