新型コロナウイルスの感染、その大きな原因の一つが「家庭内感染」と言われています。家の外で感染した家族のひとりが、他の家族に感染させてしまうことですが、通常、自宅内ではマスクはしないでしょうし、自宅で、つい油断してくつろいでしまうことはしょうがないことかもしれません。

日頃のお掃除に、ちょっとだけでも意識を向けて、家庭内に持ち込まれたウイルスを減らすことができれば、家庭内感染のリスクを低くすることが可能です。

医療現場では、消毒の前に洗浄(お掃除)をして、まずウイルスの数を減らしてから消毒を行います。正しいお掃除は消毒効果を大いに高めるのです。
気をつけたい4つのポイント
ポイント1 トイレ

トイレは長い時間、換気扇をつけていることが多く、家中からの空気とともに、ちりやホコリなどが集まります。それが床に溜まり、細菌が繁殖しやすい環境になっている場合があります。

ポイント2 キッチン

金属に付着したウイルスは生きている時間が長いと言われており、いつも水が流れているキッチンも意外な注意ポイントになります。特に蛇口の水栓は頻繁に触るので、注意しましょう。

ポイント3 洗面所

外出後の手洗い、うがいは感染対策の基本中の基本ですが、それらを行う洗面所は、もっともウイルスが付着している可能性が高い場所です。小まめに清掃、消毒をしましょう。できれば使い捨て手袋を使うくらいの慎重さを持つことをおすすめします。

ポイント4 テーブル(食卓)

食事をしながら会話を楽しむテーブル(食卓)には、家の中でもっとも飛沫が付着、残る場所です。小まめなクロス拭き、アルコール消毒を心がけましょう。

いいお掃除のためのおすすめグッズ
マイクロファイバークロス

繊維が細かいので、小さな汚れ、ほこりをキャッチして放しません。また通常の繊維布巾とは異なり、繊維が出にくいのもメリットです。100円ショップなどで比較的安価で手に入るので、使い捨て感覚で使いましょう。ただマイクロプラスティックとして海洋汚染につながることもあるので、捨て方には気をつけてください。

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