ユーグレナの継続摂取により、免疫伝達物質の産生が促進され、
インフルエンザ症状が緩和される効果示唆が確認されました
毎年世界中で流行が見られる、急性の呼吸器感染症。日本でも毎年冬になると感染者が急増し、学校では学級閉鎖が起きる事も。
予防するには、うがい手洗い、マスクの着用、さらに体の抵抗力を高めるために十分な睡眠や栄養を摂ることも大切です。
もし感染した場合の治療薬としては
・オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル等)
・ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)
・ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)
・ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)
・アマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル等)(A型にのみ有効)
・バロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)
などが挙げられます。
参考:厚生労働省「インフルエンザQ&A」
学校や会社は必ず休まないといけない上に、人に感染させてしまう可能性が高いインフルエンザ。
なんと!ユーグレナを事前に摂取していたマウスは、症状が緩和されていた、という研究結果が報告されています。
インフルエンザウイルスが減少
- 対象:ユーグレナ粉末・パラミロン粉末を経口摂取させ、インフルエンザウイルスを投与したマウス
- 期間:2週間
【結果】
ユーグレナ粉末やパラミロン粉末をあらかじめ食事で与えられていたグループは、コントロール群に比べ、サイトカイン(※)6種の分泌量が有意に上昇し、サイトカイン1種においては分泌量が高値となることが確認されました。
サイトカインの分泌量増加により
⇒免疫細胞が活性化し、インフルエンザウイルスの排除が促進されることでインフルエンザ症状の緩和効果を有することが示唆されました。
※出典:オランダの学術雑誌「Biochemical and Biophysical Research Communications (BBRC)2017/9/30オンライン版
※サイトカインとは
細胞から分泌される低分子のタンパク質で生理活性物質の総称。 生理活性蛋白質とも呼ばれ、細胞間相互作用に関与し周囲の細胞に影響を与える。
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