人の顔の表情筋は、他の動物に比べて圧倒的に複雑で、発達しているってご存知ですか?これは微笑む、笑うことで隣人と平和的に生きる、幸せを感じながら生きるという人間の社会的進化によるものだそうです。

ところが最近、マスクをしている時間が長い、また人と会う機会が減っていることで、表情が単純になって、その結果、顔がたるんだり、口周りが老化していることが多いらしいのです。ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、今回は顔の歪みや表情筋にスポットをあてて、簡単な「ステイホーム整顔」を紹介します。

あなたの顔の歪みは?まず3点チェック

鏡の前で次の3点でチェックしてみましょう。1カ所でも左右の高さが違うと「歪み」があると思われます。

チェック1/左右の目尻に指をあて、鏡の前で左右の高さを比べてみましょう
チェック2/左右の耳たぶ下に指をあて、同じようにチェック
チェック3/頬骨の一番上の部分に指をあて、同様にチェック
えー、結構左右の高さが違う!安心してください。ほとんどの方がそう感じるはずですから
まずは咬筋(こうきん)マッサージ

食べ物を噛むために使う筋肉が咬筋です。左右、特定の側の歯で食べることが習慣になっている人は、咬筋の発達が左右対称にならず、顔の歪みの原因になります。また、よく歯を食いしばったり、歯ぎしりが強いと咬筋が凝って、エラがはることもあります。

咬筋マッサージでフェイスラインを整えましょう。奥歯を食いしばった時に盛り上がるところが咬筋です。指でぐるぐると円を書くようにしてほぐします。あまり強くしないで、ゆったりと圧力をかけましょう。左右のバランスが整っていくように思いを込めて、指先に全集中です!

咬筋マッサージのポイントはこのあたりです
次は目や頭、顔全体の凝りをほぐすつぼ押し

眉頭から眉の中ほどにある骨のくぼみ、攅竹(さんちく)というツボです。ここをゆっくり刺激すると、目の疲れはもちろん、頭の凝りにも効果があって、頭皮まで伝わり顔全体を引き締めるうれしい影響があると言われています。また、顔の表情を柔らかくする効果もあります。いまの時期、ぜひおすすめしたいツボケアです。

攅竹(さんちく)は表情を柔和にするツボです

みなさん、マスクの下の微笑みでも、相手には気持ちは伝わるはず。こんな時だからこそ、微笑みを大切にしましょう!

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