最終更新日 2022年12月15日
監修:漢方養生指導士・健康管理士・サプリメントアドバイザー 望月 みどり
以前に比べると、 「病気やケガが治りにくくなった」「疲れがリセットできず、たまっていく」「毎日のように肌トラブルを実感する」と感じることはありませんか? それはもしかすると、免疫力が低下しているからかもしれません。 いつまでも健やかな毎日をすごすためには「免疫力」は、とても重要です。 今回は、「免疫力の大切さ」と「免疫力を高める方法」について一緒に考えてみませんか?
免疫力が低下する原因はさまざまですが、 主に、 ● 食生活の乱れ ● 運動不足 ● 質の悪い睡眠 ● ストレス ● 加齢 などがあります。 では、免疫力が低下するとどんなことが起きるのでしょうか。 まずは、口内炎やヘルペス、肌荒れなどを起こしはじめます。 そして花粉症やアレルギーなどの症状、風邪やインフルエンザなどの感染症などにかかりやすくなります。 さらに、ガンや心臓疾患、糖尿病など、さまざまな高リスクの病気にもかかりやすくなってしまうのです。
「免疫力」はどうしても年齢とともに低下していくものです。 だからこそ「免疫力」向上のための行動を起こすことも大切です。 免疫力を上げるには ● 栄養バランスを考えた食生活を続ける ● 質の良い睡眠を心がける ● 体温を上げる ことが大切です。 一番注目したいのが「腸内環境」。 食べものが腸に入るのと同じように、口や鼻から侵入した細菌やウイルスなども入り込む危険性があります。 つまり腸は体内にあるにも関わらず、外界と接する臓器でもあるのです。 そのため、免疫細胞の6~7割が腸内に存在し、細菌やウイルスの侵入に備えています。 食生活が偏ってしまうことで、腸内環境が悪化すると免疫力低下にもつながります。 腸内環境を整えて、免疫細胞が働きやすい環境を作ることが大切です。 腸内環境を整えるには、善玉菌を増やすことが大切です。 乳酸菌が多く含まれる発酵食品を積極的にとることをおすすめします。
実はユーグレナは、免疫力アップの強い味方と言われています。 その理由は大きく分けて3つあります。
みなさまは、「ドべネックの桶」というのをご存じでしょうか?
たくさん栄養素がとれている板は高くなりますが不足している栄養素は板が低いので、その低い板の位置までしか水を蓄えられないという事です。 つまり一つの栄養素だけをたくさんとるのではなく、バランスよく必要な栄養素をとることが大切なのです。 ユーグレナには、59種類の栄養素でバランスよく構成されています。 しかも、栄養吸収の妨げとなる「細胞壁」が、ユーグレナには存在しません。 植物と動物の両方の性質をもった神秘的な生物「ユーグレナ」だからこその特徴です。 バランスの良い栄養がとれることで、基礎が整えられ免疫力の向上にもつながります。
59種類の栄養素の中で「ユーグレナ」だけに唯一存在する「パラミロン」。 「パラミロン」はβ-グルカンの一種で、らせん状の構造になっていて、多数の穴が開いています。 その構造を活かして、まるでスポンジのようにさまざまな不要な物を吸着させ、そのまま吸収されずに外に排出してくれるのです。 その「パラミロン」が腸内をキレイにするお手伝いをしてくれることで、「腸内環境」が整えられ、便秘の解消などにも一役買っています。 免疫細胞の約7割が存在すると言われている腸内。 その環境が整えられることで、免疫力の向上にもつながります。 また、腸内環境が整えられると必要な栄養素の吸収力もよくなります。 まさに、一石二鳥ですね!
腸内環境を整える善玉菌として、乳酸菌やビフィズス菌がよく知られていますが、実は近年、「酪酸菌」にも注目が集まっています。酪酸菌によって腸内で産生される酪酸は、免疫バランスの調整や、インスリン抵抗性の改善による2型糖尿病の症状改善に寄与する可能性が示されているからです。 また、酪酸菌は、長寿の方の腸内に多く存在することから長寿菌とも呼ばれています。 ユーグレナは、腸内に最も豊富な酪酸菌の一つ「フィーカリバクテリウム」の増殖を促進して、酪酸の産生を増やすことがわかっています。 つまり、ユーグレナは、腸内細菌(腸内フローラ)のバランスを整えるプレバイオティクス(腸内細菌の栄養源となり、腸内細菌の増殖を促進する食品成分)としても働くのです。
ユーグレナは5億年も昔に生まれ細胞分裂を繰り返しながら、今も生き続けている神秘的な生物。 その研究は今もなお続けられ日々新しい研究結果が発表されています。 2014年4月17日には、 ユーグレナに含まれる「パラミロン」の継続摂取による免疫バランス調整機能についての研究結果が発表されました。 その内容によると、
とのこと。 「細胞性免疫」と「液性免疫」のどちらかが、過剰になり過ぎると 自己免疫疾患を引き起こしたり、アレルギー反応を誘発する可能性が 高くなります。 つまり、免疫というのは「細胞性免疫」と「液性免疫」のバランスが 保たれることが重要なのです。 上記の研究結果は「細胞性免疫」と「液性免疫」のバランスが 調整されていることを示しています。 ユーグレナが、免疫力のバランスを保つために 重要な働きをしているということですね。 その他にも、
などが発表されています。 いまもなお、研究が続けられてる「ユーグレナ」。 その可能性は無限大です。
これからもずっと健康でいるためには、「免疫力」は欠かせません。 今日から、日々の生活を見つめ直し、行動を少し変えてみませんか? 今日の過ごし方が、10年後の自分を作ります。