筆者:槙田
シックスセンスラボ カスタマーサポートチーム
日本ニュートリション協会認定サプリメントアドバイザー
日本成人病予防協会健康管理士一般指導員
問題です。
Q. だる~い夏、その原因としてあてはまるものはどれ?
1. おにぎり、麺類など炭水化物に偏った食事。
2. 熱中症対策としてスポーツドリンクの飲みすぎ。
3. アイス・ジュースなどのとりすぎ。
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答えは、「全部」です。
この3つの共通点は、ずばり「糖質」。
実は糖質のとりすぎが、夏バテの原因の1つになっています。
今回は、だる~い夏を解消!
夏バテの原因と対策方法をご紹介します!
夏バテを引き起こす原因とは?
体がだるい、食欲がない、疲れがとれにくい・・・
夏バテは私たちの生活に支障をきたします。
「夏バテ」の原因はさまざまです。
● 高温多湿が続くことで起こる発汗の異常
● 室内外の温度差による自律神経の乱れ
● 日焼けや熱中症の心配による運動不足
● 冷房や冷たい飲食による体の冷やしすぎ
● 熱帯夜での睡眠不足
など
糖質のとりすぎにも注意が必要!
特に注意したいのは「糖質」。
暑い夏は、実は糖質をとりすぎてしまう傾向があります。
食欲の低下からのどごしのよい麺類、パンやおにぎりなど炭水化物に偏りがちです。
また冷たいジュースやアイスなどの甘~い誘惑にも負けてしまいやすいですよね。
これらの夏特有の食生活には糖質がたっぷりなんです。
なぜ?糖質が夏バテの原因になる理由とは?
ビタミン
糖質は大切なエネルギー源です。
しかし、糖質をエネルギーに変えるには「ビタミンB1」が必要不可欠。
糖質をとりすぎると、ビタミンB1が枯渇し、エネルギーに変えることができなくなります。
その結果、だるくなったり疲れが取れにくくなってしまうのです。
ビタミンB1は水溶性のため汗や尿としても排出され、不足しやすい栄養素です。
特に日本人はビタミンB1不足が多いと言われています。
積極的に摂るように心がけましょう。
血糖値の急上昇
糖質を摂取すると血糖値は上昇します。
すると、血糖値を下げようとインスリンが分泌され、血糖値が急降下します。
この時、疲労感やイライラ、眠気が襲います。
そしてそれを避けようと、また「甘いもの(糖質)」が欲しくなる・・・という悪循環が生まれるのです。
特にご注意いただきたいのが、清涼飲料水や野菜ジュースなどの飲み物。飲み物の糖質は吸収されやすく、血糖値を急上昇させます。
熱中症対策としてよく飲まれる「スポーツドリンク」も例外ではありません。
実はスポーツドリンクは、糖質たっぷりの飲み物。
倒れないために飲んでいるはずが、反対に体調を悪くしている原因になっているかもしれません。
水分補給は、「スポーツドリンク」だけに頼り過ぎないようにしましょう。
栄養バランスの良い食生活で、夏バテ知らずに!
最近は糖質というと肥満のイメージが強いですが、糖質のとりすぎは夏バテを始めさまざまな悪影響を及ぼします。
糖質は私たちの体には必要な栄養素ですが、夏の食事には隠れ糖質がいっぱいです。知らぬ間にとりすぎてしまっていた・・・ということもありますのでどうぞお気を付けください。
暑い夏は、食生活や規則正しい生活をつい疎かにしがちですが、暑いからこそ意識していきたいですね!