女性の体は女性ホルモンによって支配されている・・・と言っても過言ではありません 。
そのバランスによって体調や心に変化をもたらします。
そんな女性の強い味方なのが「大豆イソフラボン」。
今回は、健康と美に嬉しい「大豆イソフラボン」の力についてご紹介します。
女性の一生に深く関わる「女性ホルモン」
女性の一生は、女性ホルモンに大きく左右されます。
女性ホルモンは、女性らしい体をつくる、女性の生理周期を整える、妊娠するための体をつくるなどの大切な働きをします。
思春期に増加して体の成熟を促し、成熟期には妊娠出産を可能にし、更年期には減少してさまざまな変化をもたらすなど、私たち女性の一生に深く関わり、その時々によって、体や心に影響をもたらします。
「大豆イソフラボン」の秘密「エクオール」
女性ホルモンの影響を受けやすい女性の体の強い味方として有名なのが「大豆イソフラボン」です。
イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」は、腸内細菌によって代謝されることにより「エクオール」に変換されます。この「エクオール」は、イソフラボンのままと比べて、より女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをすると言われています。
「大豆イソフラボン」のすごい力とは?
「大豆イソフラボン」は、大きく分けて、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きと、活性酸素を除去する「抗酸化作用」があります。この2つの働きは私たちに嬉しい影響を与えてくれるのです。
更年期症状の緩和
女性ホルモンの分泌が少なくなり、バランスが乱れることから、体や心に不調をもたらす更年期の症状。大豆イソフラボンは、それらの症状を緩和してくれます。
月経前症候群(PMS)の緩和
生理前の女性ホルモンのバランスの乱れによるイライラや頭痛・肌荒れなどの症状も緩和されることもわかっています。
骨粗鬆症の予防
女性ホルモンの分泌が少なくなると、骨のカルシウムが少なくなり骨粗鬆症になりやすくなります。大豆イソフラボンの摂取は、その予防にもなります。
美肌
抗酸化力にも優れている「大豆イソフラボン」はシミやシワなども改善されたという研究結果も出ています。
大豆イソフラボンを効果的に摂る方法とは?
イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノールの一種で、大豆全体の0.2%~0.3%しかない貴重な成分です。
イソフラボンには大きく分けて「グリコシド型」と「アグリコン型」の2種類に分けられます。
豆腐や納豆、豆乳に含まれているイソフラボンは、体内で吸収されにくい「グリコシド型イソフラボン」です。
一方、味噌や醤油などの発酵食品に含まれているイソフラボンは吸収されやすい「アグリコン型イソフラボン」です。
しかし、味噌や醤油などの摂り過ぎは塩分の過剰摂取にもつながりますので注意が必要です。
「アグリコン型イソフラボン」入りのサプリメントなども上手く活用しながら、毎日コンスタントに摂り続けましょう。