朝、起き上がれない・・・それは栄養不足かも?
私たちは体を動かすために食べ物から栄養を摂取しますが、
食べ物の糖や脂肪がそのままエネルギーになるわけではありません。
糖や脂肪はさまざまな過程を経て、
ATP(アデノシン三リン酸)という物質に変わり、それがエネルギーになるのです。
このATPが、体中の細胞にエネルギーを与え続けることができないと、
だるさや疲れなどにつながります。
ビタミンB群がカギ!
ATPがきちんと作られるためには、多種多様なビタミン・ミネラルが必要ですが、
その代表格はビタミンB群です。
しかし、普段の食事では不足しがちな栄養素です。
ビタミンB群は水溶性のため、水に溶けやすく、熱に弱いという特徴があります。調理の過程で栄養素が減少してしまうのです。
また、糖質の摂りすぎ、ストレス、お酒の飲みすぎなどは、
ビタミンB群の消費量が大幅に増えるため、さらに不足しがちになります。
ビタミンB群は、現代人にとってたくさん必要であるにもかかわらず、補うのは難しい栄養素なのです。
ストレスからくる疲れにはビタミンC
腎臓の上にある副腎は、
ストレスを感じると抗ストレスホルモンを分泌し、ストレスと戦っています。
ストレスに対抗するために、全身の各組織ではエネルギーが必要となりますが、
このとき血糖値や血圧を上げたり、
脳を覚醒させようとするのが抗ストレスホルモンの仕事です。
その材料がビタミンCをはじめとする栄養素なのです。
特にビタミンCは、ホルモンの材料であるだけでなく、
日焼けから肌を守る、免疫力を高める、
鉄分の吸収を高める、エネルギー作りを助けるなど
体のいたるところで働いているため、不足すると副腎まで回ってこないことも・・・。
そのため、しっかりたっぷり摂るのが肝要です。
休む時間を大切に
疲れやだるさが起こる理由はさまざまですが、
ビタミンB群やビタミンC不足からくることも少なくありません。
とにかくなんとかしたい、というなら、
サプリメントから摂るのがスムーズです。
そして同じくらい大事なのが、休むこと。
毎日が忙しいと、不規則な生活になり、睡眠不足になりがちです。
十分な休息が取れないために疲れがたまりやすくなります。
きちんと体内で栄養が働くためにも、
休む時間を作ることも大切にしてください。