見た目は似ているけど、まったく違うユーグレナと青汁。その大きな違いをピックアップしてみました。

青汁は、主に大麦若葉やケール、アシタバ、モロヘイヤなどの緑色の葉野菜を細かくくだき、汁をしぼって作られたもので、最近はパウダーにした製品が中心になっています。低価格のものもあり、手軽にとれる健康食品のひとつ。粉になったものは、見た目、ユーグレナそっくりなんですが、これが全く別もの、つまり似て非なるものなのです。今回は、その違いの中でも「全然違う」部分を2つピックアップしてみました。

かべがあるとない

ビタミン、ミネラルなど、多種多様な栄養素をもつ青汁とユーグレナですが、いくら栄養素があってもカラダに吸収されなければ意味がありません。

青汁の原料になる「植物」は一般的にひとつひとつの細胞の「壁」が厚く(だからこそ、植物自身の健康が守られている)、例えていうと人間の皮膚のような状態で、基本的に外側との栄養のやりとりはできません。栄養素を守るために細胞壁が厚くなっているのです。

野菜はよく噛んで食べなさいといわれるのは、この理由からです。

つまり体内に取り込まれても、栄養が吸収されにくい状態なのです。青汁ほぼ効果なしという研究もありますが、その根拠の一つになっているのがこの細胞壁です。もちろんメーカーは製造段階で努力しているようですから、期待したいですね。

一方、ユーグレナは「細胞壁」自体がありません。ですから吸収率がよく、具体的には93%という研究結果もでています。ビタミン類(13種類)、アミノ酸(19種類)、不飽和脂肪酸(12種類)、ミネラル(9種類)、その他元気成分(6種類)。あわせて59種類の青汁を大きくこえる種類の栄養素を持ち、さらに吸収率も圧倒的なのがユーグレナの特長なんです。

ないものがある

青汁の成分の中で、注目を集めるものとして「植物性食物繊維」があり、その働きによる腸内環境の健全化の期待がありますが、ユーグレナにはその働きを担うものをとして、パラミロンというユーグレナ「だけ」の成分が含まれています。パラミロンはキノコなどに含まれるβ-グルカンの一種ですが、ユーグレナしか持っていません。まさに世界でたったひとつの個性なのです。

栄養の多様性とともに世界中の学者や専門家から注目され、研究が進んでいるパラミロンは一言でいえば「スーパー食物繊維」。つまり従来の食物繊維の働きの通念を「超えた」存在なのです。

ちょっと大げさと思うかもしれませんが、ユーグレナが今後、スーパーフードとさらに注目を集めると言われているのは、このパラミロンの存在が大きいのです。

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