家計への意識が劇的に変わる!

たいしゃくたいしょうひょう(貸借対照表)、そんえきけいさんしょ(損益計算書)って、聞いたことありませんか? これは会社のお金の状態を「たて軸」(特定の日の財布の中身/瞬間)と「よこ軸」(一定の期間内の財布の増減/経過)を見るという基本中の基本なんです。
会社を家計に置き換えると一年間働いて、どれくらい収入があったか?生活費にどれくらい使ったか?そしてその結果、どれくらい貯金は増えてローンは減ったか?がわかるわけです。

お金を「経過」と「瞬間」で見る!この概念がなんとなくでもイメージできると、家計への意識が変わって、あなたの人生設計は「確実」に堅実になるハズです。

家の損益計算書にあたる「家計簿」。できたらきちんと記帳したいのですが、なかなかという方も、今回はまず、いまできる貸借対照表を作ってみましょう。もしかして、家計簿をつけはじめるきっかけになるかもしれません。最初はざっくりな金額でもOKです。とにかくはじめてみましょう!

※会社財務や経理の方は、少し大胆かもしれませんが、より多くの人に資産を負債のバランスの大切さを理解していただく試みですので、どうか大目に見てください

■流動資産/現金や預金、貸しているお金など。プラス現金化しやすい資産のこと(株式などの有価証券)。生命保険の場合は、今、解約したらいくらになるか?
■固定資産/自家用マンションや一戸建て、投資用の不動産などをお持ちの場合は、いま売ったらいくらかを想定した額、車や絵画など現金化できる資産、現在実際に売ったらいくらになるかを想定した金額
上記の金額の総計/資産の部合計A

■いまの時点で払わなければいけないことが決まっている金額/住宅ローンや車のローンの現時点での残金など
上記の金額の総計/負債の部合計B

剰余金(資産の部)/A-Bの金額(マイナスの場合は欠損金とも言う)

 家計バランスシートの例

いかがでしたか?もしA-Bの剰余金の金額が赤字(マイナス)で、会社の場合、その赤字の額が、資本金をこえていれば、その会社は「債務超過(さいむちょうか)」になり、危ない会社と言われます。家計には資本金がないわけですから、債務超過になるケースが多いのですが、今、そうなら、とにかくその状態を脱する努力をしましょう。家計の貸借対照表を改善することは、長い目でみた人生設計にすごく役にたつはずです。

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