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花粉症の方必見! 薬だけではない、東洋医学の花粉症対策とは

2024.02.01
美Healthyマガジン

筆者:望月みどり

漢方養生指導士・サプリメントアドバイザー・健康管理士

 

どうして花粉症になるの?

今や日本人の2人に1人がかかる国民病とも言われるようになった「花粉症」。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、毎年つらい症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

 

体の中に入ってきた異物(=花粉)を追い出そうとして起こるのが、花粉症の症状です。

本来、細菌やウイルスなど体に有害な異物が入ったときに働く免疫機能が、

体にとって無害な花粉に対して過剰に反応してしまっている状態です。

 

そのため、花粉症対策には免疫機能を整えることが重要です。

 

花粉症対策は腸内環境がカギ

体内の免疫細胞の約70%が腸に存在すると言われています。

そのため、免疫機能が正常にはたらくかどうかには、腸内環境が大きく関わっています。

腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることが、花粉症の症状の改善につながります。

 

腸内環境を整えるには

 

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□ 善玉菌を含む発酵食品をとる

□ 善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖をとる

□ 質の良い睡眠

□ 適度な運動

□ ストレス解消

 

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花粉症は症状に合わせた対策を
~東洋医学でみる2つのタイプ~

寒タイプ

 

症状をチェック!

□ サラサラした透明な鼻水

□ くしゃみ

□ 鼻がムズムズする

□ 頭痛がある

□ 冷え性

□ お風呂で温まると鼻づまりが軽減される

血行不良・血量不足などが原因で冷えやすく新陳代謝が悪いため、余分な水分や老廃物が体内にたまりやすい体質です。水のように流れる鼻水とくしゃみの連発が特徴です。

 

体が温まる食べ物(ショウガ・ネギ・ニラなど)とバランスのよい食事を心がけましょう。冷気で鼻や肺を冷やさないように、マスクをするのも効果的です。

 

 

熱タイプ

 

症状をチェック!

□ 粘り気のある黄色っぽい鼻水

□ 鼻づまり

□ 目の充血

□ 目や鼻のかゆみ

□ のどや口の渇き

□ 入浴時もすっきりしない

体に熱がこもりやすい体質で、外からの刺激に対して血液が過剰に反応します。目や鼻だけでなく、時にはのどや耳の中、皮膚にまでも痒みが出るのが特徴です。

 

油っぽいものや辛いものなどは体内に熱をこもらせるので控えにして、消化のよいさっぱりとした食事を規則正しくとりましょう。

 

花粉症の強い味方プロポリス

ミツバチが細菌やウイルスから巣を守るために作り出す「プロポリス」をご存じですか?

プロポリスは、抗菌、抗炎症作用に優れ、天然の抗生物質ともよばれています。

 

実は、このプロポリス、過剰な免疫反応を抑えることで、花粉症の症状改善をサポートする効果も期待されているのです。

 

ミツバチの恵みについてさまざまな研究を行う研究所では、プロポリスによるかゆみの減少や鼻づまり発症率の減少などの効果が報告されています。

 

“ プロポリス ”の語源は?

ギリシャ語の「pro=防ぐ」と「polis=都市」からきていて「敵の侵入を防ぐ城壁」という意味があります。

 

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