カンヌでパルムドール受賞歴をもつ映画プロデューサー奥山和由さんには弊社サプリをご愛飲いただいています。ご縁をいただき、この春公開の話題作「女たち」を弊社も応援しています!
主人公、美咲を演じる篠原ゆき子さんの演技がスゴイ!
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のゴタゴタ。その中で女性理事を「40%以上にしたい」という方針が示された時(実際、実現しましたが)、なにか違和感を感じたのはわたしだけでしょうか?なぜ50%ではないんでしょうか?男性の優位性を保っておきたいという意図を感じられませんでしたか?
まだまだ日本の「女たち」には、ガラスの天井があると改めて感じた40%という数字でした。
ところで、この映画に登場する「女たち」も、このガラスの天井の下で精一杯生きています。それは時に切なく、息苦しささえも感じるほどに描かれています。ちなみに周囲の男たちはなんの役にもたっていません(笑)
その中で、主人公、美咲役の篠原ゆき子さんの演技がとても印象に残りました。彼女は現在、テレビ朝日系でオンエアされている人気ドラマ「相棒」でもキャラの濃ゆい男性キャストの中で、頑張っておいでですが、今回の「女たち」では、なにかガラスの天井が突き破った演技をしていて、圧倒されました。日常を舞台としているからこその難しさがあったと思いますが、見事に主人公、美咲を演じている。存在感あふれる高畑淳子さんに、一歩も引かずパワーバランスを保っている篠原さんの演技が、この映画全体の緊張感を高めているように思いました。
この春【5月21日(金)TOHOシネマズシャンテ他で全国公開】の話題作「女たち」のストーリーをご紹介します。
公式HPより https://onnatachi.official-movie.com/
主人公の美咲は、母の介護をしながら地域の学童保育所で働いている。
東京の大学を卒業したものの、就職氷河期世代で希望する仕事に就くことができず、恋愛も結婚も、なにもかもがうまくいかず、40歳を目前にした独身女性である。
娘を否定しつづける毒母、そんな母に反発しながらも自分を認めてもらいたいと心の奥底で願う娘。そこに「介護」という現実がのしかかってくる。
お互いに逃げ出したくても逃げ出せない。あるとき、美咲が唯一心のよりどころとしている親友・香織が突然命を絶ち、いなくなってしまう。美咲にとって、養蜂家として自立する香織は憧れだった。美咲の心もポキリと折れ、崩壊へと向かっていく。(公式ホームページより)
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