最終更新日 2021年11月9日
監修:PURAVIDA編集部
「今の体型で、自信をもって水着が着れますか?」
40代を過ぎた女性なら、この質問に一瞬ギクリとした方も多いかもしれません。
普段水着は着なくても、毎日の服が、おばさん体型が目立たないよう、ウエストやお尻周りを隠すファッションばかりになっていませんか?
薄着の季節に向けて、今年こそは脱!おばさん体型を目標におしゃれを楽しみましょう!
体型が崩れてしまう原因の一つは、骨盤の歪みにありました。
目次
「おばさん」への分かれ道は体型で決まる?!
年齢は決しては若くはないけれど、「おばさん」と言ってしまうのは何だか申し訳ないほど、美しく年を重ねている女性はたくさんいます。
年齢は同じでも、おばさんというカテゴリーに分類されてしまう人と、年上の綺麗な女性の雰囲気をまとっている人の違いは一体何なのでしょうか?
街角で自分が立っていた場合、周りから見て、「そこのおばさん」になるか、「そこにいる女性」になるかの差は、体全体のシルエットです。
どんなに若作りしても、ぼってりしたお尻、くびれのないウエスト、たくましい二の腕は、おばさん体型の象徴です。
ただ立っているだけで、どっしりと見えてしまい、貫録たっぷりのイメージですね。
例え同じ体重だとしても、姿勢が良く、メリハリのあるスタイルであれば、若い頃ほど頑張って痩せなくても柔らかな雰囲気の美しい女性に見えるものです。
おばさんとして生きていくか、いつまでも女性らしくいるかの分かれ道は、これからの努力次第というわけです。
おばさん体型に崩れてしまう理由
私たちは特に運動をしなくても、静かにしているだけでエネルギーを消費します。
筋肉や内臓の動き、呼吸など無意識のあいだに消費されている最小限のエネルギー量を、基礎代謝と言います。
女性の場合、1日の20代の基礎代謝量は1,180kcalです。
この年代をピークに30代になると1,140kcalと少しずつ減り始め、50代を過ぎると1,100kcalまで落ちてしまいます。
80kcalは、だいたい卵1つ、バナナ1本分です。これが積み重なるとおばさん体型への道まっしぐらです。
さらに40代以降になると更年期の兆しが現れ始め、女性ホルモンの一つ、エストロゲンの分泌量が減少していきます。
エストロゲンには脂肪の代謝を促進する作用があります。
基礎代謝が低下して、太りやすくなっているところにエストロゲンが減少することで、さらに体に脂肪がつきやすい状況に拍車がかかるというわけです。
筋肉量が少ない女性は、このような理由から体を支えることが不安定になり、骨盤の歪みが起こってしまうのです。
NG!骨盤の歪みやすい日常の習慣を矯正しよう!
どんな人でも日常生活で身についてしまっているクセがあるものです。
特に同じ姿勢で長時間過ごすのは、体が歪みを引き起こす原因です。
体に負荷がかかってしまう日常生活のNG習慣をチェックし、今すぐ改善していきましょう!
足を組んで座る
座る時に足を組んで座った姿勢は、骨盤の左右どちらかに負担がかかった状態です。
クセになってしまうことで、骨盤のバランスが崩れて歪んだ状態を引き起こします。
正しい座り方は、前傾でも後傾でもなく、左右対称でまっすぐな状態の骨盤の姿勢をキープすることです。
猫背
座った状態でパソコンをしたり、スマホを眺めたりしている時間は、ひと昔に比べてとても長くなりました。
この間、首が前に出て猫背になった状態になり、骨盤が歪んでしまう原因になります。
骨盤の上に上半身がまっすぐに乗っているのが、正しい姿勢です。
カバンを同じ肩にかけている
通勤や毎日の外出の時に、同じ側の肩にカバンをかけていたり、決まった側の手で荷物を持つ習慣はありませんか?
意識して左右に分散させないと片側だけに重心がかかり、体の軸が傾いてしまうので、骨盤の歪みを引き起こす可能性があります。
リュックを利用するのも、 1つの方法です。
首が傾いている
スマホを見ている姿勢は、先程の猫背に加え、首が前傾姿勢や、左右どちらかに首が傾き安くなるのも特徴です。
画面を凝視している間、ほとんど体を動かすことなく、固まった状態のままでいることで、骨盤が後傾しやすくなります。
とくに腹筋の弱い女性の場合、仙骨あたりを中心に座る姿勢になりやすく、骨盤の歪みが深刻化してしまうので、正しい姿勢を意識し、スマホ時間をなるべく短く切り上げるようにしましょう。
もともと腹筋、背筋の少ない女性は、正しい姿勢をとることを意識しないと、つい楽な姿勢になってしまうことが多かったのですが、近年のスマホの普及でさらに拍車がかかっていることは間違いないでしょう。
今から簡単にできる骨盤引き締め体操
特に器具などを用意しなくても、骨盤を引き締める運動は簡単に始めることができます。
ここではちょっとした空き時間にできる体操をいくつかご紹介しましょう。
①フラフープの要領で腰を回す
肩幅程度に足をひろげ、手は腰に置いた状態で行います。
時計回りに5回、反時計回りに5回、それぞれフラフープを回すような感じで腰を回転させましょう。
腰回りの筋肉のストレッチになります。
ちょっとした休憩時間を利用してやってみましょう。
②骨盤の位置を正す「寝ながらストレッチ」
③骨盤の位置を正す「座ったままできるエクササイズ」
両足を揃えて軽く椅子に座ります。
右肘と左膝頭がくっつくように、体をねじって引き寄せていきます。
反対側も同様に、息をゆっくり吐きながら左右交互にやってみましょう。
スカートの時は、少し気になるかもしれませんが、オフィスで長時間座ったままの時間でも、簡単にできるエクササイズです。
中半身の筋肉をほぐし効果的に鍛えることで、インナーマッスルの強化にもつながり、猫背になりにくくなります。
まとめ
日常生活の中では、つい意識しないと体が楽な状態で過ごすことが多く、その結果骨盤の歪みが起こってしまいます。
左右対称で体の中心に骨盤が位置していることを意識して、ストレッチやエクササイズを取り入れながら、正しい姿勢で生活することを心がけましょう。
PURAVIDA編集部