正しいプロテインの摂取法とは?
アスリートやボディビルダーの間であっという間に広がったプロテインによる体作り。最近はさまざまな粉末プロテインを毎日の生活の中に取り入れ、美容な健康のために摂取している方が多いようです。その際、一番大きな心配が「太ってしまうのでは?」という疑問。今回はその答えを探しながら、正しいプロテイン摂取法をまとめてみました。
ご存知のとおりプロテインはタンパク質のこと。脂質や糖質に比べて重量あたりのカロリーが低く、プロテインを飲むことが体脂肪が増える(太る)「直接的な」原因になることは、ほとんどありません。
太る可能性があるプロテインの飲み方は
❌ タンパク質摂取に注目しすぎて、肉・魚・卵などの主菜に含まれる脂質を忘れてしまう。
プロテインを継続的に摂取している方は、タンパク質摂取にこだわり過ぎ、主菜が多くなってしまう傾向にあります。主菜や調味料が持つ脂質をつい忘れがちになってしまうと脂質の過剰摂取になってしまいます。主菜の調理になるべく油を使わないなど工夫をしましょう。
❌ プロテインを牛乳に溶いて摂取している場合、その牛乳の乳脂肪分を忘れてしまっている。
プロテインを牛乳で溶いて飲んでいる人もいるのではないでしょうか?牛乳1杯(200ml程度)は約130kcal、たんぱく質 6.6g、脂質 7.6g、糖質 9.6g、炭水化物 9.6gがあります。無視するには多すぎるカロリー、糖質、脂質です。ちょっと飲みにくくなってしまいますが、水で溶かして飲むことも選択肢です。
❌ アスリート専用のプロテインには運動のための糖質が多く含まれていることがあります。
プロテインは多くのプランドがあり、その中でも多くの種類がありますが、太る原因、糖質が含まれているものもあります。とくにアスリート用のものは、激しい運動を伴うことが前提となっているのでかなりの糖質が含まれている場合があります。購入時にはエネルギー量と糖質量を確認しましょう。
プロテイン摂取の際の2つのおすすめ
⭕️大豆(ソイ)プロテインをえらんでみましょう。
プロテインには、牛乳から作られるホエイプロテインとカゼインプロテイン、そして大豆を原料にしたソイプロテインがあります。脂質が比較的少なく、また大豆ペプチドも摂取できるので、女性には特におすすめです。
⭕️一度に大量摂取せず、均等に、こまめにとりましょう
プロテインは一度にたくさん摂取しても効果的ではありません。筋タンパク質合成を高めるためには「一度で大量」は効果的ではなく「一回20~25グラム前後を頻繁に」がすすめられています。ということが言われています。
プロテインの働きはもちろんですが、他の栄養素の役割をそれぞれ理解して、プロテインを上手に利用しましょう。