筆者:槙田
シックスセンスラボ カスタマーサポートチーム
日本成人予防協会認定 健康管理士
日本ニュートリション協会認定サプリメントアドバイザー
天候が変わりやすく寒暖差も激しい春は、体や心に多大なストレスが加わり、さまざまな不調につながります。
そんな季節だからこそ、知っていただきたいことがあります。
それが「ホメオスタシス」です。
みなさまは「ホメオスタシス」という言葉をご存じでしょうか?
「ホメオスタシス」は、私たちが健康的に生きていく上でとても重要な働きをしてくれます。
ホメオスタシスとは?
気温や気圧など、場所・時間によってさまざまに変化する体外環境。
その影響は、私たちの体の細胞レベルにまで及びます。
しかし、私たちの体には、体外環境が変化しても体内の環境を一定に保とうとするしくみがあります。
それが「ホメオスタシス(生体恒常性)」です。
例えば、
暑い時は、体温を下げるために汗をかきます。
寒い時は、体温を上げるために体を震えさせます。
これらは全て「ホメオスタシス」の働きです。
気象の変化や周りの環境に自分の体を適応させ、安定した状態を保つため、私たちの体には生まれ持った防御機能が備わっているのです。
ホメオスタシスの乱れは不調の原因に・・・
ホメオスタシスは「自律神経」「内分泌」「免疫」3つの機能のバランスによって成り立っています。
さまざまな外部環境の変化(=ストレス)による影響を受けたとしても、この体内環境のバランスを保つことで健康を維持しています。
しかし、ストレスにさらされ続けると、ホメオスタシスには過度な負荷がかかります。
すると、3つの相互作用が崩れてバランスを失い、さまざまな病気や体の変調を生んでしまいます。
こんな時はご注意ください。
このような症状はありませんか?
□ 疲れやすい、気力がわかない
□ 首や肩がこる、偏頭痛がする
□ 手足がだるい
□ めまいがする
□ 音に敏感になる
□ 寝つきが悪い、眠りが浅い、早く目が覚めて再び寝つけない
□ 心臓がドキドキする、脈がとぶ
□ 食欲不振、胃がもたれる
□ 下痢をする
これらの不調は、私たちの体が過剰なストレス状態にさらされているというサインなのです。
ストレスと上手く付き合う方法とは?
ホメオスタシスが正常に働くために、ストレスをコントロールしたり、ストレスに強い体つくりをすることが大切です。
質の良い睡眠をとる
睡眠の乱れは生体のリズムを崩しストレスに弱い体につながります。
十分な睡眠は時間もさることながら、より質を高めることが大切です。
時間のコントロール
忙しい一日の中で、少しの間でも趣味に時間を費やしたり、音楽を楽しむなど、
リラックスできる時間をもつようにしましょう。
アルコールや薬に頼らない
適量を超える飲酒やお薬は「依存症」へのひきがねにもなり得ます。お薬もお医者様と相談しながら生活の改善とともに上手に使いましょう。
たまには体の内なる声に耳を傾けることも大切です
春は寒暖差も激しく、環境の変化が多い時期。
卒入学や入社、転勤・異動など、ご本人はもちろんご家族の生活にも変化が生じることも多くなります。
ストレスを感じやすく、体調もくずしやすくなる季節です。
頑張ることも多い毎日ですが、頑張りすぎはかえって体に毒です。
時には体の内なる声に耳を傾け、無理をせず、余計なストレスをためこまないよう過ごしましょう。