換気とドアノブの消毒、そしてタオルはNG!
新型コロナウイルスに「家庭内」で感染する人が増えているそうです。長引くコロナ禍の中で唯一のやすらぎの場所であるはずの家庭でさえ、油断できないことにストレスは感じますが、まず無理せずできる対策をはじめて(続けて)感染しにくい家庭内にしたいものです。
今回は今日からできる3つの対策を紹介いたします。
その1 寒くなっても、まず換気
寒くなるにつれ、窓をあけて換気することが「おっくう」になります。
■でも、考えれば「窓を開けるだけ」なんです。できれば複数の窓を同時に開けて、空気の通り道を作って家中の空気を総取り替えしましょう。30分に一回、最低でも1時間に一回。
■就寝時はどうするの?網戸があって、気候がよければ窓を少し開けたまま就寝することもできますが、条件が整わない場合はお風呂(おトイレ)の換気扇を24時間フルタイムで動かしましょう。電気代は1か月300円程度を言われています。安いものです。
ここで注意したいのが、エアコンの「送風」機能です。ごく一部のエアコンをのぞき、送風=換気ではなく、送風は室内の空気を「循環」させるだけです。
その2 ドアノブなどツルツル部分の消毒
WHOによると新型コロナウイルスは、ドアノブなどのツルツルした金属やプラスチック部分では、72時間(3日間)も生き残るそうです。あまり神経質になってストレスを感じることはありませんが、アルコールによる消毒はぜひ続けてみてください。
●ドアノブ ●手すり ●蛇口 ●トイレ水洗レバー ●便座 ●洗面シンク ●テーブル ●スマホ ●タッチパネル
●パソコンキーボード マウス ●受話器 ●リモコン
上記のすべての部分、わたしもアルコール消毒してみましたが、20分ほどで完了しました。面倒そうですが、実は簡単な感染対策です。
その3 共用タオルの廃止
トイレや洗面所、お風呂、意外なところでは台所、そんな場所で拭きタオルを家族共有していませんか?上記のようなツルツル部分に比べ、タオルのような凹凸物では新型コロナウイルスの生存時間はずいぶん短いようですが、手洗い後のタオルを共用することの感染リスクの大きさは容易に想像できます。もしそんなタオルがあれば、いますぐ個別タオルに変更しましょう。なお洗濯による除菌効果は高いので、感染者がでた場合をのぞき、個別洗濯は不要というのが通説です。