筆者:野口 はるな
シックスセンスラボ カスタマーサポートチーム
日本ニュートリション協会認定サプリメントアドバイザー
最近、「肌荒れがよくならない」「イライラしやすくなる」「口臭や体臭が気になる」「痩せづらくなった」「体調をくずしやすくなった」というお悩みはありませんか?
もしかするとそれらは「腸内環境」の悪化が原因かもしれません。
「腸活」は、今や多くのテレビや雑誌でも紹介されすっかりおなじみです。
ちなみに腸活とは、人の体に良い働きをする菌を増やすことで、腸内環境を整えることをいいます。
では腸内環境を整えることで、私たちの体にはどんないい影響があるのでしょうか?
今回は「腸活」の重要性と簡単な「腸活方法」についてご紹介いたします。
第二の脳とも言われる「腸」の重要な役割とは?
腸は「第二の脳」とも言われ、脳からの指令がなくても自分で判断して活動ができる唯一の臓器です。
それほど「腸」は私たちの体にとって重要な役割を担っています。
その役割は大きく分けて3つあります。
● 消化・吸収(食べ物の最終消化、栄養素や水分の吸収)
● 老廃物の排泄(蠕動運動により不要な老廃物や毒素を便として排泄)
● 免疫作用の活性化(全身の免疫細胞のうち6~7割が小腸の腸管に集中)
腸内環境が悪化すると、これらの働きがうまく機能しにくくなります。
そうすると以下のような悪影響を及ぼします。
「消化・吸収」の働きが弱まると、食べ物が完全に消化されず、私たちの体に必要な栄養素も体内に吸収されにくくなります。
体に必要な栄養が吸収されなくなると、栄養不足の状態となり体調不良につながります。
健康を考えてどんなに栄養たっぷりの食事やサプリメントを摂っても意味がないのです。
「老廃物の排泄」の働きが弱くなると、腸内で老廃物が腐敗し、有害物質を発生させます。その有害物質は血液に吸収され全身に運ばれてしまい、「肌荒れ」や「口臭・体臭」の原因になるのです。
それだけでなく「ガンの発症」などのリスクも高くなります。
腸は、口や鼻から侵入したウイルスなども常に入り込んでくる危険性があります。
そのため、私たちの体の免疫細胞の6~7割が腸内に存在しています。
つまり、腸内環境が悪いと免疫機能の低下につながるのです。
小腸では、幸せホルモンといわれるセロトニンや精神安定のGABAなどの神経伝達物質が合成されます。もし腸の状態が悪いと、脳神経や自律神経にダイレクトに影響が出てしまいます。
つまり、腸内環境が悪いと「ストレスを感じやすく」なったり「イライラすること」が多くなったりと、メンタル面での影響も及ぼします。
ストレスは腸内環境を悪化させる原因にもなりますので、悪循環となるので注意が必要です。
腸内環境の改善は腸内細菌がカギ!
腸内には、500~1,000種類の腸内細菌(腸内フローラ)が存在し、その量は100~1,000兆個、重さは約1.5kgに及ぶとも言われています。
腸内フローラはバランスが大事で、「善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割」が理想的です。このバランスが崩れると腸内環境が悪くなってしまいます。
今日から出来る!3つのオススメ腸活。
腸内環境が良くなったら、どのように私たちの体に良い影響を与えてくれるのでしょうか?
腸内環境を整えるとこんなイイ事が♪
●便秘が改善する
●お肌がキレイになる
●栄養の吸収率がアップし、体質を改善できる
●ストレスに強くなり、幸せ感がアップ
●免疫力がアップ!
腸内環境を整える為に大切なこと、
それは良い便を作り、毎日きちんと出す力をつけることです。
では、今日からでもできる!簡単な腸活をご紹介します。
善玉菌が多い食品を積極的に摂るようにしましょう。
食べ物からとった菌は、通常3日~1週間ほどで便と一緒に排出されてしまうので、毎日摂取するようにしましょう。
また、食物繊維やオリゴ糖は、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やしてくれます。積極的に摂ることをおすすめします。
朝、目覚めてすぐに水を飲むと、腸の働きが活発になります。
コップ一杯(200~300㎖ほど)のお水を、勢いよく一気に飲むことがコツです。
また、朝ごはんも胃や腸が直接刺激されスムーズなお通じを促します。
少量でもいいので、食べる習慣をつけ、腸のリズムを整えましょう。
運動不足は便秘の原因にもつながります。
できるだけ階段を使ったり、ストレッチをするなど、こまめに身体を動かすことを意識しましょう。
腸内環境を整える為にはこんなことにも注意を・・・!
・食事はよく噛んで食べる。
・栄養バランスのよい食事を。
・過剰な糖分の摂取は避ける。
・アルコールの飲み過ぎに気を付ける。
・ストレスを溜めこまない。
毎日の生活習慣を見直して、改善できそうなところは改善してみましょう。
まとめ
腸内環境の悪化は、私たちの体に様々な悪影響を与えます。
しかし、食事や生活習慣を少し見直すだけでも、腸内環境は変わります。
5年後、10年後の美と健康のために・・・まずは今日からできることから、始めてみませんか?
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